2018年1月22日
ご覧のように関西の有名私大、関西大学と立命館大学の出願締め切りが迫ってきました。
いずれもインターネット出願が利用できますので、出願を検討してみてください。
ここで、お得な情報をこっそりお伝えします。関西大学については総合情報が、立命館大学については産業社会と経営が先々週の段階で出願数が昨年比半分程度と穴場になっています。特に産業社会の子ども社会専攻は狙い目でしょう。近接分野を狙っている受験生にはお勧めです。
関西大学

立命館大学


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2018年1月19日
近畿圏でも毎年増えてきているインターネット出願ですが、今年から京都府下の私立中学校でも導入されました。インターネット出願はデータの登録に加えて受験料の支払い、写真データのアップロードから、受験票の印刷までが24時間可能ですので、お忙しいご家庭でも出願がスムーズにできるメリットがあります。
さて、京都で新たに13校が取り入れましたが、出願者数が判明している中で、昨年より出願者数を伸ばしているのは東山中学校、京都学園中学校、京都橘中学校、京都産業大学附属中学校の4校にとどまっています。受験生のご家庭にとっては出願しやすいので出願数が増えるというものでもないように感じます。しかし、少なくともインターネット出願初年度の京都の受験生にとっては、出願方法によって志望校が変わることも少ないでしょうから、来年以降、その影響が徐々に出てくることも考えられます。
インターネット出願は学校にとって入試事務の軽減というメリットもありますし、導入することでその学校がICTに強いというプラスのイメージを発信することもできますから、今後も導入はさらに広がっていくでしょう。
そろそろ、中学入試の結果も判明してきました。開成教育グループからも神戸女学院1名、大阪星光6名、東大寺学園1名、明星30名など、難関中学にも多くの合格者が出ています。(2018/01/19 10:54時点判明分)入試結果速報のページもご覧ください。(終わり)
開成教育グループの主な合格速報はこちら

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2018年1月18日
公立中高一貫校で行われているような「適性検査型」の入試を今年度から取り入れた学校についても見てみましょう。
◆上宮学園中学校(1次B)48名出願
◆初芝富田林中学校(リテラ入試)52名出願
◆滝川中学校(適性検査型)18名出願
◆京都橘中学校(T入試)39名出願
これらの学校は新たな需要の掘り起こしに成功したといえますが、昨年から適性検査型の入試を行っている学校にとっては、受験生が分散したため、受験生が減少しているところも少なくありません。但し、競合校の参入が無かった神戸の親和中学校は(適性検査型)239名出願し昨年比122.9%と増加しています。
さらに思考力型のテストを取り入れた学校ではこのような出願状況でした。
◆大谷中学校(大阪)(1次B 凛花コース「未来力テスト」)30名出願
◆夙川学院中学校(思考力入試)17名出願
◆仁川学院中学校(1次A 2次前期)(国・算+総合問題)48名出願
このように、入試に関してはまだまだ全体の受験者数と比べると少ない人数ですが、大学入試改革を含んで今後必要とされる学力の変化に向けて、このタイプの問題を作って、採点する過程で先生方が議論することは、学校にとってもこれからの学力に向けた指導力という大きな貯金が作れるというメリットもあるでしょう。
今までの科目ごとの入試と異なる、これらの方法も今後次第に広がっていくことでしょう。(続く)

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2018年1月17日
共学化した学校についても見てみましょう。
◆高槻中学校(A日程)出願者数 554名 (昨年比114.5%)
◆アサンプション国際(旧聖母被昇天)中学校(A午前)出願者数 26名 (昨年比113.0%)
◆香里ヌヴェール学院(旧大阪聖母女学院)中学校(A日程)出願者数 48名(昨年比129.7%)
いずれも共学化2年目ですが、周知期間が少なかった昨年よりいずれの学校も受験生を増やした形です。中学受験では志望校決定が5年生のうちに行われるケースも多いのが原因だともいえますが、やはり受験生が、学校説明会などで元気に学んでいる共学初年度生の姿を見て安心するというのも大きいと思います。男女で定員を分けている高槻中学校では、昨年に続いて今年も男子より女子の合格ラインが高くなっています。
入試日程が大きく変更された学校についてです
◆大阪桐蔭中学校(入試をすべて午後に設定)出願者数(前期)342名(昨年比289.8%)
◆明星中学校(3回目の入試を3日目午前から、2日目午前へ)出願者数(後期)392名(昨年比121.7%)
◆和歌山信愛中学校(解禁日5日目に実施していた入試を解禁日午後に設定)出願者数351名(昨年比118.2%)
その他、上宮学園(旧上宮)中学校も入試日程を大きく動かした上に適性検査型の入試も取り入れたために出願者数が9%ほど伸びた模様です。同じように激戦区である初日午後入試を導入した常翔学園中学校や京都学園中学校も志願者数を伸ばしていますが、午後入試を導入すれば志願者数が伸びるというものでもなく、むしろ減らしている学校も少なくありません。(続く)

