2024年4月18日
富山県には私立大学は富山国際大学、高岡法科大学の2大学があるのですが、そのうちの一つ、高岡法科大学の大学HPに4月15日付で2025年度以降募集停止の告知がなされました。Yahooニュースに転載されている北國新聞の記事によると、100名募集に対して、今年度の入学者数は37名、とのこと。確かにこれでは学部改編が認められる基準を下回る可能性が高く、次年度の生徒募集活動が始まるぎりぎりのこのタイミングで苦渋の決断となったようです。法学のみの単科大学ですので、規模は小さいのですが、この地域で法学が学べる貴重な場だったために残念です。
ところで、法律関係を中心に10万冊の蔵書を誇るこの大学の図書館は、労働法の大家、沼田稲次郎博士の著作を集めている事でも有名です。4年後の大学閉鎖後、それらが散逸する事が心配です。(ここからは立命館大学教職員の皆さんへ業務連絡)そういえば立命館大学の図書館は建て替えたばかりで、書架に余裕ありますよねぇ。沼田先生が博士号を取ったのも確か立命館大学、そのご縁でお声をかけてみてはいかがでしょうか。
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2024年4月17日
このエントリーでも何度か紹介させていただいた、大阪城の南にあるヴェリタス城星学園高等学校から衝撃のニュースが飛び込んできました。ヴェリタス城星学園高等学校は中学創立時から数えると65年の歴史を持つミッション系の女子校で、かわいい制服も人気なのですが、15日の学校ホームページにいきなり「2025年春、男女共学化。」の特設サイトができているではありませんか。
これは衝撃です。しかも制服も変更、コース制も変更されるとのことです。つまり新しい学校が生まれるといっても過言ではないでしょう。これは楽しみです。もちろん現在も行われていて評価の高い「学びの森」という探究活動など良い点はそのまま活かされるようです。
というわけで、変更点の詳細は今後の学校説明会や個別相談でご確認ください。
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2024年4月16日
4月13日(土)当グループ生専用の説明会を明星中学校が開催してくださいました。最初にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
40名近い生徒、保護者に対して、まず校長先生からのお話。最初は緊張気味だった子どもたちですが、一生懸命聞いています。
その後、子どもと保護者に分かれての説明と校内見学会をしていただきました。緊張がほぐれてきたのでしょうか、子どもだけになった部屋では部活動や学校生活に関する素直な質問が飛び出し盛り上がりました。その後見学させていただいた設備を2つ紹介します。
こちらがリニューアルした自習室。まずは個別ブース。スタイリッシュです。
グループで学習するときはこちら。コイン式のコピー機もあります。
自習室では大学生が監督しているそうです。これなら落ち着いて勉強できそうですね。
こちらは食堂。明るくて広いです。
続けて全部紹介したいところですが、今回参加できなかった塾生及び一般の受験生は来週21日の第1回学校説明会でご確認ください。
明星中学校の先生方、お忙しい中本当に有難うございました。
カテゴリー: 中学校・中学入試 |
2024年4月15日
本日は埼玉県の私立中に関する情報です。
埼玉県は県立浦和、大宮、県立川越などの県立進学校が多い地域ですが、私立も結構健闘しています。手元にあるのが2022年度入試結果の集計なのですが、旧帝国大+東工大+一橋大+神戸大の10大学の占有率(合計数を卒業生数で割ったもの)で2%以上の学校を並べてみました。4位に明の星女子、5位に栄東、9位に開智、10位に大宮開成の各私立高校がランクインしています。
というわけで、今回は県西部の13校だけですが、私立中高一貫校の合同説明会が開催されます。小学生と保護者の皆さんは一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
事前申し込み制となっています。お申し込みは2次元コードからどうぞ。
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2024年4月12日
大阪女学院中学校から、早くも2025年度入試に関わる変更点のお知らせがありました。従来必須だった理科が、社会との選択となります。それに伴って最大でも3教科入試となるわけです。試験日はまだ公表されていませんが、従来の2日目だとすると、初日に受験する学校に合わせて科目を選ぶことができるわけですね。
科目の順番などはわかりませんが、お知らせいただいた内容を私なりにまとめてみました。
(業務連絡=学校関係の皆さんへのお願いです)入試科目の変更点など、重要な変更が決定すれば、公表できる範囲で良いので、お早めにお知らせください。
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2024年4月11日
1987年に外国語学部、法学部の2学部体制で開学した姫路獨協大学は、2年後には経済情報学部を増設し、2005年にはスペイン語学科、韓国語学科を開設、その次の年には医療保健学部を、さらに次の年には薬学部を開設するなど拡大してきましたが、その薬学部は近年入学者が募集定員を大きく下回る状況になってしまいました。
そして、ついに募集停止が大学HPで公表されました。 「令和7年度入学者の募集を停止」とのことですので、今年の入学者が最後となります。これからの受験生にとって選択肢がまた一つ無くなるという点でも残念でもあります。
先日このブログでも紹介しましたが、薬剤師の国家試験は、直近(第109回)のの平均合格率が68.43%と大変厳しい試験なのです。従って大学間の差が大きく、合格率が低い大学には受験生が集まらない、入学者のレベルが下がると国家試験の合格率も下がるという負のスパイラルになりがちな分野でもあります。
