2016年2月24日
現在小学5年生・中学2年生の皆さんにおかれましては、これから先は「第一志望校」を選んでいくことになります。
生徒本人が納得して進学先を選ぶことが一番大切なのですが、それに負けず劣らず「保護者もよく学校を知り、選ぶ」ことが重要です。しかしながら、あまたとある学校の中からどう選び出すのか?「雲をつかむ」ような印象をお持ちの保護者の方が多数おられると思います。
学校選びをする際に世の保護者の皆さんは一体どういった所を重要しされているのか?についての統計データが参考になりますので、今回のエントリーではご紹介致します。
出典は、サンデー毎日臨時増刊「志望校を決める 2016年度私立中学・高校編」です。先に学校選びを済まされた保護者の皆さんのお知恵・ノウハウ(?)がたっぷりつまった、大変貴重なデータです(画像をクリックすると拡大します)。

やはり圧倒的な割合を示すのが「大学合格実績」で、受験生の保護者のうちおよそ9割が重要視されています。
「教育方針」「校風」といった学校運営の根幹を成す部分が共に4割強と重要視されている部類に入るのに加えて、「授業の教え方・進め方」という細かい部分には約1/4、「カリキュラム」には約1/5の保護者が着目されているなど、やはり教育・学習面のチェックも欠かせないようです。
驚いたのは「塾の先生の意見」が高い点です。半数弱の保護者が塾の先生のご意見を参考に、学校選びをされていることになります。やはり「餅は餅屋」ということで、ご参考にされているのだと思います。携わる者として、身が引き締まる思いです。
中学入試に関しては保護者の皆さんが関与する部分が多いとは思いますが、高校入試になってくると「本人と中学校に任せていますので」という保護者の割合が多くなる印象があります。あまり口やかましく(?)なるのも考えものではありますが、あまりに無関心・子ども任せなのもいかがなものでしょうか。
学校選びの際には、受験生本人のご希望と、ご家庭での教育に対する主義・主張とが折り合うような所が見つかるよう、根気よくお探しになることをオススメします。

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2016年2月23日
近畿大が一般入試の後期に向けて、受験生を対象とした合格対策講座&説明会・相談会を開催されます。
以下詳細などになります(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。
近畿大 後期入試合格対策講座&説明会・相談会

日時・場所:
2016年2月25日(木)14~17時 大阪北会場(梅田スカイビル・タワーウエスト10F)
2016年2月29日(月)14~17時 大阪南会場(近畿大学東大阪キャンパス)
内容:
後期入試活用ナビ、英語対策講座、国語対策講座、数学対策講座、保護者向け近大概要説明
個別相談・資料コーナー
※万全を期していますが、詳細は必ず大学HPでご確認下さい
ちなみに、近畿大の一般後期入試では昨年2015年度で2,192名、2014年度で1,900名、2012年度2,522名、2011年度2,331名と、かなりの数の合格者数が出ています。これだけ見ても、近畿大には大きなチャンスが眠っていることがわかります。これを見逃す手はあり得ないと思いませんか?
最後のチャンスに賭ける受験生の皆さんは必ずどこかの回で参加してほしいと思います。