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2018年1月16日
また、大学附属系の躍進も続きます。
◆関西大学第一中学校:出願数 483 (競争率2.0倍)
◆関西学院中学部:出願数 304(競争率2.2倍)
◆同志社中学校:出願数 494(競争率2.2倍)
◆同志社香里中学校:出願数(前期)468(競争率2.5倍)
◆立命館中学校:出願数 699(競争率5.8倍)
◆近畿大学附属中学校:出願数(前期)350(競争率1.9倍)
などと、高め安定の狭き門となっています。特に関西大学第一中学校は昨年の約1.2倍の受験生が集まっており、厳しい戦いとなりました。大学入試改革の先行き不透明感からでしょうか、これ以外にも大学への推薦枠を持っている学校は昨年より志願者数を伸ばしているところが目立ちます。(続く)

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2018年1月15日
いよいよ2018年度私立中学校入試が1/13(土)より統一入試日(近畿圏)として始まりました。
各府県の私立中学校高等学校連合会が発表(9日~11日)した出願平均倍率は、大阪1.94倍(昨年比0.05ポイント増)、兵庫2.72倍(〃0.22ポイント増)、京都3.50倍(〃0ポイント)そして奈良4.74倍となっています。
大阪府内の中学校で1/11 15:00時点(出願数確定中学)で昨年度より受験者が大きく伸びている学校をいくつか紹介します。
◆大阪星光学院中学校:出願数 763名(昨年比111.7%)
◆大阪女学院中学校:出願数国際特別25名(〃166.7%)、前期A182名(〃106.4%)、前期B114名(〃154.1%)
◆四天王寺中学校:出願数医志466名(昨年比114.5%)、英数Ⅰ&Ⅱ147名(〃161.5%)
◆関西学院千里国際中学校:出願数一般生63名(昨年比82.9%)、帰国生37名(〃148.0%)
大阪女学院や関西学院千里国際に見られるように、語学力を利用した入試(帰国生枠など)への出願者数も増えています。大学入試にも語学検定の利用など話せる英語力が必要になってきていますが、中学入試でも英語利用が広がっており、受験生にも浸透してきたといえるでしょう。

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2018年1月12日
調査したのが第一生命ではないので選択肢が異なるのですが、1970年、いまでは50代の人が子どもだった頃の調査です。なんと、「学者・博士」がありません。また、食べ物関係が入っていません。(職業名も「看護婦」など古い表現ですが、あえて当時の調査のままの表記を掲載しています。)

昔も今も、男の子がスポーツ選手を、女の子が看護系や保育園・幼稚園の先生など人と触れ合う職業を志向しているのは変わりませんが、女子では1990年から、男子でも2000.年からランクインした「食べ物屋さん」ですが、立命館大学が今年から募集を始める「食マネジメント学部」はこのような指向も調査したのでしょうか。女の子でも今回ランクインした「ダンスの先生・・・」ですが、梅花や樟蔭、堺リベラル中学などの身体表現系のコースも、まさに今の子どものニーズをつかんでいるといえるでしょう。
そんな中で今回男の子第一位は「学者・博士」ですから、それに向けた探求型のコースを備えた学校が増えてくるのではないでしょうか。

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2018年1月11日
15年ぶりに「学者・博士」が男の子がなりたい職業1位になったという新聞記事を見つけました。それで、過去の推移を調べてみました。
まず、昨年2017年の調査結果から
見やすいように男女各1位を黄色で塗っています。これ以前の表も、この2017年で1位だった職業に色を付けています。

その5年前・・・。男子に「宇宙飛行士」が入っています。女子に「ダンサー・・・」が入っていません。たった5年前ですが、それほどダンスがメジャーではなかったのですね。代わりに「ピアノの先生・・・」が入っています。
2000年、平成12年では・・・。男子の「おもちゃ屋さん」が微笑ましいですね。女子に「お医者さん」が入っていませんが、「獣医・・・」といった動物関係がこのころからランクインします。

バブル時代の1990年、男子の「学者・博士」のランクが低いです。女子に「客室乗務員」と「マンガ家」がランクインしています。

(続く)

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2018年1月10日
大学入試センターを入試に利用する私立大学に出願する場合の注意です。
センター試験を受験することに気を取られて、出願を忘れる受験生が毎年います。

(クリックするとPDFが開きます。)
立命館大学の場合は明後日12日が出願締め切りです。それ以外の方式はセンター試験後ですが、それでもあまり日数はありませんのでこちらも注意が必要です。
もちろん高校の調査書など必要な書類も早めにそろえておきましょう。

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2018年1月9日
お正月が終わったと思ったら、いよいよ入試の季節が巡ってまいりました。1月13日、14日は大学入試センター試験の日ですが、近畿では私立中学入試の解禁日でもあります。つまり13日の朝は、大学受験生と、中学受験生とその保護者、さらに受験生応援のための旗竿を持った塾関係者が大移動するという大変な日なのです。しかも近畿では149の私立中学校のうち、半分近くが午後入試も実施するため、午前中の入試後にも次の学校に受験生が移動します。学校の場所によってはご家族が自家用車で送迎する場合もあるようです。
14日に関しては、前日の結果が発表され、その手続きが必要な学校もありますから、ご家族で手分けをして確認や移動が行われることになります。というわけでこのブログをお読みの、受験生のご家族でない方は、できるだけ13日、14日はお出かけを控えていただき、受験生が車内で座れるように、自家用車がスムーズに試験会場に行けるようにご協力ください。あとは雪などによる交通障害が生じることが無いように祈るばかりです。
近畿圏の私立中学校受験では、学校間の移動手段も併願パターンを組むのに重要だというお話でした。

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