公募推薦入試の面接廃止や一般選抜の日程変更など、大きく入試制度を変更(改善?)した甲南大学ですが、その効果もあって受験生は急増しました。それによって併願しやすくなった関西学院大学も志願が増加し、神戸学院大学も甲南の一般選抜の日程の穴にちょうどはまったので、こちらも受験生が増加と、どの大学にとってもいいことずくめ。平生釟三郎(甲南学園創設者)も神戸住吉の小林墓地の草葉の陰で笑いが止まらない事でしょう。因みにこの墓地の南側では阪急神戸線が香雪美術館を迂回するように蛇行していますが、この美術館はもともと朝日新聞創設者の村山龍平の屋敷で、小林一三に直談判して迂回させたとのいわくつきの場所です。これが無ければ三宮方面から甲南に通う学生はあと1分くらい早く到着できるのに残念です。(毎日、岡本以西から1,000人が通学していると仮定すると、年間で、1,000人×160日(年間授業+試験日数)×2(往復)×20円(最低時給1分間分)=640万円の経済損失となります。朝日新聞社は甲南大学の広告料を年間これくらい割り引いても良いと思います(このエピソードを住民エゴだととらえられるといけないのでもう少し説明すると、村山龍平はお金は出すから御影駅近辺はトンネルにしてね、と提案したそうですが、御影って御影石の御影ですから技術的に無理だったようです)。
あ、しまった、脱線してはいけない鉄道ネタに脱線してしまいました。

甲南大学オープンキャンパスは4月6日から年3回計画されています。岡本キャンパスに希望学部のある岡本以西にお住いの受験生は、御影駅から右にカーブしたあたりの、向かって左手の小林墓地に心で手を合わせ、続く左カーブのフランジ音を楽しみつつ、オープンキャンパスにご参加ください。