千葉県の高校別大学合格実績ランキング2021(首都圏国公立)

2021年5月13日

大学進学実績のランキングを作ってみると、首都圏では学校数も多い東京都の学校が上位にランクインするわけですが、県立を中心に進学実績の高い学校も多数存在します。というわけで、まず一つ目は、首都圏の国公立(東大~横浜市立大)の合格者数合計÷卒業生数でランキングを作成してみました。(元のデータはサンデー毎日4月18日号で、学校が現時点で公表している結果と異なっている場合もあります。ご了承ください。)

1位は東大の合格者数でも有名な渋谷教育学園幕張。この表には入れていませんが、京大や北大など旧帝国大学にも合格者が出ていますので、半数以上の卒業生が難関国公立に進学しています。2位は県立船橋、旧制中学校をルーツに持つ、昨年100周年を迎えた伝統校ですが、SSHにも指定され、理数科にはSS自然教室という宿泊学習(去年は中止)があるなど、体験型の学習にも力を入れています。この4月には台湾の学校とオンラインで英語での交流会を行ったようです。3位は県立千葉。こちらも140年以上の歴史を持つ超伝統校です。1クラスの中学校も併設していますが、競争率は10倍以上。またその分高校からの募集定員が少なく高校入試でも、最難関となっています。このランキングでは3位ですが、京大や国公立の医学部への進学者も多く、各界の著名人も多く輩出しています。4位は千葉大ランキング1位の千葉東。旧制女学校をルーツに持つ伝統校ですが、千葉大学の西千葉キャンパスと徒歩5分ほどということもあり、大学の講義を受講することも可能な高大連携が行われています。5位は私立の市川。こちらは元男子校でしたが2006年に共学化したマンモス進学校です。私立の進学校ですから受験指導に特化しているのかと思えば、SSHとしての課題研究や海外研修、リベラルアーツゼミなど、多彩な学びが特徴的です。卒業生の10%ラインまでの14校では私立が5校、県立が9校と、県立が強いのは確かです。(続く)