追手門学院大手前中学校が ロボットコンテストの世界大会に出場

2016年10月5日 水曜日

9月18日(日)に東京で実施されたWRO (World Robot Olympiad)Japan 2016において、追手門学院大手前中・高等学校のロボットサイエンス部が、中学オープン部門で優秀賞(全国1位)を収め、11月にインドで開催される世界大会に出場することが決まりました。中学生で出場するのは、この学校だけですので、日本の中学生代表チームというわけです。しかも今年で3年連続とのことです。

小学校でもプログラミング教育が必修化されるという動きがありますが、追手門学院大手前中・高等学校はプログラム教育を早くから取り入れています。NASAの教育基金をもとにロボット教育を立ち上げ、総合的な学習の時間においてプログラミングを取り入れたロボット教育を必修化し、中高生でつくるロボットサイエンス部を発足させるなど、本格的な取り組みが行われています。WROの大会にも2年前から毎年出場しており、9月18日に東京で開かれた決勝大会でも、中学オープン部門に出場したチームが優秀賞を獲得し、日本代表として今年11月にインドで開かれる世界大会に出場するそうです。

先日開催された「開成進学フェア(大阪会場)」にも追手門学院大手前中高のロボット体験コーナーが設置され、集まってくれた小中学生がプログラムロボットの操作を体験し、盛り上がっていました。

第1回から第3回までもれなく出場チームに在籍している生徒は女子生徒1名のみなのだそうですが、この子がまたプレゼンテーションがとても上手なのだそうです。中3生なので、今後の成長もまだまだ期待できそうです。生徒たちは世界大会に向けて日々調整しているそうです。来月にはインドで世界と戦う彼らの今後の活躍に期待です。

■WROとは

市販のロボットキットを利用してロボットを製作し、プログラムで自動制御する技術を競う国際的なコンテスト。科学技術振興機構が認定する国際科学コンテストの1つで、毎年開催される。

2004年、シンガポール国立サイエンス・センターの発案により、13ヶ国が参加して第1回WROが開催。2014年には47カ国・地域、20,000チームが参加。日本は第1回から参加し、世界大会への参加者を選抜する国内大会は、8地区の予選会を経て、決勝(全国)大会が開催される。国内参加チームは1300を超える。 http://www.wroj.org/2016/

※WRO2016世界大会概要

     名称 WRO 2016 インド国際大会

     日程 2016年11月25日~27日

     会場 India Expo Centre(インド・ニューデリー)