東京オリンピック出場を目指すなら常翔啓光学園

2017年4月18日 火曜日

2016年8月4日、国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年の東京オリンピックに、「スポーツクライミング」を正式に追加種目とすることを決定しました。「スポーツクライミング」とは、人工的に作った壁を登る競技です。自然の岩場を登る「ロッククライミング」をヒントに生まれた競技ですが、こちらは安全性を確保された設備で行います。

スポーツクライミングは「ボルダリング」「リード」「スピード」といった3つの種目で競います。「ボルダリング」とは岩のようなでっぱりに、手足をかけて壁を登る競技で、時間内に何通りの登り方ができたかを競います。「リード」はボルダリングと違ってロープをかけながら壁を登ります。こちらはしたから何番目のポイントまで登ることができたかで評価されます。「スピード」は10メートル(国際規格では15メートル)の壁を登る速さを競います。

「ボルダリング」の施設は5メートルほどの高さで作ることができますので、商業施設の中などにも建築可能で、数も次第に増えてきました。しかし、もっと高い壁が必要な「リード」や「スピード」用の設備は数が限られているようです。特に「スピード」ではコースや突起物の配置が国際基準で決められていますが、競技人口もまだ少ないため、その本格的な練習施設は国内には無いのだそうです。

その国際規格に準拠し、この3つの種目が練習できる施設が大阪府枚方市の常翔啓光学園の中に間もなく完成します。常翔啓光といえば全国制覇7回を誇るラグビー部も有名ですが、ワンダーフォーゲル部も登山やクライミングで全国大会に毎年出場する強豪です。今回建設されるクライミングウォールはこのワンダーフォーゲル部のトレーニングにも使われるそうですが、この壁でトレーニングを積んだ高校生が3年後のオリンピック選手になることは十分考えられます。

また、昨年クラブに昇格したばかりの吹奏楽部(といってもすでに中高合わせて部員が53名もいて、ダブルリードやバスクラ、ハープまでそろっているんですけど)のために、音楽棟も建設中です。ちなみに系列の大阪工業大学では、この4月梅田に新キャンパス(OIT梅田タワー 地上22階 地下2階)がオープンしましたが、常翔啓光学園も負けないくらいハード面でも充実してきました。これから中学選び、高校選びをする皆さんは、一度学校を見学してみてはいかがでしょうか。