そこで、それを補正するために、時系列的には逆になりますが、進学者数を分母にして共テ志願者数の割合を計算し直してみました。すると、ランキングが大きく変動しました。

1位、新潟、進学者の9割近くが共テに出願しています。2位岩手、3位東京、4位佐賀、5位富山と続きます。東京以外ではそれぞれの地域の国公立をめざしている受験生が多いとも考えられますが、共通テスト利用で都市部の私立大学に出願するという選択肢を残しておくためにも、共テを受験するのが当たり前、という雰囲気になっているのかもしれません。
一方でこの割合が低いのは、47位京都、46位神奈川、45位大阪、44位大分、43位奈良、となっています。京都が最下位というのは、人口に対して私立大学の数が多いからでしょう。進学者の半分も共テに出願していません。中には年内入試で進路が決まった高3生が大半という高校もあるでしょう。先生にとってはやりにくいかも。
というわけで、共テの受験に関しても地域による差がある、というお話でした。