【えらいこっちゃ】大阪府 公立高校 令和 10 年度以降の入試変更点【今の中1から?】(その2)

2025年5月23日 金曜日

(昨日の続き)

【第2志望校への出願】

公立高校受験者は公立高校を第2希望まで選べるようになりました。但し、この第2志望に関しては「当該校を第1志望とする志願者数が募集⼈員に満たない場合に⾏う」となっていますから、定員割れした学校があれば、そこを第2志望として後から出願できますよ、ということになります。またその第2志望校合格した場合、入学必須ではなく、「公立大2志望校と、私立併願校のどちらかを選んで進学」とあります。志願者が定員を超えている場合、不合格で入学できない志願者がいるのにお席が空いてしまう、ということを避けるために合格者は入学必須となっていますが、定員割れしている場合はそのような矛盾が生じないので、どちらでもいいよ、となったのでしょう。まあ、制服の採寸とかもあるので、ぎりぎりまで進学先で悩むのも得策ではないような気がします。受験生にとってはあまりありがたくもないかなぁ。

【英検等の読み替え率変更】

例えば英検を例にとると、当日の英語の点数を2級は80%、準1級以上は100%に換算するというみなし得点制度がありますが、これを2級で70%、準1級は90%と換算率が下がります。年度によっては当日得点がみなし点を超える受験生が10%台となり、英検を取得しておく方が断然有利となっていましたが、これはやり過ぎだということになったのでしょう。こちらは妥当な提案だと思います。

まだ議論中ですので、導入が遅くなる可能性はありますが、最速でもこの入試変更が関係するのは現在の中3ではなく、中1の学年からとなります。今の中3、中2は今まで通りがんばりましょう。