• 【今年は】甲南大学 公募制推薦 競争率【厳しかった】

    以前このエントリーでもお伝えしたように、今年は昨年の1.8倍の受験生を集めた甲南大学の公募制推薦入試について、合格者数が発表されました。

    実際には募集単位は学科や方式別となっていますが、全体の傾向を見るために学部合計の数値だけまとめています。また参考までに昨年の数値も併せて紹介します。

    出願しやすくなったということは他大学との併願も増えるため、そこも考慮して昨年よりも多くの合格者を出していますが、文学部は昨年の倍以上の競争率となってしまいました。特に日本語日本文学科の外部英語試験活用方式では合格最低得点率が86.6%と非常に高いハードルとなってしまいました。また、昨年も難関だった経営学部は今年も7.2倍という高倍率となっています。一方で専門分野として経営学部と重なる部分のあるマネジメント創造学部は3.1倍、合格最低得点率も方式によって多少の差がありますが、7割前後となっていますので、一般選抜での狙い目となるでしょう。

    今年はこのような厳しい状況でしたので、ここで残念な結果となった受験生も一般選抜で再挑戦して欲しいと思います。但し、理工学部の生物学科は今回の募集で結構お席が埋まっている状況だそうですので、一般選抜では注意が必要でしょう。

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  • 【11月17日確定値】龍谷大学 公募制推薦 志願者数【狙い目情報付き】

    今日は龍谷大学から頂いた公募制推薦入試の出願状況を紹介しましょう。龍谷大学の公募制推薦入試は「スタンダード型」「英語資格試験利用方式」「高得点科目重視方式」など多彩な判定方式を選ぶことができますが、今回は学科ごとの志願動向を明らかにするため、各募集単位の「スタンダード方式」と学部合計だけの数値を切り出しています。従って各学科の合計が学部合計数とならないのでご了承ください。

    まず、全学合計としては昨年比109.11%となっています。その中でまず目を引くのが2025年度に深草に移転してくる社会学部の好調ぶりです。

    昨年の一般選抜での合格最低点を見ても、文系学部のちょうど真ん中くらいでしたので、この出願者数だと文系最難関の国際学部国際文化学科に迫るラインまで上昇する可能性があります。

    一方で例年難易度の高い文学部についてです。合計では昨年とほぼ同数ですが、募集単位毎に見ると哲学科教育学専攻と歴史学科文化遺産学専攻が昨年よりも大きく減少しています。どちらも例年合格ラインが低い募集単位ではありませんでしたが、受験者の学力層にもよりますが、公募制推薦であまり合格者が出なかったとすれば、一般選抜での狙い目となる可能性が高いでしょう。

    一方、理系では先端理工学部、農学部とも昨年比で111%超の人気となっています。判定方式の区分けが昨年と今年で異なっているので単純比較はできませんが、理系でここ2年間最難関だった先端理工学部知能情報メディア課程の志願者が昨年比で15%ほど増えていますので、さらに難化することが考えられます。一方で昨年比較的入りやすかった応用化学課程はさらに志願者が減っていますので、狙い目だといえるでしょう。

    文系学部の再編に伴って2024年度募集で最後となる短期大学部は合計で昨年比6割ほどとなりました。この表からは省略していますが、2学科とも英語資格試験利用方式の出願者は0となっています。日本に短期大学の制度が作られた1950年に設置され、70年以上にわたって1万人以上の人材を輩出した龍谷大学短期大学部ですが、2026年度にはその役割を終えることとなります。

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  • 【スクープ!】千葉科学大学 「特別奨学生」選抜【しかも公立大学になる?】

    公立大学の学校数は1950年には26校、1980年には34校・・・。その昔に大学を卒業した方の中には、公立大学は数少ないというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、2022年にはなんと全国で101校と国立大学よりも多くなっています(国立大学は86校)。これは私立大学から「公立化」した大学が増えたからなのです。自治体が大学を持つと、国からの予算が支給されて学費を国立大学と同額に設定することができるため、私立大学が公立大学に転換すると一気に全国から受験生が集まって大成功、となっています。

    さて、20年ほど前に誕生した、千葉県銚子市の「千葉科学大学」は薬学部と看護学部、危機管理学部の3学部を持つ大学です。この危機管理学部の中には救急救命士をめざせる学科や航空機のパイロットになれる学科などが設置されており、なかなか面白いのですが、私立大学としての授業料が必要ですので残念ながら定員充足はできていないようです。

