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開成教育グループ


小学英語 2020年からの本格導入について

2016年3月25日

2020年度から小学校で導入予定の英語教育について、文部科学省の中央教育審議会の作業部会は授業時間を確保する報告案を大筋で了承しました。

新指導要領では小学校3年・4年では外国語活動を週1コマ相当、5年・6年では英語を週2コマ相当行う事が決定しています。しかし「脱ゆとり」として授業時間数が多くなっている上にさらに5年・6年では年間70コマの授業が増える計算になります。

しかしすでに6時間目まで授業が入っている5年・6年でさらに授業を追加すると7時間授業が定常的に行われることとなり、生徒の学習効率の低下や課外活動や校外での習い事や学習塾通いが困難になるなどの問題点が指摘されていました。

そこで、どのような形でこの授業時間を確保するのかが議論されていたのですが、時間割を柔軟に編成できるというアイディアが示されました。

それによりますと、標準の45分授業を15分授業に3分割して授業前の「朝の会」の時間を使う方法や、逆に60分授業に組み替えて、夏休みに行うなどの方法やそれらをミックスする方法などを提案しています。

すでに夏休みについても8月末までではなく、1週間程度早く終わってしまう地域が多いのですが、学校によってはさらに短くなる可能性があります。

夏休みには山や海で真っ黒になるまで遊んで、全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)が終わってから夏休みの宿題に取り掛かる、といったのんきな夏の過ごし方は昔話になるのでしょうか。

小学校6年の例

(現行の週28コマ)

7限目を使う案

0限目を使う案

土曜日を活用する案

夏休みなど長期休暇を活用する案

小学生段階で英語に強くなりたいなら! 

 

神戸学院大学のオープンキャンパスに行ってきました

2016年3月24日

3月19日、神戸ポートアイランドにある神戸学院大学のオープンキャンパスにお邪魔してきました。神戸三宮からポートライナーに乗ると、最寄り駅の「みなとじま」まで10分もかかりません。そこから徒歩6分ほどで海の見えるキャンパスに到着です。

真新しいキャンパスは空間的にも余裕があり、レンガ張りの立派な建物に圧倒されます。

学生たちの案内で、様々な教室を見ることもできました。

この大学の法学部は法律学科のみと法律関連のカリキュラムに特化しており、宅地建物取引主任者や行政書士などの資格試験への高い合格率を誇っています。実際の法廷を模した「法廷教室」も見せていただきました。法学を学ぼうという学生はこの教室を見るとテンションが上がる事でしょう。

薬学部が入った建物も見せていただきました。1階のロビーには生薬の原料があたかも宝飾店のようにディスプレイされています。

ところで、この大学はキャンパスがもう一つ離れたところにありますが、段階的に移転を行っているため、どちらに通学しなくてはいけないのかがわかりにくかったのですが、この資料で明らかになりました。

オープンキャンパスは今後も何度か行われるようですので、興味のある高校生は是非参加してみましょう。

 

 

新入試制度の春! 大阪公立高校一般入試で合格発表

2016年3月23日

3月18日朝 大阪の公立高校で、3月10日に行われた一般選抜の合格者発表がありました。

発表時刻の午前10時に合わせて多くの受験者と保護者が集まり始めました。今回から入試制度の一部変更され、複数学科を設置する高校については第2志望まで出願できる制度になりました。ある進学指導特色校では、文理学科と普通科の合格者受験番号が2つに分けて掲示され少し戸惑いながら確認していたようです。発表から一呼吸おいて大きな歓声があちらこちらから聞こえてきました。

新たな入試制度の中で不安と戦いながらの受験勉強。受験生そして保護者の方々も本当にお疲れ様でした。今度は大学受験入試制度改革の中での高校生活。波乱の時代かもしれませんが、青春を謳歌して下さい!

 

 

 

近畿大学オープンキャンパス情報

2016年3月22日

受験者数日本一の近畿大学ですが、オープンキャンパス参加者数も日本一だそうです。

この3月から2017年入試に向けたオープンキャンパスが始まります。

その案内が送られてきました。御覧のように盛りだくさんです。マグロはもちろんカンパチもウナギ味のナマズも登場します。実力派の吹奏楽部、応援部のパフォーマンスに始まり、スポーツ対決・プール見学・英語村体験など、イベント盛りだくさんで、肝心の入試概要説明が霞むくらいの勢いのチラシです。大学の広報部と一緒に「近大オールスターズ」という学生団体がこの企画を行っているそうです。

大学では何を学ぶのか、を主にアピールするオープンキャンパスが多い中で、近畿大学のように華やかな大学生活をメインにした企画は、おそらくこれから受験生としてのつらい日々を過ごさなければいけないと覚悟している高校生にとってはモチベーションを上げるきっかけにもなると思います。予約不要・入退場自由だそうですので、時間があればちょいとのぞいてみては如何でしょうか。

 

 

公立高校入試 進む一本化

2016年3月18日

3月14日の読売新聞に下のような記事が載っていました。

読売新聞が全国の都道府県について調査したところ、入試日程を原則一本化したのは10府県に上るとの事です。

多様な能力を評価しようとして20年ほど前から全国に広がった公立高校の複数回受験ですが、入学した生徒の学力差や、同じ学校の中に、最初に合格した生徒と1回不合格になった生徒が混在する事で生まれる心理的な影響など、様々な問題点も指摘されていました。

