大阪私立中学校フェア

2018年3月24日 土曜日

京都の私立中学校フェアに続き、大阪でもその約1週間後に私立中学校フェアが開催されます。

 

大阪の全ての私立中学校62校が一堂に会して「個別進路相談」が行われます。「制服の展示」コーナーや保護者にも勉強になる「セミナー」や「講演会」も実施されます。

各学校の『校風』『学習指導の違い』や『学校の様子』を知り、比較できるいい機会となります。年に1回限りですから、小学生や保護者の皆さんは是非とも参加してみてください。

(学校の場所が分かり易く紹介されている地図も添付しております。ご参考ください。)

京都私立中学校フェア

2018年3月22日 木曜日

そろそろ中学校入試の説明会が本格化する時期になってきました。

京都でも毎年恒例の「私立中学校フェア」が開催されます。こちらでは定員50人~150人の講演会形式となっています。確かにこの時期は、受験生にとっても個別に相談するよりも学校の特徴を聞きたいというニーズが高いと思いますのでなるほどの企画です。いくつかの学校の説明会を聞き比べてみて、その雰囲気や特徴をつかむのもいいでしょう。小学生や保護者の皆さんもひとまず参加してみましょう。

(画像をクリックするとPDFが開きます。2画面目にタイムスケジュールがあります。)

 

 

大阪府立高校 合格発表

2018年3月20日 火曜日

あいにくの雨の中、本日10:00に大阪府立高校(一般選抜)の合格発表が行われました。

校門付近ではチラシを配る予備校や友達を待つ受験生、塾関係者でごった返しています。いよいよベニヤ板に貼り付けられた番号が2階の窓から降ろされます。あちらこちらで歓声も上がります。合格してほっとしたのでしょうか、感激で泣き出す子もいます。一方呆然と立ち尽くす子もいます。毎年ですが、辛い瞬間でもあります。グループによってはそのような子を慰める光景も見られます。

午後は合格者が集められて説明が行われます。ここから制服の採寸や学用品の購入など、入学までのあわただしいスケジュールが続きます。合格者も、残念だった人も、充実した3年間を送ってほしいと思います。

(本日の天王寺高校の様子です。)

 

 

金蘭会中学校「中学入試プレ説明会」

2018年3月19日 月曜日

今回は大阪福島の金蘭会高等学校・中学校のイベント紹介です。

恵まれた学習環境で部活も盛んな金蘭会ですが、この学校独自の教育活動である「7つの習慣J」という体験授業も行われるようです。「7つの習慣J」とは、米国のスティーブン・コヴィー博士が体系化し、日本の大手企業の研修にも導入されている「身につけたい習慣」のことだそうですが、なりたい自分になるための「物の見方」と「行動」を変えるプログラムなのだそうです。その詳しい内容については体験してのお楽しみとしておきましょう。

事前申し込み制となっていますので、興味のある小学生女子は是非参加してみましょう。

 

(クリックするとPDFが開きます。)

 

 

大学入学共通テスト(英語)試行試験問題分析

2018年3月16日 金曜日

2020年度より現行の大学入試センター試験から「大学入学共通テスト」が始まりますが、その新しいテストの試行テストが全国約6300人の現高2生を対象に2月から3月にかけて行われました。その問題が昨日公表されましたので問題分析をしてみました。この1月に行われた現行のセンター試験と比較です。

これまでは設問文は日本語で書かれているのに対して、設問文が英語での記述に変更されています。またこれまでの知識(第1・2問)と読解力(第3~6問)の両方を問う形式の構成から知識を問う部分の問題が廃止され読解力を問う形式の問題のみに変更されているところが大きなところです。また、一つの問いで複数の正解をマークさせる問題は正答率も低く、実際の共通テストでどの程度取り入れられるのかも議論されるところでしょう。もちろんそれも含めて解答には時間がかかりますので、総問題数が51個から38個に減っていますが、受験生にとってはこれまで以上に速く正確に読み時間内にすべての問題に解答できるかどうかがカギとなります。

初年度受験の新高1生にとっては、過去問が無いという点で戸惑うこともあると思いますが、仮に今回の試行テストと同じような作りになるのであれば、現行の第3問のBが良い練習台になるのではと思います。私たちも予想問題を作るなど受験生の不安解消のお手伝いが出来ればと思っています。

 

 

大阪府公立高校 一般入試特集⑤

2018年3月15日 木曜日

今日は最終回の旧第4学区の状況を紹介します。

この地域でも、昨年に比べると100名以上不合格の学校が6⇒4に減少するなど全体的に少し競争が緩和しています。ダンスで有名になった登美丘と昨年激戦だった泉北がいずれも今年は落ち着いた倍率になっています。その中で看護実習棟を持つなどキャリア教育が充実している総合学科の堺東は昨年の落ち着いた倍率から一転激戦となっています。しかし、グラフを見るとおわかりのように、1.3倍を超える学校がそれ以下のランクでは存在していません。