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2016年2月22日
立命館大が2016年3月5日(土)に実施を予定されている「3月入試」に向けた情報をお届けします。
まずは、今後の出願先選択あるいは合否ライン予想をする上で大いに参考になる、「一般前期の出願動向」について簡単にご紹介致します。
全体の志願動向
・志願者数は前年から9.5%増加となっているが、新設の総合心理学部分も含めたものとなっているので、その分を差し引くと前年から3,120名増・+3.9%という増加率
新設の総合心理学部
・4,500名に迫る出願者数で、「前期出願者数÷一般募集定員」で算出される出願時の倍率では「28.1倍」となり、生命科学部の30.1倍に次ぐ2番目に高いという、驚異的な人気(ただし、合格者数次第でどのような最終倍率になるかが本当のポイントとなる)
志願者数減の学部や動向
・学部別に見ると特に文系学部で大きく増えている学部が多く見られる中、特に注意が必要なのは以下の学部
法(昨年の一般前期も12.7%増だったので、2年続けて増)
映像(昨年の一般前期も4.3%増だったので、2年続けて増)
経済(昨年の一般前期では+30.5%だったが、今年は-6%に留まっており人気継続)
政策科学(昨年一般前期は前年とほぼ同数で、今年は4割増)
志願者数増の学部や動向
・反対に狙い目となりそうなところは次の通り
情報理工(昨年の一般前期は3%増だったが、今年は-6.6%で2年前水準より下の争いに)
生命科学(一般前期だけだと2年続けて志願者減)
最後に、立命館大の合格を得るためのポイント、をご紹介致します。
・後期分割方式で2学科・学域を併願できるのは経済学部、文学部、理工学部、生命科学部なので、学部内併願でより安全な策を取るならこれらの学部がオススメ
・「後期分割方式」と「経営で学ぶ感性入試」が併願可能となっているので、入試問題のクセが強い「~感性入試」だが、トライしてみる価値はある(ただし、センター試験において「英語+高得点2科目の合計」が390点・65%を超えていないといけない)
・センター試験後期は複数出願可能なので、多目に出願しておくと、ひょっとして・・・
立命館大の3月入試は、2016年3月5日(土)の実施。「後期分割方式」と「経営で学ぶ感性入試」の出願は郵送・インターネットとも2月22日(月)が、センター利用型後期は郵送・インターネットとも2月26日(金)、がそれぞれ締切となっています。
立命館大の合格に向けて最後まで頑張る受験生の皆さんに、良き報せが届くことを祈ります。


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2016年2月19日
関西大が一般後期・センター利用後期に向けて開催された「後期入試対策講座」にお邪魔させて頂きました。


一般後期は、3/3木に文系学部、3/4金に理系学部、3/3・4の両日では文理融合型である総合情報と社会安全の2学部、がそれぞれ試験を実施されます。
また、外国語学部に関しては英語1科目での入試となっており、英語力に自信がある方はぜひともチャレンジしてほしいと思います。

一般後期では「2学部併願」という制度が設けられており、1回の試験で2学部の合否判定を受けることが可能です(その分、受験料は高くなりますが)。第1志望学部に次いで入学希望となる学部があるのであれば、積極的に出願することをオススメします。併願先を決める際には、過去の学部別合格最低点などを参考にするのがよいでしょう。
さて、今年度の関西大の入試はどのような状況になっているのか、ここで詳しく見てみたいと思います。下の表は、過去6年間の学部別志願・合格動向を表したものです。一般入試のみを対象として表を作成おり、センター利用型については割愛しています(画像をクリックすると拡大します)。

一般前期・センター利用前期中期合計の志願者数は73,799名となり、前年の74,714名から915名・1.2%の減少となっています。一般・センター利用それぞれに分けて志願者数の増減を見てみますと、一般前期は昨年から1%、センター利用前期中期は2%の減少となっており、特にセンター利用での志願者数減が目立ちます。
学部別の動向は次の通りとなっています。
・法
志願者数48.3%増と一時の人気薄から回復傾向にあるものの、往時のレベルにはまだまだ
・文
前年比85.4%と大幅減。国際系や心理系も有するが学部として特化した所が他大学にも増えたので志願が流れていると分析できる
⇒ 国際学部や心理学部のような名前にこだわらず、中身を重視する生徒には狙い目
・経済
前年比7.2%増だが、特に全学部日程内「同一配点方式」に志願が集中している
・商
全学部日程での志願減少率が9.9%と大きいが、上記の経済学部での「同一配点方式」に志願者が流れている様子
・社会
志願者数は6.7%の増加をしているが、合格者数は前年から10%強の減少となっている
⇒ 一般では合格最低点を大きく下げたにも関わらず合格者が減っている一方、センター前期では合格者数が大きく増やされている
・政策創造
前年比79.9%の志願者数だが、前年大きな人気となった反動である
・外国語
志願者数は前年並みも合格者数が8.8%減らされており、相変わらず高いラインが必要となっている
・人間健康
志願は8.1%増だが昨年志願が減った分までは取り戻せておらず、合格最低点も下がっている
・総合情報
志願は前年並みであるのに対して合格者数は6.9%減っている
⇒ 合格最低点を下げている所が見受けられる
・社会安全
昨年「開設以来最高」のが志願者数となった反動で、今年は-22.8%の志願者数となっているが、合格者数は0.9%の減に留まっている
⇒ センター利用は大きく合格者数が増やされている(セ利用前期は実に前年の2倍)
・システム理工
志願の減少の割には合格者数は据え置かれており、お得だった
・環境都市工
建築学科は集まっているがその他の2つ(都市システム工・エネルギー環境都市工)で志願の減少となり、トータル7.7%減
⇒ 建築と他2学科の合格最低点差が前年よりも開いており、特に建築志向だが学科のこだわりが薄い生徒には都市システム工は狙い目
・化学生命工
昨年に続き今年も志願減(6.4%減)、一方で合格者数は75名増えており、入り易い入試になっている印象
開成教育グループ 入試情報室は、関大合格に向けて最後まで頑張る受験生の皆さんを応援しています。


