新入試制度の春! 大阪公立高校一般入試で合格発表

2016年3月23日 水曜日

3月18日朝 大阪の公立高校で、3月10日に行われた一般選抜の合格者発表がありました。

発表時刻の午前10時に合わせて多くの受験者と保護者が集まり始めました。今回から入試制度の一部変更され、複数学科を設置する高校については第2志望まで出願できる制度になりました。ある進学指導特色校では、文理学科と普通科の合格者受験番号が2つに分けて掲示され少し戸惑いながら確認していたようです。発表から一呼吸おいて大きな歓声があちらこちらから聞こえてきました。

新たな入試制度の中で不安と戦いながらの受験勉強。受験生そして保護者の方々も本当にお疲れ様でした。今度は大学受験入試制度改革の中での高校生活。波乱の時代かもしれませんが、青春を謳歌して下さい!

 

 

 

公立高校入試 進む一本化

2016年3月18日 金曜日

3月14日の読売新聞に下のような記事が載っていました。

読売新聞が全国の都道府県について調査したところ、入試日程を原則一本化したのは10府県に上るとの事です。

多様な能力を評価しようとして20年ほど前から全国に広がった公立高校の複数回受験ですが、入学した生徒の学力差や、同じ学校の中に、最初に合格した生徒と1回不合格になった生徒が混在する事で生まれる心理的な影響など、様々な問題点も指摘されていました。

しかし、逆に1発勝負だと、経済的な理由や地理的な理由で公立高校へ入学したい生徒が学校選びに慎重にならざるを得ないなど、別の問題点も生じます。

入試一本化は一部の府県で導入されている、私立高校授業料無償化などのセーフティーネットとセットで実施されることが望ましいでしょう。
 

 

京都 東山中学・高等学校にお邪魔してきました

2016年3月17日 木曜日

先日、京都の東山中学校・高等学校に行ってきました。哲学の道、琵琶湖疏水に近く、南禅寺、禅林寺といった有名なお寺に挟まれた、まさに古都といった環境にある仏教系の学校です。そこで、玄関でお出迎えしてくれたのは、意外にもしゃべるロボット「ペッパーくん」です。学校の先生によりますと学校案内をするために立っているそうです。

男子校として伝統あるこの学校、理系の生徒が多いとのことで、理系:文系の人数割合は8:2ほどになるそうです。それだけに数学など理系科目の先生も多く、超難関大学の理系学部への合格も増えてきているそうです。

大学入試結果の速報(途中経過)も掲示されていました。京都大学医学部医学科に現役合格が出たそうです。それ以外にも国公立の医学部に6名以上と理系に強いことを示しています。

最初に紹介した「ペッパーくん」のプログラムも生徒たちが行っているそうです。さすが理系に強い学校ですね。

 

喜びの春 滋賀で公立高校合格発表

2016年3月16日 水曜日

3月16日朝 滋賀の公立高校で、3月9日に行われた一般選抜の合格者発表がありました。

県立膳所高校では、発表時刻の約1時間前から受験生や保護者のみなさんが集まり始めました。午前7時30分ちょうどに、校舎のベランダから合格者受験番号の貼られた掲示板が降ろされ、訪れた人たちは一斉に駆け寄り、受験番号を確認しました。
この日は、特色選抜での合格内定者の番号も一緒に貼りだされ、2月にすでに合格を決めていた受験生たちも集まり、喜びを新たにしました。

長かった県内の高校受験も今日で一段落。受験生の皆さま、そして保護者の皆さま、本当にお疲れ様でした。

発表前の風景(滋賀県立膳所高校)

 

掲示

 

合格者掲示を見る受験生と保護者のみなさん

 


 

大阪府内公立高 5万2000人が挑む

2016年3月11日 金曜日

3月10日に大阪府公立高校入試の一般選抜が行われました。それに先立ち発表された各高校の最終倍率についてです。

前期入試が実質廃止された初年度である今年の競争倍率がどのように変化するのか注目されていましたが、普通科の倍率が高くなり、特に文理学科を含む進学校が軒並み学校倍率で上位を占めました。学校倍率が1.4倍を超えている学校を並べてみましたが、いずれも進学実績を上げている公立高校だといえるでしょう。

今まで前期入試で高倍率が出ていた普通科単位制の高校の動向も注目されていました。前期入試は早く入試を終えたいという受験者を集めていたため、後期入試に移る事で競争倍率は下がるのは当然ですが、進学実績を出している高校はある程度の倍率を維持すると予想されていました。今回の結果ではその通りになっている学校がある一方、それらよりも高い大学合格実績を誇り115年の伝統を誇る名門市岡高校が定員を割っているのが不思議です。受験者層が一気に下がっているわけではないので学校のレベルが急に下がるわけではないと思いますが、入学者のモチベーションが心配です。

 

発表は3月18日です。受験生は落ち着かない一週間を過ごすことになりますが、担当した先生方にとってもそれ以上に気が気でない日々となるでしょう。

 

 

