【2023年度には】拡大を続ける大和大学【情報学部開設】

2022年4月15日 金曜日

8年前にJR吹田駅の北、JR社宅の跡地に2学部体制で開学した「大和大学」は昨年度には無事社会学部の開設にも成功して5学部と急成長しておりますが、次年度はさらに「情報学部」の設置を予定しており、既に申請も終えているようです。情報科学や情報セキュリティといった工学系一辺倒ではなく、経営や社会調査など、特定の目的に応じたデータ処理や表現方法も学べるというカリキュラムも用意されるそうですので、実業界からの支持も得られることでしょう。

このような規模拡大に伴い、ほぼ常に工事が行われているキャンパスですが、現在は情報学部の建物に合せて4,000名収容のアリーナも建設中です。こちらも楽しみですね。

第116回医師国家試験 大学別合格率【大学別ランキング】

2022年4月13日 水曜日

3月16日に厚生労働省から今年の医師国家試験の結果が発表されました。10,061人が受験し、9,222人(91.7%)が合格しました。因みにこの受験者のうち91.8%が新卒で占められています。医師の国家試験を受験するには国内の医学部を卒業している必要がありますが、海外の大学、または海外で医師免許を得た人は協定国なら認定、それ以外は予備試験を受験・合格することで国家試験の受験資格が得られるという道もありますが、その人数は167名とかなり少数派です。

さて、大学ごとの合格率でのランキングを作ってみました。といっても平均で92.4%ですからほとんど差はありません。因みに大学入学の難易度ではトップの東京大学、京都大学は73位、66位と上位ではありません。もしかしたら研究者になりたいので医師免許は要らないよ、という人がいるのかもしれません。今回合格した9,144名は今月から各地の病院で研修医として働いているはずです。病院で研修医を見たら温かい目で見守りましょう。

【新しい】立命館大学 UNITEプログラム【AO入試】

2022年4月12日 火曜日

経済学部、スポーツ健康学部、食マネジメント学部限定ですが、立命館大学は新しい入試方式を導入します。「UNITE PROGRAM」といいますが、簡単にまとめてしまうとオンライン教材で数学を学習することで出願資格が得られるAO入試です。

まず、5月10日(もう1か月前ですよ)から、このプログラムに出願できます。その後オンライン教材で学部ごとに指定された数学の単元を勉強します。その後、オンラインで単元ごとの修了試験を受け、すべての単元で合格すれば、出願資格が得られるという仕組みです。8月29日までに合格できなければ、出願はできませんが、この修了試験は何度でも受けることができますので、早めに始めた方が有利です。もちろん合格してAOでの出願を目指してもらいたいのですが、そもそも経済学やスポーツ科学、食マネジメントで必要な経営学でも数学が必要ですから、たとえ出願に結び付かなくても数学に自信のない受験生はこれを利用して入学前に学習していただきたいとも思います。

詳しくは大学HPをご覧ください。

【スクープ】千里金蘭大学 2023年度から3学部制へ【さらに拡充か】

2022年4月5日 火曜日

阪急梅田からわずか29分の北千里の駅から緑豊かな住宅地の中の緩やかな坂を上ったところにある千里金蘭大学という女子大に関するニュースです。今までは「生活科学部」の1学部体制でその中に「栄養」「教育」「看護」の3学科があるという組織でした。住友病院と提携している看護学科をはじめ、栄養も教育も就職率の高さが自慢なのですが、今回は「学部」に昇格させる方向で準備が行われているようです(設置構想中)。今まで以上に専門的な教育を充実させていくということのようです。

学部昇格で何が変わるのかなどオープンキャンパスで聞いてみましょう。予約制となっておりますので、詳しくは大学HPをご覧ください。

桃山学院大学 オープンキャンパス

2022年4月4日 月曜日

2019年 経営学部にビジネスデザイン学科を設置

2021年 ビジネスデザイン学科をビジネスデザイン学部に昇格

2022年 社会学部社会福祉学科をソーシャルデザイン学科に変更

このように学部の再編を機敏に行っている桃山学院大学、前期入試では昨年よりも志願者が増えているようですが、共通テスト利用では昨年よりも15%減となり、結果的に実質倍率は平均で2.03倍に落ち着きました。(今年の前期+共通テスト利用の速報値を基に、2022年度実質倍率の高い順に並べています)ご覧のように経営学部の強さはコロナがあろうがなかろうが関係ありません。一方国際教養はかなり影響を受けたようです。

というわけで、次年度以降の受験生は今年の入試状況や学部による違いを聞きに行ってみてはいかがでしょうか。詳細は大学HPでご確認ください。

近畿圏 私立大学入試動向速報②

2022年4月1日 金曜日

次は入学率を計算してみました。こちらは入学者数(もちろん人数)÷合格件数で計算しています。一人が5合格しても、体は一つですから入学すると0.2、他大学に行くと0となる計算です。すると、こちらは産近甲龍が一番落ち込んでいます。複数日程や方式での複数出願は増えていますが、実人数はそれほど大きく増えていなかったのかもしれません。というわけで、次年度入試の受験生は今後の目標偏差値の変化にも注視して志望校を考えていきましょう。