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2016年2月18日
大阪府公立高の入試制度は2016年度実施分から大きく変わることになっています。
詳しくはこちらのエントリー「大阪府公立高 2016年度入試より前後期を一本化へ」でご紹介をしています。
さて、新入試制度下で初めて行われる「特別選抜」の出願状況が明らかになりましたので、ご紹介を致します(画像をクリックすると拡大します)。

募集定員2,455名に対し志願者数は3,516名となり、倍率は1.43倍となりました。これは、前年度と比較すると0.63ポイントもの減となります。
今回のこの「特別選抜」は、表にもございますとおり音楽科や体育科など実技試験がある専門学科のごく一部での実施となっていますが、全日制課程専門学科に限ってみてみますと、合計募集定員1,000名に対し志願者は1,558名、1.56倍となっています。
全日制課程専門学科のうち高倍率となったのは次の学校・学科です。
大塚高(体育科)2.74倍
夕陽丘高(音楽科)1.85倍
桜宮高(人間スポーツ科学科)1.78倍
今回の入試より「同一校に複数の学科がある場合は第2志望を認める」ことになっていますので、特に学科が多い工芸高に関しては、学科ごとに第二志望先に関する数までも公表されています。
今回は対象となる学校の数が少なく、言い換えるならば対象となる定員数も上記の通り少ないので、おのずと受験者数自体も少なくなります。しかしながら、その反面で3月に待ち構えている「一般選抜」については非常に規模の大きな入試となります。こちらの動向も非常に気になるところです。

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2016年2月17日
京都産業大が一般入試後期に向けて実施される説明会についてご紹介します。
以下詳細などになります(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。
京都産業大 一般入試【後期日程】対策講座
![京都産業大 一般入試[後期日程]対策講座](http://www.kaisei-group.co.jp/nyushiblog/blog/wp-content/uploads/2016/01/a10701246151fbcb07d87d4ca436fd12.jpg)
日時・場所:
2016年2月25日(木)13~15時半 AP大阪梅田茶屋町
2016年2月26日(金)13~15時半 京都産業大学 むすびわざ館
内容:
一般入試【後期日程】ガイダンス、英語対策講座、個別相談
高校生の皆さんはもちろんですが、保護者の皆さんもお気軽にご参加下さい。
関連記事:
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2016年2月16日
一般後期向けの各大学主催説明会のうち、今回は立命館大の説明会についてご紹介を致します。
詳細は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。なお、以下の画像では大阪で開催される回のみのご紹介としていますが、大学HPには東京や福岡などの開催地も含め、全部で6か所での開催が予定されていることが告知されています(画像をクリックすると拡大します)。
立命館大 3月入試説明会

日時・場所:
2月19日(金)東京 秋葉原 TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原 3階
2月19日(金)京都 京都 キャンパスプラザ京都 4階
2月19日(金)広島 広島 広島国際会議場 地下2階
2月20日(土)愛知 名古屋 TKPガーデンシティ名古屋新幹線口 7階
2月20日(土)大阪 茨木 大阪いばらきキャンパス A棟2階
2月20日(土)福岡 福岡 博多バスターミナル 9階
内容:大学・入試説明会(文系・理系別)、英語・数学対策講座、個別相談
最後のチャンスを最大限に活かし、立命館大の合格を勝ち取りましょう。

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2016年2月15日
京都府公立高の前期の出願倍率が確定し、発表されました。
各校の倍率は次のようになっています(画像をクリックすると拡大します)。


