【新規】親和中学校 プレゼンテーション入試

2019年7月25日 木曜日

以前このエントリーでも紹介した神戸市灘区の大きな女子校、親和中学校から入試に関するニュースが届きました。3年前に適性検査型入試を導入、昨年からは英語を中学入試の選択科目に加えるなど、入試改革を積極的に推進している学校ですが、次年度入試ではさらに「プレゼンテーション入試」を導入するとのことです。ひとまず初年度は総合進学コースのみ若干名専願のみという募集です。

通知表や各種資格・検定なども点数化して加点するとのことですので、自己推薦型入試に近いのですが、なんといっても60秒程度の日本語でのプレゼンテーションで決めるというわけですから、受験する方も戸惑うと思います。しかし、さすが親和、そのための「模擬プレゼンテーション入試」を11月下旬~12月上旬に予定しているそうです。さらにそれまでの学校説明会では在校生による「プレゼンテーション」の参考動画を見ることができるそうです。

 

お題ももう決まっています。

「私の得意なこと」

「私の長所」

「私の夢」

のうちいずれか、とのことです。

 

詳細は学校ホームページをご覧いただければと思います。

大阪市立 水都国際中学校 オープンスクール

2019年7月24日 水曜日

この春大阪南港に開校した「大阪市立水都国際中学校」では、新中1が学んでいますが、数学や理科も英語で授業をするという、公立とは思えない進んだ考えの学校です。

定期テストも理科はCBT(紙の代わりにコンピューターやタブレットを使って行われるテスト)で行われ、半分は英語での出題で、しかも細胞内組織に関する問題は高校の生物レベルであるなど、刺激的な教育活動が行われていることがうかがわれます。

というわけで、8月末にこちらのオープンスクールが行われます。どのような学校なのかを直接確認してみてはいかがでしょうか。


【大スクープ】賢明学院中学高等学校が関西学院の係属校へ

2019年7月22日 月曜日

以前このエントリーでも紹介した、ミッション系の共学校である堺市の賢明学院が、先週木曜日に関西学院大学と提携にかんする調印が行われたと発表されました。

現段階で発表されている内容によりますと、理工系の学部に70名の推薦枠が確保できたようです。

それに伴ってコースも再編されますが、高校の「関西学院大学特進サイエンスコース」は35名2クラスで編成されるそうですので、このコースに入ると全員関西学院大学に進学できるということになります。

また中学校も2コース制となりますが、その中の「理数コース」が実質「関学コース」となりそうです。

私立中学校入試では、まだ先の見えない大学入試改革に伴う混乱を心配してか、関西では関関同立附属や係属校へ受験生が集まる傾向にありますので、今後の志望動向には注意が必要です。

【おどろきの】須磨学園中学校の併願先は夙川中学校【募集要項】

2019年7月17日 水曜日

今春の須磨学園の大学合格実績についてですが、京都大学24名。この数値は兵庫県下では甲陽の49名、灘の48名、長田の27名に次ぐ実績で、もはや進学校として疑う人はいないと思いますが、今年からこの法人が夙川中学校・高等学校の運営も行うことになりました。

この「夙川中高」はかつて西宮市の閑静な高級住宅地、甲陽園の駅の近くにあったスポーツも盛んな女子校である「夙川学院」でした。2016年にポートアイランドに移転、共学化しましたが募集的にも厳しく、どうなるのかなと心配しておりましたが、今回神戸学院大学と校地を交換するような形で次は兵庫区の会下山(えげやま)に再移転し、校名も「学院」がなくなり「須磨学園・夙川中学校・高等学校」として再出発を切りました。(「夙川学院」と区別するために「須磨学園・夙川中学校」を省略して学校の先生方は「スマシュク」と呼んでいます。ということは今までの須磨学園は「スマスマ」でしょうか。懐かしいです。