    そんな中でこの大学が公立化するかも!?というニュースが飛び込んできました。もちろん銚子市の市議会などの承認が必要となりますからまだ決定というわけではないのですが、もし2025年度から公立化したとすると、2024年度入学者の場合、1年間は私立大学の学費が必要となりますが、2年目からは国立と同じ53万5800円となります。そうなれば一人暮らししてもお家から私立大学に通い続けるよりも安くなります。しかも公立大学卒業という学歴が手に入ります。公立大学になることが決まってしまえば偏差値も跳ね上がるでしょうから、今年の受験生にとっては絶好のチャンスだといえるでしょう。

    「特別奨学生」案内(クリックするとPDFが開きます)

    と、思っていたら、こんなお知らせが届きました。最初の1年間も国立大と同じ学費にしますよ。しかも、もし公立化とならなかったとしても、卒業までは国立大と同じ学費にしますよ、という「特別奨学生」を募集するというわけです。特に薬学部を考えている皆さん、6年間ずーっと国立大学の学費です。もう出願は始まっています。銚子市も良いところですよ。

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  • 【11月15日確定値】京都産業大学 公募制推薦 志願者数【狙い目情報付き】

    公募制推薦の志願者数が京都産業大学からも届きました。

    キャンパスが1箇所に集約されている「ワンキャンパス」の利点を生かし、学部間の学生交流も盛んな元気な大学ですが、他大学同様に、コロナ禍の影響で外国語学部や文化学部の合格最低得点率、実質倍率は共に低めとなっていました。

    さて、今年の動向をみると、総合評価型、基礎評価型共に全体で82%台と低めになっています。その中で外国語は昨年並み、文化学部はさらに昨年よりも下がっていますので、一般入試では文化学部が狙い目となるのではないでしょうか。また、理系では生命科学部が全体的に減っていますが、特に先端生命科学科がまさかの続落。医学に関する最先端の基礎研究が行われていて就職もばっちりなのにどうして受験生は気がつかないのでしょうか。ここだけの話、バイオ系に興味のある受験生、今年はここがチャンスですよ。

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  • 【大学入試を占う】2024年度 年内入試出願状況【当グループ生の動向】

    大学入試の世界では公募制推薦入試も始まり、前半戦が本格スタートという時期となってきました。開成教育グループ生も現時点で9000件以上の年内入試の出願がなされました。そこで、途中経過ですが当グループからの年内入試の出願状況について、昨年同時期との比較でランキングを作ってみました。昨年比100%を超えている17大学を紹介します。但し、出願件数の少ない大学については少しの変動で極端な昨年比が出てしまうため、現時点で当グループからの出願数が50件未満の大学は除外しています。

    伸び率No.1は甲南大学。以前このエントリーでも紹介しましたように公募制推薦で面接を必要としない方式を追加し、オールマークシート方式にするなど、出願しやすい背策が大当たり。昨年の約2倍となっています。

    2位は近畿大学。現時点で既に当グループから2000件以上の出願数となっています。

    3位は関西外国語大学。コロナ禍の影響で全国的に外国語系、国際系、観光系の学部は志願者が激減していましたが、ここに来て回復基調ということでしょう。学科新設もプラス材料です。

    4位は森ノ宮医療大学。こちらも昨年度、学部改編で一気に3学部を擁する総合医療系大学となり人気を集めています。因みにキャンパス内は全面禁煙で、入学時に禁煙の誓約書提出を義務付けているという徹底ぶりも高評価となっています(募集要項の1ページ目の一番上に明記されています)。

    5位は京都先端科学大学。京都太秦キャンパスの拡充に伴って大阪からの受験生も増えてきています。

    このランキングはあくまでも当グループ生による出願動向ですので、大学発表による全体数とは異なった動きになっているところもあると思いますが、増えているところはやはり理由がありますよ、というお話でした。

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  • 【2024年度大学入試 最前線】追手門学院大学 公募制推薦 出願状況(確定値)

    11月9日(木)にこのエントリーで紹介した追手門学院大学の公募制推薦入試(前期日程)の出願状況の確定値が発表されました。

    前回と同じく募集は学部単位ではなく学科・専攻単位なのですが、全体状況をざっくりみていただくために学部合計の昨年比の表を作ってみました。「昨年比」が大きい方を赤色、少ない方を青色で示しています。

    まず、全体合計で昨年比108.2%。これはかなり好調な数値だといえるでしょう。

    学部ごとに見ていきますと、途中経過でも好調とお伝えした国際学部は133.8%。コロナ禍によるマイナスから回復です。文学部も結果的に116.5%と続伸です。社会学部、経営学部も予想通り昨年越えとなりました。これらの学部は昨年度の合格最低点では厳しいかも知れません。受験生の皆さん、最後の最後までがんばりましょう。