倍率が高い学校・学科は次の通りです。
田辺高(普通科・A方式)6.20倍
桂高(普通科・A方式)6.00倍
城陽高(普通科・A方式)5.84倍
洛北高(普通科単位制・A方式1型)5.63倍
山城高(普通科・A方式1型)5.58倍
京都府公立高 前期選抜に関する、今後の日程は次の通りです。
○学力検査等
2016年2月16日(火)及び17日(水)
ただし、音楽科は2月6日(土)及び7日(日)に実施済み
○合格者の発表
2016年2月22日(月)
受験生の皆さんが全力を尽くせますことをお祈り申し上げます。

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2016年2月12日
2月に入り、私立大入試が本格的に実施されており、中旬以降はその合格発表が続々と行われています。このブログをお読みの大学受験生の皆さんはどのような結果になりましたでしょうか?
私立大入試ですが、2月の一般入試前期が最も規模が大きい入試となっています。一部の大学は2月の一般入試ですべての入試を終えてしまうのですが、大多数の私立大では3月に行われる「一般入試後期」と呼ばれる入試にも、少数ではありますが、定員を割いて受験チャンスを設けています。
一般入試後期で合格を勝ち取ってもらうために、各大学は受験生を対象として「後期入試出願のポイント説明」や「予備校講師による教科別対策講座」をメインとする説明会を開催されています。
今回のエントリーでは、近畿地区の主要私立大で3月に入試を行う大学が主催する、一般入試後期に向けた説明会日程・内容をご紹介したいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

※作成には万全を期していますが、日時等は必ず各大学のHP等でご確認下さい
一般後期入試に向けての注意点を1つ。「今までオープンキャンパス、説明会、入試を通して全く大学に行ったことがないけど、後期入試は受験する」という方は、出来れば複数ある日程の中で大学のキャンパスで行われる説明会に参加する、大学での実施が無い場合は別に時間をとって大学まで足を運ぶなどし、とにかくキャンパスを隅々見るようにしましょう。一度もキャンパスの様子を見たことがない大学を受験させるのは、入学後のミスマッチの可能性を考えると、進路指導をする側にとってみても抵抗があります。その大学を受験して正しいかどうか、については実際にご自身の目でキャンパスを見てから決めるようにしてください。
そして、こういった説明会に参加することの利点のうちで最も大きなものとして、各教科の対策講座による傾向分析や学習法といった勉強面の情報が得られることと、各学部の「一般入試前期終了時点の人気動向、合格・手続き状況」を聞かせてもらえる、というものがあります。
特にこの人気動向に関する情報があれば、後期試験における「狙い目学部」や「要注意学部」を探り当てることが可能です。出願学部で迷いがある、あるいは学部にこだわりはないがとにかく○○大に合格したい、といった方に関してはこの情報は大変有益になることでしょう。また、こういった情報は説明会に参加しないと得られないものです。見逃せません。


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2016年2月10日
本日2月10日(水)は、京阪神地区の私立高校入試の実施日です。
この後、大体12日(金)には多くの学校で合格発表が行われます。
希望通りのコースで合格された方についてはそのまま私立高へ入学、あるいは公立高入試に向けて引き続き頑張る、ということになりますが、今回の私立高入試で不合格になってしまった方や、いわゆる「回し合格」となってしまい希望のコースでの合格が叶わなかった方、に関しては、私立高の合格発表日から公立高入試の間に再度私立高を受験するという選択肢も残されています。
そんな、私立高入試に再チャレンジ出来る機会は「1.5次入試」と呼ばれており、2月中旬に大阪府・京都府・兵庫県の私立高の一部で実施されます。
近年では、私立高の1次で希望通りの学校・コースで合格したにもかかわらず更に高いレベルの高校・コースを目指して1.5次入試を受験する、という受験生が増えており、1.5次入試の積極的な活用に注目が集まっているのも事実です。
今回のエントリーでは、大阪府私立高の中で今年1.5次入試を実施する学校の要項をご紹介します(それぞれの画像をクリックすると拡大します)。



※一覧は大阪府私立中学高等学校連合会発表のもの
3ページに分けて掲載をしました。
お気づきの方も多いと思いますが、1.5次入試を2回実施される学校がいくつかあるのがわかります。そういった学校の入試日程をご覧いただくと、大体2月中に1回、3月に入ってから1回、と入試日が設定されています。こういった学校は公立高特別選抜で不本意な結果になった後でも受験が出来るというのがメリットです。

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