【そろそろ】関西外国語大学 オープンキャンパス2023【留学もできますよ】

2023年3月23日 木曜日

2020年春からの新型コロナウイルスよる海外との往来に制限がかかったこともあり、大学入試で大きな影響を受けたのは、外国語系と観光系だったのですが、関西外国語大学もその影響を受けてしまいました。しかし、ようやく海外からの往来に関する制限も無くなり、留学も可能になるなど、外国語系の大学にとってはコロナ禍前の環境に戻りつつあります。

関西外国語大学といえば航空業界への就職率の高さで有名ですが、一時期は新規採用が凍結された航空業界では、逆に今では旅客需要の急拡大を受けて人材難といわれる状況になってきました。というわけで、外国語系という進路選択も良いのではないでしょうか。関西外国語大学では年間7回のオープンキャンパスが企画されています。ひとまず春のオープンキャンパスには出かけてみましょう。事前予約制となっておりますので大学HPをご確認ください。

【新たな歯医者さんが】第116回 歯科医師国家試験大学別ランキング【2,006名誕生】

2023年3月22日 水曜日

歯科医師国家試験の合格者も発表されています。

新卒平均で77.3%の合格率ですが、医師国家試験と同じように大学ごとの合格率も発表されているので、ランキング形式にしてみました。但し、単年度実績でのランキングですから、各大学の教育力を表しているわけではないことはお断りしておきます。

ワンツーフィニッシュは私立大学。東京歯科大学と長野県の松本歯科大学です。ここまでで紹介した国家試験といえば地方の大学が強いイメージがありましたが、1位が東京のど真ん中、千代田区の東京歯科大学です。 明治23年創立の日本最古の歯科大学ですが、戦前から旧制歯科医学専門学校だった「旧六」の一つでもあります(「旧六」=東京歯科大学、日本歯科大学、日本大学歯学部、大阪歯科大学、九州歯科大学、と官立の東京医科歯科大学)。2位の松本歯科大学は東京歯科大学の卒業生有志によって1972年に創設された大学ですが、東京歯科大学との関係はありません。3位は国立の鹿児島大学歯学部と続きます。医学部では国立トップだった徳島大学が歯学部では71.4%と平均を下回っています。全体的に、医師国家試験よりも大学ごとの差が大きいようにも感じます。

ともかく歯科医師を目指す人は、このようなデータも参考にして志望校を考えてみましょう。

【新たなお医者さんが】第117回医師国家試験 大学別ランキング【9,432名誕生】

2023年3月20日 月曜日

16日には医師国家試験の合格者が発表されました。

こちらの新卒ランキングも作ってみました。

まず、新卒全員合格の大学は徳島、福島県立、順天堂、愛知医科、久留米大の5大学。惜しくも1名のみのロスは国際医療福祉、自治医科、慶應義塾、滋賀医科、奈良県立医科、東北医科薬科の6大学となっています。このように並べてみると私立大学の健闘が目につきます。国公立と比べると学費の高さが注目される私立大医学部ですが、それに見合うだけの教育力があるのでしょうか。一方、表の下の方にある、認定、予備試験、という項目ですが、海外の医学部卒、または海外で医師免許を取得した人が個人で申請する場合は予備試験、その教育機関が厚生労働省に認定されていれば認定という枠になり、ハンガリーやチェコの国立大学医学部はこの認定枠となります。生活費などを加えても日本の私学の医大よりもお安いということで、海外の医学部に留学するという話も時々聞きますが、合格率は新卒で6割、既卒も加えると半分以下とかなり厳しい結果となっています。今後の改善が期待されます。

【毎度おなじみの】近畿大学 オープンキャンパス【お楽しみイベント】

2023年3月17日 金曜日

毎年恒例の近畿大学の春のオープンキャンパスの案内が届きました。いやぁ、楽しそうです。原子炉見学ツアーとかも貴重ですね。この近大マグロ&マダイの紅白丼が500円。これだけでも行く価値がありそうです(要予約)。その他、多彩なイベントもお楽しみください。

【獣医さんになるのは】第74回獣医師国家試験 大学別ランキング【結構難しいぞ】

2023年3月16日 木曜日

2月14、15日に北海道、東京、福岡の3会場で行われた第74回獣医師国家試験の結果が農林水産省から発表されました。まず、全体の受験者は1,254人(国家試験としては最小レベル)で、合格者数は877人(69.9%)。例年平均で80%以上の合格率ですので、今年は特に厳しかったようです。医師の国家試験の合格率は91.7%(2022年度)ですので、それと比べてもなかなか手ごわい試験です。

新卒に関しては大学ごとの合格率も発表されているので、今年の合格率でランキングを作ってみました。1位=山口大学。過去6年で2回も100%となるなど、なかなか安定した成績です。2位=岩手大学。2021年のみ全体平均を下回りましたが、こちらも安定して好成績です。3位=鳥取大学。こちらも2021年に100%となるなど安定していますね。獣医学科に関しては都市部ではなく、地方の方が健闘しています。獣医を目指す高校生諸君、地方を目指そう。さて、最下位は何と東京大学。そもそも受験者もわずか29名で、そのうち15名しか合格できなかったという悲惨な結果です。いつもは平均的な合格率ですが、今年はいったい何が起こったのでしょうか。

因みに世間の話題となってしまった岡山理科大学の獣医学部は2018年開設ですから、次回の国家試験からの参戦となります。こちらも楽しみです。 本日16日14時には、医師と歯科医師の国家試験の結果が厚生労働省から発表されます。