それはさておき中学入試で驚きの募集要項が発表されました。

夙川中学校の1月18日午後入試を「須磨学園中学校」で行うとのことです。つまり、午前中は須磨学園を受験して、同じ校舎で午後は夙川中学校を受験できるというわけです。しかも、夙川中学校の入試問題も須磨学園の先生が作成するとのこと、つまり難易度は変わるでしょうが傾向は同じなので、別の対策も必要ないという優しさです。また、そのあとの日程を連続して受験すれば次第に加点されていくというシステムも・・・。これで須磨学園受験生がこの2校以外を併願受験する確率は下がることでしょう。なかなか素晴らしいアイディアですね。

7年後の夙川高等学校の大学合格実績が楽しみでもあります。

★学校説明会に行って来ました!(百合学院中学校高等学校)

2019年7月16日 火曜日

尼崎市東部、大阪府豊中市と1キロメートルほどの場所にある女子校である【百合学院中学校高等学校】の学校説明会に参加して来ました。

幼稚園、小学校も併設されているこの学校は、募集定員がそれほど多くはない学校ですが、そのサイズ感を生かしたきめ細かい生徒指導が特徴的な学校です。中1から始まるキャリア教育、キリスト教の教えをベースにした心の教育、世界平和や環境問題に関する探究授業など、一人ひとりにしっかりした人生設計に役立つ内容を教育されている印象でした。

会の始まりは、在校生による英語での学校紹介。続いて、大学進路実績の説明。国公立大、有名私立大に進んでいることを紹介され、卒業生全体の約34%が公募推薦、約26%が指定校推薦で入試を受けているとのことでした。進学先は4年生大学に77%、短期大学に12%の生徒が進級したそうです。

新テストを視野に入れた思考力育成にも力を入れています。特に[探究]の授業に力を入れておられ、高1で週1コマ、高2で週2コマをあてて段階的に「答えの無い問題」(地球温暖化や国際問題など)に取り組む力をつけています。また、基礎学力育成も通信添削を行うなど中学生の段階から重視しています。これら詳細については、是非、オープンスクールなどに参加して体験してみてください!

★学校説明会に行って来ました!(梅花中学校高等学校)

2019年7月12日 金曜日

大阪府の北摂豊中市、阪急宝塚線・豊中駅や大阪モノレール・少路駅からはスクールバスで通える女子校【梅花中学校高等学校】の学校説明会に参加して来ました。

1878年(明治11年)に創立した学校で、現在では大学進学からキャリア教育まで幅広い指導を実施されています。近年に大学進学を目指す『アドバンスコース』と将来のキャリアを目指す『リベラルアーツコース』を設定されました。それぞれのコースで多彩な指導が用意され自分が目指す将来を実現するのにピッタリの内容を学べるようになっています。

学校の特徴としては、やはり以前に[英語科]が設置されていたノウハウを活かし、近年の英語需要に満足できる施設の充実と指導が用意されているのが印象的です。

「English Only Space」という英語専用エリアや食堂ではCNN放送が、中庭ではBBC放送が流れているそうです。

是非、オープンキャンパスに参加して充実した設備と指導を体験してみてください。

★学校説明会に行って来ました!(大阪薫英女学院中学校高等学校)

2019年7月11日 木曜日

阪急京都線正雀駅が最寄りの女子校【大阪薫英女学院中学校高等学校】の学校説明会に参加して来ました。

説明会の冒頭には、バスケットボール部選手が登場!全国レベルの生徒が会を盛り上げてくれました。

『薫英』と言えば、スポーツと英語留学&英検の印象でしょうか?スポーツ面では、駅伝やバスケットボールは有名です。英語留学については、20年以上の歴史を持つ約1年間の留学で有名です。近年では、留学や英検取得者に取り組んでいる学校も増えていますが、やはり薫英女学院の留学は日本人がその学校に1人か2人という、徹底した環境を用意し、その結果毎年在学中に英検1級取得をする生徒を生み出すなど、その効果は他校を圧倒するものがあります。

