【近畿2府4県+東京都】旧7帝大合格者 ランキング【2023年度入試結果】(その1)

2023年10月30日 月曜日

「大学入試全記録」(サンデー毎日臨時増刊)という本が市販されていますが、高校ごとの大学合格実績が事細かく表になっています。こんな本、塾関係者以外の誰が買うのだろうと思うのですが、毎年発刊時期から2~3か月で書店から無くなってしまうので、結構売れているようです。塾関係者ってそこらへんに案外いっぱいいるのか?それはさておき、そのデータを元にランキングを作ってみました。で、今まで大阪だけ、東京だけ、といったランキングだったのですが、大阪の学校と東京の学校を比べてみたいと思い合わせてみました。いつものように学校の規模による優劣を補正するために、合格実績÷卒業生数=「占有率」を計算し、それでのランキングにし、20%以上の学校のみ紹介します。高校募集の基準偏差値(開成公開テスト併願Bライン)をSSとして記入していますが、元データが少ない東京すべてと近畿圏で高校募集を行っていない学校は空欄になっています。

1位は灘。7割が旧7帝大、で残り3割のほとんどが国公立の医学部だそうですので、なんという恐ろしい学校でしょう。

2位は筑波大付駒場。実数では開成や麻布が上に来ますが、卒業生数160名に対してこの実績ですので、占有率ランキングでは上位です。

3位は甲陽学院。こちらも高校募集がありませんので、SSは空欄ですが、中学入試では灘と同じ日程であるため併願できず、受験者層を分け合っている学校です。

4位東大寺学園。制服の無い自由な校風が灘と似ています。大阪・京都からの通学者も多い学校です。次年度から高校募集が無くなります。

5位大阪星光学院。ミッション系の男子校ですが、200名弱の規模でありながら、京都大・大阪大への合格者数は高め安定です。と、ここまでの近畿圏の4校はすべて男子校に占められています。(続く)

【来週は】報徳学園中学校 入試関連イベント【学園祭だ】

2023年10月24日 火曜日

昔は各小学校の校庭に、二宮金次郎(尊徳)の銅像またはブロンズ像がありましたが、薪を背負いつつ一心不乱に書物を読んでいる姿、いったいその書物には何が書かれているのかが気になって、像によじ登ったあなた。反省してください。

それはさておき、この二宮金次郎(後に武士の位を授けられて尊徳となります)は農民でありながら小田原藩士服部家の財政立て直し成功をきっかけに生涯に数百もの村の再興を果たした農政家、実業家(というより、このような枠をはみ出した思想家)だったのですが、その「以徳報徳」の思想を教育に生かそうというのが、この報徳学園なのです。

スポーツ強豪校としても有名ですが、この春も京都大学の理系に3名合格するなど、理系進学にも強い進学校としても知られています。

というわけで、男子校の雰囲気を感じるにはやはり学校行事を見るのが一番、ちょうど次の日曜日、学園祭が開催されます。小学生男子の皆さん、予約不要ですので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか?

【世界に挑戦】清風中学校 国際6か年コース 相談会・説明会

2023年10月10日 火曜日

大阪上本町の清風中学校・高等学校についてはこのエントリーでも紹介してきましたが、今回は中学校の理Ⅲプレミアムクラスの中に設定されている「国際コース」についてのお話です。グローバル化が進行している今日、公立・私立を問わず国際系の学科やコースを設定している学校も増えてきましたが、こちらはなんと21か月、つまり2年近くの留学ができて、帰国後に国内の難関大学受験の準備ができるという6年一貫ならではのカリキュラムとなっています。詳しくは10月14日の相談会や11月4日の説明会で聞いて見られてはいかがでしょうか。小学生男子の諸君、世界に挑戦だ。

詳しくはこちらをクリック。

【祝100周年】羽衣学園中学校 オープンキャンパス

2023年10月5日 木曜日

大阪府高石市の羽衣中学校からオープンキャンパスのお知らせが届きました。

今年100周年を迎えたこの学校は、このオープンキャンパス終了の1時間後、30年前にこの中学校の生徒だった方向けのホームカミングデイが開催されます。そして30年前、つまり創立70周年の時に埋めたタイムカプセルを開封するのだそうです。当時は女子校でしたので、多くの女性がお集まりになることでしょう。在校生や受験生のお母様もいらっしゃるかもしれません。

今回のオープンキャンパスでもクラブ体験やランチ試食会も用意されています。来月に用意されているプレテストの受験を考えている受験生も下見を兼ねて、是非ご参加を。お申し込みは2次元コードか学校HPからどうぞ。この学校の次の100年を作るのは、君たちだ!

【定員も増やします】浪速中学校 プレテスト【新校舎も建設中】

2023年10月3日 火曜日

中学募集に関して、2024年度入試から、募集人員を90名から120名へと増加させる、という話は以前このエントリーでも紹介しましたが、少子高齢化なんて関係なく受験生を増やし続けている浪速中学校が、今年もプレテストを実施します。

こちらも10月と11月の2回。本番入試さながらの環境で実施されます。

ところで、高校からの入学者も増加の一途をたどっているこの学校、中学募集人数を増やして校舎に入りきるの?とご心配の皆さん。100周年記念事業の一環として、中学校の建物そのものを現在新築しております。真新しい校舎で学べる今年の受験生は羨ましい限りです。

プレテストの申し込みも現在受付中です。

【適性検査型も導入】大阪薫英女学院中学校 プレテスト【申し込み受付け中】

2023年10月2日 月曜日

大阪府摂津市の大阪薫英女学院中学校でもプレテストが実施されます。この情報だけなら例年と一緒かな?となりますが、実はビッグニュースが!

