2019年6月4日

甲子園球場の近く、広大な敷地を有する武庫川女子大学附属中学校・高等学校からのご案内です。建築や薬学・栄養学といった専門分野を持つ武庫川女子大学の附属校ですから中学・高校にも理系を志向する生徒が集まっており、2006年私立の女子高としては日本で初めて文部科学省からSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)に指定されています。部活動では全国レベルの合唱部が有名ですが、自然科学部、天文部、パソコン部など理系の部活も盛んです。
小学校ではプログラミング教育が導入されていますが、私立中学校ではそれ以前から取り入れてられている学校も少なくありません。武庫川女子中もその一つですが、今回のイベントはそういった背景を生かしてプログラミングロボットを在校生と一緒に作ってみようというものです。
Webからの申し込みが必要となっております。詳しくは学校ホームページをご覧ください。

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2019年6月3日
私立大学定員厳格化の影響で、関西でも関関同立近などの難関大規模校の合格ラインはここ2~3年上昇しつつありますが、今年度は出願動向にも影響が出て摂神追桃も難化、さらにその影響が中堅私大にも広がりつつあります。
高校現場でも先輩方が受験でなかなか合格が取れず苦しんでいる姿を見た下の代が、指定校推薦に流れるという現象が起きており、その結果中堅私大は一般入試を行う前にすでにお席が埋まっている状態になっています。
こちらが大阪商業大学の2016年から2019年の状況をまとめたものです。

御覧のようにAO入試が昨年より37名増、指定校推薦の消化率も進んで昨年より104名増え、その影響で昨年よりも919名も多く出願した一般入試の実合格者を減らさざるを得ず、結果的に実質倍率が5.77倍と厳しい戦いになりました。
勿論この大学の志願者が増えたのは新校舎の完成や就職率の高さといった魅力や入試日程の追加も理由として考えられますが、2019年度中堅私大の状況を象徴する数字となっています。大阪商業大学と同じように系列の高校を持っている大学は、そこからの入学者数を操作するのは困難ですから、一般入試の難易度・競争倍率への影響が大きく出ます。今年の高3生は特に最新の入試難易度情報で受験校選びを行いましょう。

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2019年5月31日
約300名収容の丸いホールが新たに作られました。プレゼンテーションにも使えるように大型スクリーンやプログラムされた照明切り替え装置、自動カーテンなどが設置されています。

(すみません、この写真だけは学校HPから拝借しました)
生徒会活動や授業にも利用されているそうです。


ホールは2階ですが、その下の1階部分には「アクティブラーニングコモンズ」とよばれる多様な学びのための設備があります。こちらでもプレゼンの練習ができそうです。
図書館入口です。

豪華客船のようです。(実は乗ったことはないのですが、妄想してみました。)

貴族の書斎のようです。(貴族の知り合いはいません。あくまでも妄想です。)

キノコが生えています。(照明器具です。)

天井が高いです。(つまりとても静か。)

上の層にも自習コーナーがあり、重厚な木製の机と椅子で生徒さん方は黙々と勉強や読書をしています。
関西の中高単独図書館としては最大の規模だそうです。司書の先生も何人もいらっしゃいます。夕方6時までは自由に使えます。
受験生向けにはオープンスクールなどで見学できる機会もあるでしょう。以前このエントリーで紹介した7つもある理科実験室と併せてゴージャスな図書館も是非御覧ください。

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2019年5月30日
2年前から工事が続く高槻中学校・高等学校にお邪魔してきました。2年前にお邪魔した時には理科実験室ができたばかりでしたが、いまは事務所などが入る最後の建物工事が始まっています。国道170号線から巨大なクレーンが見えています。
今年で共学3年目、つまり中1~中3まで女子がそろった高槻中学校ですが、運動部に限っては女子が加入できるものが限られる(バレーボールやバスケットボールはまだ女子だけでチームが組めないため入部できないなど)と聞いていたのですが、どのような様子でしょうか。

こちらはバトミントン部、こちらも女子の姿が目立ちます。先輩がテンポよく練習メニューを切り替えています。

剣道部にも女子が数多く在籍しています。面をかぶっていてわかりにくいですが、この写真に写っている半分くらいが女子です。

こちら新しくできた専用練習場を持つ卓球部は逆に今年から男子は入部できないとのこと。ここにいる男子部員は中2以上です。

一方文化部については軽音楽部以外すべて女子の加入が可能です。化学部は女子部員の方が多く、吹奏楽部も半分程度が女子で占められています。男子校だった時より部員数も増え、音楽室パンパンです。
男子も含めて中1の95%ほどがいずれかの部活に所属しているそうです。(続く)

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2019年5月29日
近畿大学の広報物といえばイベントがてんこ盛りのオープンキャンパスのお知らせなど楽しそうなものが多いのですが、今回はとてもシンプルなお知らせが近畿大学から届きました。
それにしても私立大学定員厳格化の影響からか今春の近畿大学入試も厳しい戦いになりました。2020年度入試に向けて合格するだけの学力をつけておくことは必須ですが、どの日程で受験するのか、どの判定方法を利用するのかなど、特に近畿大学の場合は出願時点での作戦も重要になります。