中間発表で定員割れであった泉大津、貝塚南、りんくう翔南はいずれも最終では1倍を超えています。つまりこの地域では、初日の倍率をみてから最終日に出願した受験生も多いため、広く分散した形になったといえるでしょう。

 

さて、来週20日が発表、そこからあわただしく入学に向けた手続きが始まります。第一志望の学校や学科に合格できた人も、そうでなかった人も、ここからが新たなスタートラインです。充実した高校生活を送られることを祈っております。

 

 

大阪府公立高校 一般入試特集④

2018年3月14日 水曜日

旧第3学区は一転混戦模様です。100名以上不合格校も9校ある一方で、定員割れが5校と、差が激しくなっています。ここも旧第1学区と同じように文理学科に続く清水谷、夕陽丘、が高倍率となり、布施も初日に全員が出願するなど、学校の評価の高さがうかがえます。八尾、富田林といったその地域のトップ校も手堅い人気を維持しています。

 

相関グラフを見ても国際教養科のある花園、2年生から特徴的なコースわけを行う阪南、読書指導で定評のある山本など、中位の学校でも特色のある教育活動を行っている学校が激戦となっています。(続く)

 

 

大阪府公立高校 一般入試特集③

2018年3月13日 火曜日

旧第2学区は第1学区と比較すると、少し落ち着いた状況になっています。最も競争倍率が高いのは名門市岡、2年前にまさかの定員割れとなりましたが、今年の倍率は学校のランクからすると当然の数値だと思います。大阪市立東や南は落ち着いた倍率になっています。合併、再編の情報に受験生がマイナスの反応をしたのかもしれません。一方合併再編して生まれた大正白稜は地域から一定の評価が得られたかたちです。

同じように難易度と競争倍率のグラフを作成すると、いずれの難易度ゾーンにも人気校がある図式になっています。先ほどの四條畷、市岡、枚方、旭、湊は難易度は異なりますが、同じように1.3倍を超えており、幅広く学校選びをする受験生が多い地域だといえるでしょう。(続く)

 

 

大阪府公立高校 一般入試特集②

2018年3月12日 月曜日

大阪府は今では学区は撤廃されていますが、学校数が多いため、旧4学区に分けて紹介します。専門学科や単位制など、もともと学区に属していなかった学校も、その所在地で各学区に割り振っています。複数学科を持つ高校は、定員と出願者数を合計し、学校としての競争倍率として表記しました。「最終集計」の欄については受験生の3割以上が不合格となる、1.42倍以上には黄色、定員割れにはピンク色を付けています。また、右端の不合格者人数についても100名以上には黄色で塗っています。

 

北摂の旧第1学区では100名以上不合格者が出る高校が昨年同様9校と、激戦となっています。特に文理学科の次のランクにある春日丘は1.62倍と、受験生の4割近くが不合格になるという府下一番の激戦となっています。ところで、この地域では初日の出願数である中間集計と最終集計の数値にほとんど変化が見られません。つまり中間発表を見てから競争倍率の低い学校に出願しようという受験生はほとんどいなかったことになります。

旧1学区に関して横軸を難易度、縦軸を競争倍率で散布図を作ると、ほとんど比例していることがわかります。つまり入りにくい学校に人気が集中するという構図が強く出ています。(続く)

 

 

大阪府公立高校 一般入試特集①

2018年3月9日 金曜日

3月2日~6日は大阪府公立高校一般入試の出願期間でした。大阪府は初日の出願者数である「速報値」と最終集計の「確定値」が公表されますので、その変化も含めて一覧表にしてみました。まずは進学重点校であるグローバルリーダーズハイスクール(GLHS)指定の10校についてみてみましょう。

昨年までは北野と天王寺のみ1学年全員が文理学科で、それ以外の8校は約半分が普通科を併設していました。しかし、2018年度から1学年全員が文理学科としての募集になるので、その影響がどう出るかが注目されていましたが、結果的には全体的に微減と、ほぼ昨年通りの出願状況でした。

 

まず、見やすいように表の右端に不合格者が100名以上を黄色で塗ってあります。また、この10校でも難易度の差がありますので、開成公開テストの基準偏差値順に並べてみました。すると、見事真ん中が高い山が出来ました。

北野、天王寺は受験できる学力層が限られますので、競争倍率としては例年落ち着きます。「スーパー文理コース」構想を発表した大手前は受験生からは敷居が高いと感じられたのでしょうか。一方偏差値60以下の学校は、競争倍率が高くなるのを恐れて、その他の学校に流れたのでしょう。結果的に昨年同様、茨木・三国丘・豊中・四條畷が激戦となっています。昨年大量不合格を出した高津は、その反動で今年は少し落ち着きましたが、それでも100名以上が不合格となる激戦です。(続く)