しかし、逆に1発勝負だと、経済的な理由や地理的な理由で公立高校へ入学したい生徒が学校選びに慎重にならざるを得ないなど、別の問題点も生じます。

入試一本化は一部の府県で導入されている、私立高校授業料無償化などのセーフティーネットとセットで実施されることが望ましいでしょう。
 

 

京都 東山中学・高等学校にお邪魔してきました

2016年3月17日

先日、京都の東山中学校・高等学校に行ってきました。哲学の道、琵琶湖疏水に近く、南禅寺、禅林寺といった有名なお寺に挟まれた、まさに古都といった環境にある仏教系の学校です。そこで、玄関でお出迎えしてくれたのは、意外にもしゃべるロボット「ペッパーくん」です。学校の先生によりますと学校案内をするために立っているそうです。

男子校として伝統あるこの学校、理系の生徒が多いとのことで、理系:文系の人数割合は8:2ほどになるそうです。それだけに数学など理系科目の先生も多く、超難関大学の理系学部への合格も増えてきているそうです。

大学入試結果の速報(途中経過)も掲示されていました。京都大学医学部医学科に現役合格が出たそうです。それ以外にも国公立の医学部に6名以上と理系に強いことを示しています。

最初に紹介した「ペッパーくん」のプログラムも生徒たちが行っているそうです。さすが理系に強い学校ですね。

 

喜びの春 滋賀で公立高校合格発表

2016年3月16日

3月16日朝 滋賀の公立高校で、3月9日に行われた一般選抜の合格者発表がありました。

県立膳所高校では、発表時刻の約1時間前から受験生や保護者のみなさんが集まり始めました。午前7時30分ちょうどに、校舎のベランダから合格者受験番号の貼られた掲示板が降ろされ、訪れた人たちは一斉に駆け寄り、受験番号を確認しました。
この日は、特色選抜での合格内定者の番号も一緒に貼りだされ、2月にすでに合格を決めていた受験生たちも集まり、喜びを新たにしました。

長かった県内の高校受験も今日で一段落。受験生の皆さま、そして保護者の皆さま、本当にお疲れ様でした。

発表前の風景(滋賀県立膳所高校)

 

掲示

 

合格者掲示を見る受験生と保護者のみなさん

 


 

国公立大学でも文系学部への回帰が見られる

2016年3月15日

国公立大学の2次試験が始まりましたが、結果的にここでも文系学部が前年を上回り、文系への回帰が見られました。国公立の平均倍率はほぼ昨年並みでしたが、理系が軒並み昨年より倍率を落とし、学部系統別では唯一社会学・人文系の平均倍率が昨年の4.6倍から4.9倍に伸びてきています。就職に有利であるといわれ、バイオ系をはじめとして新たな学部の設置が増えるなど、理系の人気が高まっていましたが、就職動向の改善などにより文系の人気が戻ってきた事が数値となって表れてきたようです。

この資料は河合塾が昨年秋に示した模試の志望校からの資料ですが、私立大も含めて経営・経済系と社会学系が伸びてきたようです。有名大学のこれらの分野を目指す高校生は早めの準備が必要だといえるでしょう。

 

 

関西大学北陽中学校1期生の関西大学への内部進学結果

2016年3月14日

関西大学北陽中学校は2010年(6年前)に開校した中学校です。つまり今年が関西大学北陽中学校の1期生が高校を卒業する年に当たりますが、関西大学への進級に関する発表がありました。

北陽中学1期生の在籍者115名中、内部進学希望者が102名で、内部進学辞退者13名(国公立大志望者5名、医療・栄養系志望者6名、スポーツ推薦2名)だったそうですが、結果は87名が内部進学として合格したそうです。(内部進学率87名÷102名=85.3% 但し、合格者には、国公立大志望者も含む)

中学校受験をお考えの方は、中学校の性格を表すこれらの数値も中学校選びの参考にしてみては如何でしょうか。

 

 

大阪府内公立高 5万2000人が挑む

2016年3月11日

3月10日に大阪府公立高校入試の一般選抜が行われました。それに先立ち発表された各高校の最終倍率についてです。

前期入試が実質廃止された初年度である今年の競争倍率がどのように変化するのか注目されていましたが、普通科の倍率が高くなり、特に文理学科を含む進学校が軒並み学校倍率で上位を占めました。学校倍率が1.4倍を超えている学校を並べてみましたが、いずれも進学実績を上げている公立高校だといえるでしょう。

今まで前期入試で高倍率が出ていた普通科単位制の高校の動向も注目されていました。前期入試は早く入試を終えたいという受験者を集めていたため、後期入試に移る事で競争倍率は下がるのは当然ですが、進学実績を出している高校はある程度の倍率を維持すると予想されていました。今回の結果ではその通りになっている学校がある一方、それらよりも高い大学合格実績を誇り115年の伝統を誇る名門市岡高校が定員を割っているのが不思議です。受験者層が一気に下がっているわけではないので学校のレベルが急に下がるわけではないと思いますが、入学者のモチベーションが心配です。

 

発表は3月18日です。受験生は落ち着かない一週間を過ごすことになりますが、担当した先生方にとってもそれ以上に気が気でない日々となるでしょう。