大阪府 公立高校入試 外部検定利用状況

2020年9月18日

 9月も後半。そろそろ高校入試を控えた中3生にも緊張感が漂う季節となってきましたが、大阪府では英検のみなし得点制度というのが2017年度入試より導入され、例えば英検2級を持っていれば、入試当日の英語の試験90点満点の8割、つまり72点と、実際に取った点数の高いほうが採用される、というシステムが採用されています。 初年度の利用者数は344名と少なかったのですが、毎年増加しています。

大阪府教育委員会の発表によりますと、2020年入試ではその制度を利用した受験生は1620人(それ以外に帰国子女などで30人が利用していますので、合計では1650人)でした。大阪府の公立高校受験者は3万7千人ほどですので、割合にすると受験者全体の4%ほどと少数派ですが、北野高校では468名の出願者のうち、297人、つまり63.5%が利用しているなど、学校によっては高い割合になっています。

というわけで、事前に英検などの外部検定を取得しておけば、その「みなし得点」が確保できるわけですから、2年生以下の学年でも検定に取り組むことは有利だといえるでしょう。 大阪府の場合はこの制度として使える検定は TOEFL iBT /  IELTS /  英検 となっています。自分に向いた検定に早めに挑戦しておきましょう。