【やはり大阪は】私立高校 専願率推移【増えてます】

2024年4月19日 金曜日

入学者が確定したこの時期、学校の教職員の方とお話させていただく機会が多いのですが、そこで話題になるのは大阪の高校授業料無償化の入試動向への影響です。もうすでに各方面から報じられているように、私立も公立も基本的に授業料が無償(正確には今年の入学者は来年から)となりますが、それに伴いコース制などの教育内容や設備が充実している私立高校を選ぶ受験者層が増え、大阪の私立92校合計で専願者が1524名増、専願率が31.6%(昨年28.6%)と過去最高水準となりました。一方でなぜか定員を合計で500名以上増やした大阪の公立高校では定員割れが続出し、私立高校側からすると併願の「戻り」が激減しました。

そこで、当グループ生の専願率はどのように推移したのかをまとめてみると、コロナ禍による2020年3月の一斉休校時で、いち早く何らかの方法で教育活動を再開した私学が評価され、2021年度入試では35.0%を記録しましたが、今年は再びその水準に近くなっています。

因みに周辺府県の数字も計算してみましたが、京都や兵庫はむしろ私立高校専願率が下がっています。

9月15日(日)には「マイドームおおさか」を借り切って「開成進学フェア」を開催する予定です。例年数多くの私立中学校、高等学校が参加してくださっています。公立高校、中高一貫校の校長先生もお招きして講演をしていただく予定です。小中学生の皆さんは是非参加して、自分に合う学校を見つけてください。