公立高校入試本番!京都・滋賀・大阪・兵庫

2016年3月10日 木曜日

今週は関西の公立高校の入試日が集中しています。3月7日(月)に京都公立中期選抜、3月9日(水)に滋賀公立一般選抜、3月10日(木)は大阪公立一般選抜が実施されました。さらに、3月12日(土)には兵庫公立学力検査による入学者選抜が実施されます。
京都は全日制定員7,519名に対し、8,282名が受験(1.10倍)、滋賀は定員6,841名に対し、7,675名が受験(1.12倍)、大阪は43,475名に対し50,264が受験(1.16倍)しました。また、兵庫は定員24,705名に対し、27,215名が受験予定(1.10倍)となっています。

3月9日朝 滋賀県立膳所高校にて

注目は、新制度に切り替わっての初めての入試である大阪です。前期選抜・後期選抜が実質1本化され、同一校を2回受験することができなくなりました。また、複数学科を持つ学校への出願では第2志望が認められ、さらにはボーダーゾーンの合否判定で「自己申告書」が加味されることになります。さらには、人気の文理学科では前年度まで国数英の3科入試だったのが、理社を加えての5科入試へと変更になったことも大きな変更点です。

なお合格発表日は 京都・滋賀が3月16日(水)、大阪が3月18日(金)、兵庫が3月19日(土)となっています。

受験生の皆さんの日頃の努力が実り、すばらしい春が訪れることを祈っています。

 


 

プール女学院中学校・高等学校にお邪魔しました

2016年3月8日 火曜日

授業が終わってひと段落といった夕方の時間帯にお邪魔しました。中庭では生徒がパン販売している様子、学校の先生にお伺いすると、障がいのある方々が働く施設で作られたものを販売しているとの事、教科書の勉強以外の学習も重視されているようでした。

中学受験ではプレテスト受験者の53%が出願したとの事でやはりこの学校でもプレテストを受験してから入試を受けるのが一般的なようです。

高校入試についてですが、音楽教育も充実しており、大阪府立夕陽丘高校との併願者も多く毎年15~6名いらっしゃるとの事でした。

国際教育についても海外留学制度が本格的に整備され、今後さらに英語力を伸ばした生徒さんも増えてくる事でしょう。

(プール女学院HPより)

 

金光大阪のグランドが人工芝化

2016年3月7日 月曜日

先日、大阪府高槻市東上牧の金光大阪中学校・高等学校にお邪魔してきました。

正門横を工事車両が出入りしていたので、先生にお尋ねしてみたところ、グランドをすべて人工芝にしているとの事でした。ネット越しの写真なのでわかりにくいのですが、右側の少し茶色く見えるところはゴムチップを撒いているところで、人工芝の目を立てて根元に落としている作業中だそうです。人工芝は熱を持ちやすく、夏は結構熱くなりますが、これは黒いゴムチップが熱を持つからなのだそうです。そこで快適性と安全性の為にコストの高い茶色のゴムチップを混ぜているそうです。続けてクラブハウスの建て替えも行うのだそうです。

 サッカーや野球などのスポーツも盛んなこの中学・高校ですが、校舎の横に人工芝のグランドができることで、練習にもさらに熱が入る事でしょう。

 

滋賀県立高校 2016年度一般選抜確定出願数が発表される

2016年3月5日 土曜日

2016年3月4日、全日制課程および定時制課程の一般選抜試験出願変更後の確定出願状況が発表されました。
全日制課程の学力検査定員6,841人に対し、確定出願者は7,675人。倍率は1.12倍(前年1.12倍)となりました。

2016滋賀公立高校一般選抜確定出願数

普通科で出願倍率が高かったのは次の学校となっています。
大津高校(普通)1.58倍 (前年1.43倍)
石山高校(普通)1.40倍 (前年1.35倍)
東大津高校(普通)1.36倍 (前年1.16倍)
守山高校(普通)1.34倍 (前年1.18倍)
草津東高校(普通・体育)1.31倍 (前年1.23倍)
愛知高校(普通)1.31倍 (前年1.18倍)
また、新設校である彦根翔陽館高校,長浜北高校はそれぞれ1.04倍、1.03倍と低倍率にとどまりました。

滋賀県公立高入試に関する今後のおもな日程は、次のようになっています。
学力検査等 3月9日 (水)学力検査・面接、 10日(木)実技検査
合格発表  3月16日(水)

受験生のみなさんには,体調に気をつけ入試本番までしっかりと努力してもらいたいと思います。

いよいよ大阪の公立高校への出願が始まります

2016年3月4日 金曜日

1月末の中学校校長会の調査(第3回希望調査)によりますと、今年の大阪の公立高校の普通科の平均倍率は1.12倍と昨年の1.20倍より低めの数値となっています。(2月22日現在の数値。2月27日報道)

昨年度まで前期入試で人気を集めていた総合学科や工業・商業といった専門学科は特に下がっています。しかし、普通科の高校だけをすべて調べてみると、難易度が高い高校ほど競争倍率が高いという傾向になっています。中には1.88倍(茨木高校)と高倍率になっている学校もあります。一方偏差値48(大阪進研Vもし偏差値)を境に下は落ち着いた倍率の学校が多くなっていますので、この報道を元に実際の出願校を見直す動きも考えられます。