1911年、阪神御影駅の北、御影師範学校の南に、現在の理事長の祖父にあたる実業家の方が開いた「報徳実業学校」がこの学校のルーツです。その後「報徳商業学校」となり1932年に青谷の、現在神戸海星中高がある場所 に移転します。 神戸海星中高の斜め向かいに神戸市立葺合高校がありますが、そこは当時神戸大学のルーツの一つである高等商業学校でしたので、絶好のロケーションだったわけですね。因みに御影でお隣だった師範学校も住吉に移転したため、その場所は神戸市立御影工業高校となりましたが、2004年に神戸市立神戸工業高校と統合移転(市立科学技術高校)となり、今ではその跡地には商業ビル(御影クラッセ)が建っています。話が逸れましたが、青谷の報徳商業学校は戦時中の政策によって一時工業科に転換しますが、その校舎は空襲で焼失してしまいます。そこで戦後間もない1947年に武庫川沿いの松林だった現在地に移転し新制高校として再スタート、中学募集も開始しています。113年前の開校以来現在も一貫して男子校です。
2024年度入試で京都大学をはじめとする国公立大に26名、関関同立に83名、産近甲龍に172名合格するなど、進学校としてもすぐれた実績を出しつつ、スポーツも盛んで強豪クラブが複数あります。
昨年度、全国大会に出場したクラブは【中学】少林寺拳法、バスケットボール、【高校】相撲、柔道、弓道、少林寺拳法、水泳、硬式野球、軟式野球、ラグビー、バスケットボール、卓球となっています。阪急電車でガタイの良い男子が行儀よく登下校している姿をよく見るわけだ。

とごちゃごちゃ書きましたが、その報徳学園中学校のオープンスクールが開催されます。小学生男子は一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
ところで、この報徳学園と先に校地の歴史で出てきた神戸市立科学技術高校は弓道の強豪同士で、県大会で鍔迫り合いになることも多いのですが、時空を超えた因縁の対決!というわけです。