というわけで、6月3日から各会場で行われる説明会への参加はお勧めです。事前申し込み不要・入退場自由です。詳しくは大学ホームページをご覧ください。

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2019年5月28日
京都駅からJR奈良線で一駅、または京阪本線の東福寺駅から徒歩5分。つまりは京都市のみならず、滋賀県・奈良・大阪も通学範囲に含まれる大谷中学・高等学校から入試関連イベントのご案内が届きました。
この学校ではなんと56年前の1963年、一つの教室に授業を担当する先生と机間支援をしながらそのフォローをする2人の先生で運営する「バタビアシステム」という授業形式が導入され、今でも続けられています。
もともと男子校だったからか野球部や部員が100名以上いるサッカー部などのスポーツ系の部活も盛んですが、1997年から中学校、2000年から高校も共学化され、文化部では女子の方が多いクラブが多い(軽音楽部は男子:女子=56:73、吹奏楽部は7:49、韓国言語文化部は0:27 いずれも2019年5月現在)など今では女子も元気に活躍しています。

というわけで、交通の便利さと生徒さんの元気よさを確認するためにもぜひ学校説明会やオープンスクールに参加してみてはいかがでしょうか。詳細は学校ホームページをご覧ください。

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2019年5月27日
堺市堺区浅香山の住宅地の中にある「堺リベラル中学校」から、入試関連イベントのご案内が届きました。
昨年できたばかりのカフェテリアでの「スクールランチ体験」や、「制服試着体験」など昨年に引き続き学校生活が体験できるイベントもたくさん用意されていますが、今年のチラシには高校合格実績も詳しく掲載されています。特徴的な表現教育カリキュラムが学力伸長にも効果があるということでしょう。

(画像をクリックするとPDFが開きます)
裏面では「プレプレテスト」「プレプレ面接」についても詳しく案内されています。
これらのイベントは事前申込制となっていますので、学校ホームページ経由で、または電話でお申し込みください。

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2019年5月24日
今春も多くの入学生を迎えた大阪市住吉区の浪速中学校・高等学校から、オープンスクール、クラブ体験会のご案内が届きました。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)
新校舎には各教室に電子黒板標準装備、タブレットなどを活用して小集団での学習が可能な「コスモススペース」などICTの導入にも積極的な学校ですが、そのような設備を活用した「オンライン英会話」や、神道系のこの学校ならではの「道徳」の授業など、他校とは違った「授業体験」ができそうです。
一方、インターハイへの出場など輝かしい戦績を持つスポーツ系のクラブに加えて、これまた神道系の浪速ならではの神楽部、雅楽部の部活も体験できるクラブ体験会も開催されます。
なるほどと思うのは、この二つのイベントが別の日に行われるということです。
多くの学校は、この二つのイベントを1日に詰め込んで、つまり午前中は保護者向け説明会、その間に子どもは体験授業、昼を挟んで午後に部活の体験、というパターンが多いのですが、運動が不得意であるなど、部活動に興味のない子どもにとっては、部活体験ががまんの時間になってしまうかもしれません。また逆に部活動は見てみたいが、体験授業には興味のない子どももいるでしょう。開催する学校側は2週間も続けての運営は大変だと思いますが、子どもの心理がよくわかっている組み立てだなと感心した次第です。
事前申し込みが必要です。ネット経由か電話でお申し込みください。

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2019年5月23日
規模の大きな大学は、学部新設などのタイミングでキャンパスが一部移転、結果的に学部によって通学する場所が大きく異なるケースがあります。たとえば立命館大学。30年ほど前までは京都市北区の衣笠キャンパス1か所でしたが、その後滋賀県に「びわこ草津キャンパス」が、大阪府茨木市に「大阪いばらきキャンパス」と順次作られ、3か所に分かれています。したがって部活動のために放課後移動する必要があるなど不便な場合もあるようです。
しかし、1965年に2学部でスタートした京都産業大学は、余裕のある校地のおかげで10学部になった今でもキャンパスは1か所にまとまっています。60年も前に上賀茂の広大な国有林に目を付けた先見の明には感心するばかりです。今では地下鉄も延伸し、バスも複数の駅から出ているなど、交通の便も良くなりました。

京都産業大学のオープンキャンパスが開催されます。事前申し込み不要ですので、都合の良い時間帯に行っても参加できますが、できれば大学ホームページでイベントの時間を調べていった方が良いでしょう。クラブによるステージも用意されているようです。
ちなみに大学から一山越えますと京都大学農学部の演習林(正式には「京都大学フィールド科学教育研究センター里域ステーション上賀茂試験地」)があり、平日には林学実習の学生がチェーンソーを振り回して薪ストーブの薪を作ったりしています。こちらには勝手に立ち入らないようにお願いします。

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2019年5月22日
文部科学省が2024年度の大学入学共通テストにプログラミングなどを扱う「情報Ⅰ」という科目を導入する方針で検討を始めた、とのニュースが入ってきました。
内容もさることながら、今までの紙での試験ではなく、音声や動画を使った出題も可能なCBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)と呼ばれる方式だというところが心配です。
実は大学入試センターはすでにモデル問題を作成し、タブレットやパソコンでの実証テストを始めていますが、一斉に試験を行おうと思えば50万台以上のパソコンかタブレットが必要となり、保管場所やメンテナンスでも莫大な金額がかかることになります。年に1度の試験のためにそこまで投資するのも非現実的ですので、年内に複数回に分けて、大学で実施することを検討しているそうです。
2021年、2022年には全国規模の試行調査を行うとのことですので、今の中3か高1の学年がおこなうことになります。本格導入の2024年といえば今の中1の学年になりますので、この学年が高校に入学すれば必修科目でもある「情報Ⅰ」にも本格的に取り組むことになるでしょう。

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