それに加えて、今回の説明会では、就任2年目の校長先生による『育成プログラム』の紹介でした。特徴的な指導者の取り組みとして、生徒が中1⇒中2⇒・・⇒高3と学年が進むにつれて指導する先生方の生徒指導の目標を変化させている点が挙げられ、その目的や背景についても詳細に説明されました。非常に興味のある内容でしたので、今後もその取り組みに期待したいと思います。

生徒さん方が生き生きとお互いに教えあいをしながらチームワークで英検や定期テストを乗り越えていく様子も是非、一度見ていただきたいものです。

清風中学校高等学校にお邪魔しました!②

2019年7月5日 金曜日

昨日に続けて、清風中学校高等学校のご紹介です。

2つ目の魅力は、体操部専用体育館です。中央棟の6階の扉を開けると滑り止めの白い粉がふわーと舞う空間が広がります。まだ誰もいない空間でありながら躍動する生徒の姿がリアルに浮かぶようです。この学校からは世界レベルの体操選手を14名輩出しており、さらにそのレベルの生徒(選手)が育っているそうです。2020年東京オリンピックに向けては体操界も新旧交代様相です。是非とも代表選手を…と期待が膨らみました。

最後は、食堂です。ここ「清風食堂」は自然栽培米を使い、食材も手間暇かけて育てた作物を卒業生やそのご家庭等の御協力により低価格で提供されているそうです。価格も最高390円まで。育ち盛りの男子生徒のためご飯・麺類は大盛もできるそうです。(+50円)

清風といえば生徒数の多い「マンモス校」ではありますが、生徒個人に向き合ったきめ細かな指導・きっちとした生徒指導が印象的でした。

またの機会に、文化部の魅力もうかがいたいと思いました。

清風中学校高等学校にお邪魔しました!①

2019年7月4日 木曜日

上町台地に建つ【清風中学校高等学校】にお邪魔してきました。地下鉄谷町線谷町九丁目駅から徒歩7分程。近鉄上本町駅より徒歩3分で到着する大阪市内にあって通学の利便性も高い学校です。その都会のど真ん中に約3,000名の生徒を収容する3棟の校舎は圧巻です。特に4車線の道路をまたぐ渡り廊下である歩道橋は存在感がありました。

今回は、3つのポイントを見学させていただきました。

まず1つ目。大学入試を見据えた学習指導の一つして、【国語力アッププロジェクト】が行われています。その具体的な内容として「読書感想文指導」「小論文指導」が中学1年生~高校3年生まで続いていきます。今回はその前哨戦的なものとして書写指導の添削を見せていただきました。キッチリと写す。正確に写す。時間内に写す。その全てが完璧になることを目指して何度も何度も書く練習をしているということです。

この個人指導部屋の横には、アクティブラーニングを行う部屋があり、独特な机を使用して3人一組で実践されています。内容についは、綿密に計画された内容で緻密に取り組みそして結果(成果)を出すプログラムが用意されています。

その後は、図書室も覗かせていただきました。(チラシに掲載されています。)

 

2つ目は・・・。明日お伝えします。

2019年度大学入試 高校別実績ランキング(近畿総合・早慶上理編)

2019年7月3日 水曜日

最後に今まで紹介した全部の地域を合計して、早慶上理ランキング(占有率10%以上)を紹介します。


※クリックで拡大します

 

データのある近畿圏全563校のうち10%以上はわずか18校。3%程度です。その18校のうち、15校が私立ですから、公立高校生に首都圏の大学を勧めても反応がない可能性が高いと言えます。そんな中で神戸高校、大教大附属池田、北野高校といった京大ランキング上位校は首都圏も含めて広い範囲から大学選びをしている様子もうかがえます。因みに早慶上理MARCHの9大学の合格実績が0の高校は294校。つまり52%の高校からは首都圏の大学には関心を示していないことになります。というわけで、

関西8大学大研究+関東主要大学進学ガイダンス

https://www.kaisei-group.co.jp/freestep/event/800

 

を開催します。地理的条件にとらわれず、いろんな大学から自分に合っていそうなところを探しましょう。お待ちしております。