11月11日、大阪府教育庁より、2025年度入試(令和7年度)の募集定員が発表されました。
まず全体としては1535名減少の3万6525名となっています。2023年度入試から2024年度入試では約500名の定員増加によって多くの定員割れを招きましたので、今年は当然ともいえる修正でしょう。今年度は定員増加の学校はありません。統廃合される工業科などの実業系や全日制以外の学科を除いた118校について、旧学区別に集約してみました。
各学区内で大まかに難易度順に並べています。
【旧1学区】

昨年度定員割れとなった槻の木、桜和、渋谷、阿武野、北摂つばさは240名の定員を維持です。一方で吹田東、豊島、東淀川は昨年充足したのに1クラス減となっています。そんなに弱気にならなくても大丈夫だと思うのですが。福井は昨年1クラス減をしたばかりで、これ以上定員を絞り込むと時間割編成上無理が出てくるのでしょう。現状維持です。
【旧2学区】

昨年度は平均倍率が1.01と、高校にとっては大変厳しい、受験生にとってはラッキーな数値となったこの地域ですが、今年は学区合計で6クラス(240名)減とするなどあまり大きく定員を絞り込んでいません。旧大阪市立の3校は移管される際、定員を維持したままでしたので、1年遅れての調整といった感じでしょうか。この3クラス分を除くと定員を減らすのは統廃合が既に発表されている大正白稜を含む3校のみ。今年も平均倍率は低くなりそうです。(続く)