2月~3月といえば入学試験、卒業式のシーズンですが、国家試験の時期でもあります。今年も3月14日に厚生労働省から医師国家試験の大学ごとの合格者数が発表されました。その情報を元に、日本の「医学部医学科」82大学のランキング(20位まで)を作ってみました。
新卒(つまり受験時は現役)での合格率です。

な、何と今年は4大学で全員が合格!千葉県成田市に2017年に開設された国際医療福祉大学医学部は多くの留学生を受け入れ、授業は英語でも行われるなど先進的な教育方針が特徴的です。今年3回目の卒業生を送り出しましたが、3か年合計で384名の国家試験受験者に対して不合格は僅か2人という驚異の合格率となっています。
昨年お邪魔した兵庫医科大学も今年の不合格者は1名のみと高い合格率を誇っています。因みに海外の大学の医学部を経て受験した「認定」という枠では新卒168名中合格は96名、合格率57.1%と日本国内のどの大学よりも低くなっています。海外医学部への留学については詳しく調べてからにしましょう。
医師というのは国家試験に合格すれば医療行為ができるのかといえば、この後2年間以上の臨床研修と3年以上の専門研修が必要となります。なかなか一人前になれない世界ですね。