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開成教育グループ


同志社中学校 【オンライン】個別相談

2021年10月11日

以前このエントリーで、2023年度より2教科入試も導入するという話題を紹介した、京都市左京区岩倉にある同志社中学校の個別相談会についてです。今回の個別相談はオンラインでの実施となります。 チラシに添付のQRコードをスマホに読み込みますと、空席状況が一目でわかる表が現れます。非常にわかりやすいです。コロナ禍第5波は収まりつつありますが、在校生の通学範囲も広い学校ですので、オンライン方式はありがたいですね。

奈良大学附属高等学校 出願時の注意

2021年10月8日

奈良にお住まいの方にとっては当然なお話ですが、奈良県にある国立大学は「奈良教育大学」と「奈良女子大学」の2つ。公立大学は「奈良県立医科大学」と「奈良県立大学」の2つです。「奈良大学」は「県名+大学」という名称ですが、1969年に設立された私立です。

この奈良大学の母体である1925年に設立された「南都正強中学校」をルーツに持つ「奈良大学附属高等学校」についてのお話です。(と書きながら思いましたが、奈良大学の方が後でできているのだから、「奈良県正強高校附属大学」にしようという議論があったかも)

入学時から特進コースⅠ類・特進コースⅡ類・文理コース・標準コースの4コース募集となっており、出願時に選択するわけですが、ちょっと注意しなくてはいけないのが、特進コースⅠ類と特進コースⅡ類は併願、つまり回し合格はなく、どちらかを選択。それぞれの基準点に達しなかった場合は文理コース、標準コースといった第2志望のコースに回し合格になるというシステムです。つまり、特進コースⅠ類と特進コースⅡ類はどちらかを選択する必要があります。理由を聞けば納得なのですが、実はⅠ類は部活ができません。つまり部活をするつもりがあるか、無いかを受験時に決断させるというわけです。進学校としての実績もぐいぐいあげているこの学校の覚悟を感じさせる入試制度なのでした。

因みに近鉄京都線「平城」駅(大阪方面からのアクセスですと大和西大寺から1駅)から徒歩10分ですので、通学圏は広いと思います。詳しくは学校HPをご覧ください。

【大阪】大谷中学校、中学入試説明会

2021年10月7日

実際に受験生を集めてのイベント開催は、何かと制約の大きい日々が続いておりますが、大阪の大谷中学校で、今月末に開催される「中学入試説明会」は「ミニ文化祭」が併設される見込みです。今年受験の6年生はもちろん、5年生、4年生でも楽しめそうです。お申し込みは10月12日(火)正午、受付開始となっています。お楽しみに。

聖心学園中等教育学校 入試チャレンジ・セミナー

2021年10月6日

昨年の今頃もこのエントリーで紹介した奈良の「聖心学園中等教育学校」から、今年も入試関連イベントの案内が届きました。昨年の記事はこちら→聖心学園中等教育学校 入試関連イベント « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

「聖心入試チャレンジ」というプレテストと、その問題解説と入試対策セミナーを無料で受けることができる、というイベントです。大きな学校ではありませんが、国公立大学への進学率も高いこの学校、高校からの募集はありませんので、小学6年生の皆さん、是非「チャレンジ」してみましょう。

明星中学校 プレテスト

2021年10月5日

関西の私立中学校入試に関して、10月~11月にはプレテストの実施が集中する時期となります。プレテストとは学校が、自校の入試問題に似せた練習問題を作成して、本番と同じ時間で行うテスト会なのですが、年々実施校は増えており、明星中学校も「チャレンジ」という名前で実施していたテスト会を「プレテスト」と格上げした、本番さながらのテスト会を開催しています。その学校を第一志望にしている生徒はもちろん、そうでなくても緊張感のある環境での練習試合に参加する事には大きな意味がありますので、中学受験男子は是非ご参加を。

開成進学フェアオンライン2021 終了しました

2021年10月4日

開成教育グループ主催の「開成進学フェアオンライン2021」無事終了いたしました。今年は例年に無く多くの受験生・保護者に見ていただいたようで大変うれしく思います。 ご覧のように、トップページのアクセス数は2万超!オンライン恐るべしです。ご協力いただいた学校の教職員の皆さん、ありがとうございました。

開成進学フェアオンライン まもなく終了

2021年10月1日

過去最高ののべ来場者数を記録した開成進学フェアオンライン、まもなく終了します。

多くの動画コンテンツを用意しましたが、合計視聴時間が1時間以上のご家庭も多く、外出しにくい昨今、進学情報、学校情報に対する関心の高さが感じられるオンラインイベントでした。また、地域の偏りなく多くの塾生にも見てもらえたようでした。