近畿圏 私立大学入試動向速報①

2022年3月31日 木曜日

まだ資料の整理が完了していないのですが、現時点でのグループからの受験者データを元に、入試を振り返ってみましょう。

まず、大学群ごとの合格率の推移です。当グループの合格数(人数ではなくて件数)÷出願件数で合格率を出し、その数値の2019年度を1として推移を作ってみました。

するとご覧のように安全志向といわれた2020年度、コロナ禍の影響をまともに受けた2021年度よりもさらに今年度は合格率が上がっています。もちろん当グループの受験生が頑張ってくれた、と自慢したいところですが、全体的にさらに昨年よりも易化したということでしょうか。特に摂神追桃は2019年度の1.8倍の合格率となっています。(続く)

【2023年新学部】関西外大 国際共生学部 新設【攻めてます】

2022年3月23日 水曜日

以前このエントリーで航空業界への就職も強いなどと紹介した関西外国語大学についてのニュースです。残念ながら海外との往来もままならないコロナ禍の影響を受けてここ2年間、志願者が減少気味となっています。しかし世界のグローバル化の流れが無くなるわけではなく、むしろオンラインも含めて海外との交流や異文化理解の重要性は高まっています。 そのような社会で中心的な役割を果たすことができる人材育成に関西外大は挑戦しようというのでしょう、新たな学部設置が発表されました。

4年間オールイングリッシュで海外からの留学生と共に学ぶ環境は魅力的ですね。詳しくは大学のHPをご覧ください。

2022年度 大学入試状況速報【開成教育グループ トピックス】

2022年3月11日 金曜日

そろそろ2022年度大学入試も終盤戦に入り、今年の大学入試の状況が次第に明らかになってきました。各大学からの全体的な入試統計はまだ発表されていない時期ですが、ひとまず「開成教育グループ」での現状とそこから見える全体状況を推察してみます。

①近畿大学 グループ実績1200超!

一人での複数合格もそのままカウントした数字ですが、昨年の近畿大学最終合格数が692でしたから、既に昨年の1.7倍を超えています。「近大V模試」の導入や答案作成練習会によって、合格率も上昇しています。一方大学側も、追加合格を避けるために多めに合格を出したのでしょうか。

②京都産業大学 グループ実績479(昨年最終で330)

こちらも昨年よりも合格率が上がっています。特に公募の合格率が上がってきています。フリーステップの指導力の向上を見よ!と言いたいところですが、正直に言いますと、こちらは近畿大学と異なり、京都産業大学に特化した対策のイベントを行っていませんので、大学側が多くの合格を出したのではないでしょうか。

③外大系、志願者激減、合格者増

このようなご時世ですから仕方がないとは思いますが、2019年度入試と比べると当グループからの出願数は関西外大で6割ほど、京都外大で3割ほどまで落ち込んでいます。結果的に合格率は大きく上昇しています。しかし今後感染状況が落ち着いてくると、一気にこの分野の反発・難化も考えられますので、今後の受験生は、この2年間の入試結果による難易度をあまり信用しないほうが良いかも知れません。

④看護・医療・薬学系、志願者増、合格者変わらず

こちらの系統には当グループからの志願者が大きく増えています。しかし残念ながら合格者数は昨年並み、つまり難易度が上昇したのではないかと考えられます。例外として薬科大学の中で当グループからの合格者を大きく増やしたのは神戸薬科(現時点で20、昨年は最終で8)と昨年を上回る合格となっています。薬学部に限らず、今年は神戸方面が穴場になった影響でしょうか。

⑤他地域受験は増加

3大都市圏以外への大学への入試に関してですが、まだ2019年水準まで戻っていませんが、2020、2021年度入試よりは出願者・合格者が増えました。たとえば九州・沖縄方面では、立命館アジア太平洋大学も7名合格(昨年0)。まだ合格数の集約はてきていませんが、九州大学をはじめとする国公立大学にも昨年よりも多くの受験生が出願しています。

昨年もオンラインで行われた「関西8大学大研究」や「答案作成練習会」の成果でしょう、おかげさまで関関同立の開成教育グループ合計の合格実績は現時点で1600を超えています。(昨年最終1,466、一昨年最終1,327)

今後、各大学からの入試統計が出そろってきた段階でより詳しく分析してみたいと思います。

【WEB型+来場型】関西学院大学 オープンキャンパス2022【ハイブリッド】

2022年3月10日 木曜日

関西学院大学もオープンキャンパスが開催されます。このようなご時世ですのでオンライン開催(WEB型)を取り入れているのですが、この大学の面白いところは、都合に合わせてどちらかで参加してね、というのではなく、それぞれ別内容で実施することで、両方見てね、というハイブリッド型になっている点です。最悪今後の感染拡大の状況によって来場型の開催ができなくなったとしても、WEB型は生き残りますので情報伝達ができないという事もなくなります。なるほどです。

いずれにしても事前申し込み制です。詳細、申し込み方法は大学HPでご確認ください。