因みに厚生労働省は各大学の新卒:既卒の人数も発表していますので、大学ごとの合格率と新卒率の相関を作ってみました。合格率は新卒、既卒合計での合格者数を受験者数で割ったもの、新卒率は新卒の受験者数÷総受験者数で計算しています。その数値を5か年分平均しています。まず全国74大学の分散図を作ってみました。するとご覧のようにほぼ比例するわけです。因みに平均新卒率が100%の大学がありますが、これは今年初めての卒業生を出した山口東京理科大学です。
この二つの数値が共に70%以上、つまり右上だけ切り取ったグラフがこちらです。国公立に限らず私立も上位に結構多く入っています。
このような薬学部に入学できれば薬剤師になれる割合も高いわけですが、難易度も高くなっています。薬剤師をめざしている受験生の皆さん、気合を入れて準備していきましょう。
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2024年4月10日
同じような資料を私立大学で作ってみました。あくまでも現時点での申請中のものも含まれていますので、確定ではありません。正確には各大学からの告知をご参照ください。
まず、福岡県に新しい大学ができるようです。その名も博多大学。地元の実業家の方を中心に準備が進められているようです。一から大学を作るとは驚きです。
桃山学院大学は桃山学院教育大学との統合で新学部が誕生です。
学部新設では情報、データサイエンス、に関連する新学部が目につきます。関西大学のビジネスデータサイエンスは既存の総合情報学部とは全く異なった守備範囲となるそうで、楽しみです。また理系の学部も増えています。関西では追手門学院大学や神戸女学院大学に初の理系学部が誕生(正確に言えばそれぞれ今でも理系の専攻や学科はあるのですが学部としては初)、大阪産業大学も大きく改組、大阪電気通信大学も学部改組です。
一方で千葉県の城西国際大学や神奈川県のフェリス女学院のように、学部を統合する大学もあります。同じ学部にしておけば志願状況によって変動する入学者数の調整、つまり定員管理がしやすくなるというメリットがありますので、今後もこのような大学も増えてくるのでしょう。
というわけで、私立大学も国公立大以上に変更がある、というお話でした。
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2024年4月9日
次年度に向けていろいろとツール類を整備しているのですが、その中で国公立大学も大きく変更が行われているのに気がついたので、今判明している範囲で紹介します。
こちらは有名ですが東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して新たな大学が誕生します。
また、学部新設が国立で6件、公立で2件予定されています。
興味深いところでは岩手大学での獣医学科の学部昇格です。獣医師国家試験の合格率が一昨年は全国6位、昨年は2位、今年は残念ながら10位となりましたが、安定して高い合格率を誇っている教育力の高さで知られています。学部として存在感を出せば、さらに広い範囲の受験生が注目するのではないでしょうか。
神戸大学のシステム情報学部設置も注目です。秋田大学の情報データ科学部と同じようにデータサイエンス人材の育成に力を入れようということでしょう。
下関市立大学は、元は経済学部のみの単科大学でしたが、今春募集定員80名のデータサイエンス学部を新設しました。さらに定員80名の看護学部の設置を計画しています。勢いがありますね。
元々恐竜学研究所を併設していた福井県立大学は新たに恐竜学部として学生募集を始める予定です。確かに面白そうなのですが定員は30名、なかなか狭き門となっています。
というわけで、国公立大学も時代に合わせた改革を行っていますよ、というお話でした。
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2024年4月8日
今春の入試では初日午前の出願数、初日午後の出願数が、どちらも昨年の約1.3倍と人気上昇中の追手門学院大手前中学校ですが、この春2回のオープンスクールが予定されています。
5月11日(土)はクラブ体験がメインのプログラムです。スポーツ系だけでなく、演劇や競技かるた、茶道などの文化部も含めて18のプログラムから最大2つ選択する形です。もちろん世界大会常連のロボットサイエンス部を選ぶこともできます。
6月29日(土)は体験授業中心のプログラムが10種類用意されており、こちらも2つまで選択して参加できるのですが、その前に中学入試説明会もありますので、併せて申し込むと良いでしょう。
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2024年4月5日
関関同立になると私立大学受験生の第一志望校となる割合が高くなってきます。立命館大学は例年55%~60%の合格者が入学しています。
逆に入学しなかった4割の受験生の入学先第1位は国公立で今年は昨年よりも少し下がっていますが、立命館大学合格者の20.3%と高い割合になっています。第2位が同志社大学、第3位は・・・と紹介したいところですが、当グループから入学しなかったのは残りわずか3名で各大学1名ずつ、早稲田大学と京都薬科大学、そして関西大学に進学した大阪府南部在住の受験生だけです。納得の結果ですね。それはさておきこのように、立命館大学に集まった受験生は国公立大学か立命館志願者がほとんどを占めているようです。4月2日は立命館大学の入学式が行われましたが、第一志望で入学した受験生はその喜びを忘れず、充実した学生生活を過ごしてもらえればと思います。
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