以前、このエントリーでも紹介しましたが、2024年度入試から「適性検査型」の入試方式が追加となります。それに伴い、プレテストにも適性検査型が追加されることになりました。公立中高一貫校受験生にとっても朗報ですね。但し、2回設定されているプレテストの内、10月15日だけ適性検査型を選ぶことができるようです。つまり、公立中高一貫校受験生はこの10月15日のチャンスを逃すわけにはいけません。

現在申し込み受付け中となっています。お急ぎください。

【新規】仁川学院 中学入試 日本語のリスニングを導入【さすが!準備もできるぞ】

2023年9月29日 金曜日

子どもの世界でもスマホの普及率は年々上がってきていますが、それに伴いSNSの利用などによる長文を読み書きする機会の減少や、聞き取り能力がなくても楽しめる動画視聴などによる国語力の低下が心配されています。英語の4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)よりも、国語の4技能の方が心配だという声も聞きます。そんな中で、西宮市の仁川学院中学校では、次年度入試から入試の国語にリスニングを導入するようです。現行の大問1の100文字作文の代わりにするとのことで、解答時間も含めて10分以内を想定しているようです。学校の授業に参加するために必要な能力の一つが「聞く力」ですから、入試の国語へのリスニング導入はとても合理的ですね。

どのような出題になるのか、受験生としてはこれだけの情報では心許ないと思います。しかしご安心ください。さすがは仁川学院、10月14日(土)の授業体験会と11月23日(木祝)のプレテストの合計2回お試しの機会が設けられています。

受験予定者は両方への参加をお勧めします。

ところで以前大阪の薫英女学院中学校でも国語のリスニングが出題されていました。この流れ、今後どのような広がりになるのか、注目です。

【満員御礼】開成進学フェア2023(大阪会場) 無事終了

2023年9月20日 水曜日

9月18日(月祝)4年ぶりに会場開催となった「開成進学フェア2023(大阪会場)は無事終了いたしました。全体の来場者数の速報値は受付方法の関係で、前回リアル開催だった2019年よりも小さい数値となっていますが、実感としてはほぼ同じような盛況ぶりでした。

個々の分析会や説明会、ガイダンスの人数集計もできましたのでお知らせします(こちらは原始的な方法で数えていますので、過去との比較ができます)。

【大阪府高校入試分析会】(全3回合計)1588名(2019年比1.05倍)まあ、こんなものかな。

【私立中学入試分析会】 204名(2019年比 1.71倍)おお、私立中学入試が盛り上がってきたぞ。

【公立中高一貫校説明会】 428名(2019年比 1.38倍)こちらも大阪市立の2校が大阪府に移管され、受験できる地域が広がった影響でしょうか、増えています。

【中1・2高校進学準備ガイダンス】 306名(2019年比 1.32倍)学校選びの時期が早まっているのか?

【大阪公立高校教育講演会】(全18校合計)2570名(2019年比 1.15)なるほど、私学を含めての授業料完全無償化の方針が発表されても公立難関校人気が衰えることは無いのですね。

因みに「英俊社」の過去問題集(いわゆる赤本)も2019年の倍以上、1階に出店していた「ミスタードーナツ」は1200個以上(過去最高)、「ファミリーマート」は10万円以上の売り上げがあったそうです。そこから推測すると現時点で私学の志望校が決まっている割合が上がり、来場者が会場に留まっている時間が伸びたのかな、とも考えられるのでした。

【業務連絡】ご参加いただいた学校の皆様へ。この度はご参画頂きありがとうございました。こちらも至らない点もあったかとは思いますが、運営へのご協力、ご丁寧な来訪者対応等、大変感謝しております。頂きましたアンケートを元にさらに改善して良い形にしていきたいと考えております。次年度のご参画もお待ちしております。会場、日程が決まりましたら改めてお知らせいたします。よろしくお願い申し上げます。

【あさってから申し込み】比叡山中学校「チャレンジテスト」

2023年9月19日 火曜日

1873年に比叡山の山頂に設けられた「天台宗総黌」をルーツとする比叡山中学校・高等学校は学校として150年の歴史が、延暦寺開設を起点とすると1235年もの歴史があります。その比叡山中学校・高等学校についてのお話です。校地は今では比叡山の上ではなく、大津市坂本の、比叡山の裾野の緑の中にありますが、学校のすぐ横には比叡山坂本ケーブルの駅があり、比叡山の山頂まで10分ほどで行くことができます。

元は男子校でしたが、学制改革の直後の1948年から女子部を開設、しばらく併学が続いていましたが、1967年から共学化、今では高校だけでも1300名以上の男女が学んでいます。進学校としても知られており、今春も国公立に51名、関関同立に90名合格するなどの合格実績をあげています。

さて、こちらの中学校のプレテストが来月行われます。その申し込みは9月21日からとなっています。算数・国語の2教科となっています。比叡山中学校受験を考えている小学6年生は是非、それ以外の中学受験生も力試しとしてお申し込みください。テストの傍らで保護者対象の説明会も開催されていますので、ご一緒にお出かけください。

【秋といえば】大阪女学院中学校高等学校 イブニング説明会【イブニングの季節】

2023年9月15日 金曜日

9月といえば朝晩涼しくなるはずなのに、何だか暑いな。地球はどないなっとんねん。

それはさておき、秋といえばイブニング説明会の季節でもあります。大阪女学院中高からご案内が届きました。

昨年の年末、梅田で行われたイブニング説明会を見に行きましたが、夜だというのに大盛況、卒業生や先生方の熱心なご対応が印象的でした。

今回は学校で行われますので、夜の学校の雰囲気も見ていただけます。

12月の「公開クリスマス」も必見ですので、その下見としても一度学校まで行ってみましょう。お申し込みは16日(土)からとなっております。