メイン画面の成長する「木」。養分は学校紹介ページへの訪問数や動画再生などのアクション数です。最初は双葉からスタートしましたが、ちらほらつぼみが付いてきました。今週末には開花するのでしょうか。楽しみです。正確には10月4日(月)午前10時に特設サイトは終了します。

大阪府の公立高校改革は成功したのか(その2)

2021年9月30日

関西の難関私大、「関関同立」の実績変化も見てみましょう。1位は難関10国立大でもランクインしていた春日丘高校。学区の統合により、TOP10高への流出が考えられそうなものですが、こちらの学力層も多く留まっていることがわかります。ちょっと、本題から外れますが、3位の大教大池田は国公立の実績は下がっていますが、関関同立は倍以上に増えています。9位の槻の木高校は島上高校と高槻南高校を統合し、島上高校の校地に19年前に生まれた学校ですが、そのリニューアルが成功した例だといえるでしょう。ここでも私立高校も負けていません。関関同立の実績も伸ばしてきている私立が4校ランクインしています。

ここでは学校名は出せませんが、逆に減っている学校のリストを作ってみると、英語に強いイメージの学校が目につきます。2001年当時は私立独自の英語教育、国際理解教育の充実が進学実績にも現れていました。今では英検の低年齢化や公立高校でも海外研修を取り入れるなど、相対的にその優位性が下がっているとも考えられますが、大学との協定があるなど一般入試まで頑張らなくても良いシステムが整備され、むしろ大学進学には強くなっている学校もある、という事は付け加えておきます。

このように見てくると、難関国立大に関しては、私立も頑張っています。関関同立に関しては戦い方が違うだけで、公立が優勢なわけではありませんよ、という事ではないでしょうか。というわけで、公立高校第一志望の受験生も、私立も含めて広い範囲から受験校を探してみましょう。

大阪府の公立高校改革は成功したのか(その1)

2021年9月29日

マスコミによる進学校比較の記事を時々目にしますが、大阪の高校に関する記事では2007年からの橋下府政の元、2011年の進学指導特色校の指定や2014年の学区撤廃など、一連の改革で大学進学に特化した一部の公立高校に受験学力の高い生徒を集めることができ、大学進学実績向上に成功した、という論調が多いように思います。そこで、20年前の2001年の毎日新聞社「高校の実力2001」のデータを元に、比較の表を作ってみました。

まず、旧帝国大学7大学+東工・一橋・神戸を足した「難関10大学」で比較してみました。実数比較だと学校の卒業生数による影響が大きく出ますので、まず、それぞれの年度の卒業生数で実績数を除した「率」を計算し、その差でランキングを作りました。

北野高校は146→214、豊中高校が0→90。20年前の豊中高校は、大阪市立大が17名、大阪府立大18名の合格実績はありますので、国立大へも何人か合格したと思いますが、少なくともこの資料には難関10大学の実績が記録されていません。3位が天王寺高校。ここまで見ると府立高校は強くなったね、という話になりますが、4位の開明、5位の大阪桐蔭、10位の大躍進している桃山学院などは私立です。つまり、私立もそれに負けずに伸びてきています。また、7位にTOP10高、つまり進学指導特色校ではなく、制服もない自由な校風の春日丘高校がランクインしています。

次年度から移転し校名変更する大阪国際大和田や校名が変更し共学化した常翔学園も、今やトップ進学校の仲間入りを果たしています。

この表には入れていませんが、府立高校でも進学実績を逆にここ20年で落としている学校もあります。TOP10高では、四條畷高校が105名→78名、生野高校が58名→41名と減少しています。

(続く)

関関同立附属校 内部進学率2021

2021年9月28日

ここ数年、有名大学附属中高の人気は高まっており、競争率も高止まりとなっていますが、そこから系列大学への進学率はどうなっているのか気になって調べてみました。ひとまず、関関同立の附属高校からそれぞれの大学への進学率が判明している範囲でまとめています。

確かに北海道にある立命館慶祥高校からの立命館大学への入学率は半分以下というのは理解できますが、関西学院千里国際から関西学院大学へ進学したのが半分強、案外低いです。実は海外の大学への進学者も多いのが原因の一つのようです。

一方、東大・東大、難関国立、国公立医学部への複数合格が出ているのは立命館系のみ。特に先に挙げた立命館慶祥高校から医学部に22名も合格しているのは驚きです。

というわけで、「難関大学附属」といっても、系列校に進学する生徒だけではないですよ、というお話でした。