    途中経過では伸びを欠いていた法学部と地域創造学部もほぼ昨年並みとなってきました。こちらの合否ラインは昨年並みを想定してればいいのではないでしょうか。

    試験は22日、23日となっています。受験生の皆さんの健闘をお祈りしております。

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  • 【法科大学院ランキング2023】令和5年 司法試験 法科大学院別合格者数

    2023年7月12日~16日に今年の司法試験が実施されましたが、その結果が11月8日(水)午後4時に発表されました。全体状況としては4,165名の出願、3,928名の受験、最終合格者数は1,781名で、合格率45.3%となりました。新たな司法試験制度が始まったのは2006年ですが、最初は4割を超えていた合格率が2009年から2018年まで20%台と低迷していましたが、その後次第に合格率は上昇し、今年は過去15年間で3番目に高い水準となりました。

    出身または在籍している法科大学院別の数値を元に、ランキング形式でまとめてみました。

    今年度の1位は昨年に続いて京都大、マークシート形式の短答式で約9割、難関とされる論文試験でも76.7%の通過率は流石です。

    今年の2位は一橋大。こちらも論文試験で高い合格率となっています。実戦的な訓練を積んできた証でしょう。

    第3位は慶應義塾大。私学ではトップですね。第4位は東京大、昨年は2位でしたが、短答式で41名も不合格になったのは痛恨だったのではないでしょうか。第5位は昨年7位だった神戸大。こちらも安定の上位ですね。

    一方で、1人も合格者を出すことができなかった法科大学院が13(内1大学は出願も0)もあります。今後これらの法科大学院が存続できるのか、心配なところです。

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  • 【2024年度大学入試 最前線】追手門学院大学 公募制推薦 出願状況(速報値)

    本日11月9日(木)が出願締め切りの追手門学院大学の公募制推薦入試ですが、11月8日(水)の朝段階での速報値が届きました。

    募集は学部単位ではなく学科・専攻単位なのですが、全体状況をざっくりみていただくために学部合計の昨年比の表を作ってみました。「昨年比」が大きい方を赤色、少ない方を青色で示しています。

    ご覧のように国際学部は既に昨年最終出願数に迫っています。コロナ禍の影響でどの大学も苦戦していた専門分野ですが、ようやく需要が戻ってきたようです。2022年度から新設(というより復活)し、昨年度も多くの受験生を集めた文学部も現時点で8割を超えてきましたので、高い評価を得ているようです。社会学部、経営学部も安定の人気ですね。

    一方、昨年新設で話題を集めた法学部とこれまた手堅い人気を誇っていた地域創造は伸びを欠いています。

    心理学部は同様に昨年の最終と比べて65.5%となっていますが、受験者の学力層が高いため、実際の合否ラインにはあまり影響がないと考えられます。

    週明けには確定値が公表されると思いますので、注目しておきたいと思います。

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  • 【海がなくても】岡山理科大学 生命科学部【魚は育つ】

    突然ですが、第3の水ともいわれる「好適環境水」はご存知でしょうか。塩分(塩化ナトリウム)濃度を海水の4分の1ほどに調整し、その他塩化カルシウムや塩化カリウムを加えた水のことなのですが、不思議なことにこの中では淡水魚も海水魚も生きていける、そればかりか海水魚は代謝が上がって成長が早くなる、という魔法のような水なのです。

    このような性質を利用すれば、海の無い場所でも魚の養殖が可能になるわけですが、海での養殖と異なり閉じた水域では寄生虫や感染性の病気の心配もないため、抗生物質などの薬剤を使う必要も無く、安心して食べられるお魚を育てることができます。

    実際に奈良県でトラフグが、福島県でベニザケが養殖されており、既にスーパーなどで販売されているようです。

    この新たな養殖技術を可能にした「好適環境水」を開発したのが岡山理科大学山本俊政准教授だそうです。岡山理科大学の生命科学部ではこのように最先端の食料生産技術が研究されているようです。内陸部でも新鮮なお魚を食べることができるという夢のあるお話でした。

    高校生の皆さん、このような最先端の技術も面白そうですよ。

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  • 【近畿2府4県+東京都】旧7帝大合格者 ランキング【2023年度入試結果】(その2)

    この20%以内に滋賀県で入っているのは17位の膳所のみ。和歌山からのランクインはありませんでした。大学合格実績を公表した事の無い神戸女学院は当然この表にはありませんが、多くが国公立の医学部を目指しているとの事ですので、もし数値がわかったとしても、それほど高順位ではないかも知れません。

    東京都立でのランクインは唯一日比谷のみ。つまり東京では私立の中高一貫校が強いということですね。

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