関西学院大学 オープンキャンパス2023

2023年3月15日 水曜日

一昔前まで、高校生に「夏休みにはオープンキャンパスに行きましょうね」と勧めていたのですが、年々開催時期が早くなって、ついにまだ入学者が確定する前から次年度の入試向けのオープンキャンパスをするようになってきました。入試担当の皆さん、ご苦労様です。

さて、関西学院大学のオープンキャンパスは昨年に引き続きオンラインと来場型のハイブリッド方式で開催されます。大学紹介や入試方式の説明だけではなく、模擬講義も用意されています。キャンパスツアーはオンラインでも参加できますが、個人的には関西学院大学は特に直接行くのがお勧めです。あの美しいキャンパスを見れば、受験勉強に気合が入ることでしょう。

【言語学も】いま注目の東京外国語大学【文系ではない】

2023年3月14日 火曜日

以前、このエントリーで東京工業大学と東京医科歯科大学の統合に関する記事を書きましたが【東京の国立大学が】東京工業大学と東京医科歯科大、統合協議開始を正式発表!【熱い】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

その中で、4大学連合の残り、東京外国語大学と一橋大学も仲良くなるといいかも、と妄想を書き散らしておりますが、実は江戸幕府の洋学所をルーツに明治6年に建学された東京外国語学校は、明治18年に英仏独語学科が第一高等学校(今の東大)へ統合、それ以外は一橋大学の前身「高等商業学校」の附属外国語学校となり、明治32年に分離独立して再び東京外国語学校ができたのよと教えてくれる人がいて、自分の不勉強を反省しております。語学と商学のコラボ、明治の人だって気がつきますよね。因みに一橋大学の校名は、旧制東京外国語学校の一ツ橋校地が由来となっているそうです。

それはさておき、今年の東京外国語大学の志願者は前期日程で1,136名。前年の1,526名と比較すると26%も減少しています。やはりコロナ禍の影響か?と思ったあなた、残念ながら違います。実は大学入学共通テストで数学は一つ選択だったのを、2科目(つまりⅡBまで)必須にした、というのが大きく響いたようです。

経済学や社会学など数学を直接利用する学問分野が入試でも数学を重視するというのは理解しやすいのですが、最近スマホの音声認識や自動翻訳など、言語学の分野でもアルゴリズムや人工知能といった情報工学を利用する技術が進歩しており、他言語や異文化に親しむのみならず、言語学を通じて社会の役に立つ人材育成という観点で、数学にも強い受験生を求めているということのようです。そういえば、関西学院大学法学部の共通テスト併用型で個別学力試験は数学のみ、という方式がありますが、それは受験生の「理論性」をみたいからというのが理由だとの事で、数学が不得意だから文系にしようかな?という図式は過去のものとなりつつあります。

話が戻りますが、東京外国語大学では入試科目だけではなく、在校生に対する理系教育も強化しています。単位互換や複数学士号取得も可能な4大学連合は2002年から行われていますが、それに加えて昨年度からは電気通信大学と連携し、どの学部からでも受講可能な「たふDS」(たふ=TUFS=Tokyo University of Foreign Studies)というデータサイエンス系の講座群を設置し、受講を促しています。数学を勉強して東京外大に行こう。

【こちらも】神戸女学院大学 新学部設立【急加速】

2023年3月10日 金曜日

150年前に設立された私塾(Day School)を元に神戸山本通(現在の神港学園がある場所)に設立された女学校(Girls’ School)という寄宿学校をルーツに持つ神戸女学院ですが、こちらは新制大学になってから文学部、その4年後に音楽学部、そして家政学部(後の人間科学部)という3学部体制で永らく今年まで運営されてきました。それが、なんと2024年から2学部増設です。確かに龍谷大学の活況を見ていると心理学部は魅力的ですし、お隣の関西学院大学では最難関となっている国際学部も欲しいということでしょう。教授陣は既存学部の改組も含めて何とかなるとしても、募集要項、学則などすべて作り直すというのは大変な手間だと思います。2学部が同時に認可されることを祈っております。女子の皆さん、こちらの新たな情報にも注意しておきましょう。

【大学改革】京都女子大学 新学部設立【急加速】

2023年3月9日 木曜日

1899年に創始された顕道女学院をルーツに、1910年に高等女学校として創立された京都女子大学ですが、新制大学になってから50年間、途中で2部を設置していた時期もありますが、学部としては2学部で運営されてきました。1999年からは、10年間かけて現代社会学部、発達教育学部、法学部を増設するという緩やかな変化を見せていましたが、ここに来て一気にペースアップ、今年から新規募集のデータサイエンス学部に加えて、次年度は心理共生学部の認可申請中とのお知らせが来ました。あっという間に7学部体制となりそうです。

入試でも大きな動きがあるかもしれません。女子の皆さん、京都女子からのお知らせにも気を付けておきましょうね。

【今からでも】常磐会学園大学 総合型選抜入試【まだ間に合う】

2023年3月6日 月曜日

以前このエントリーでも紹介した、

常磐会学園大学 総合型選抜 エントリー開始 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

幼稚園教諭養成で歴史のある 常磐会学園大学からご案内が届きました。

総合型選抜入試に絞っていたけれども、いい結果とならなくてがっかりしている幼児教育系の進学を希望する受験生の皆さん。朗報です。今からでも出願できる「総合型選抜」入試があるよ、という朗報です。

しかも今年は入学金が半額になるそうです。出願は13日まで。まだ間に合います。