【大学進学に関する都市伝説(?)を検証】「既卒生は少数派?」

2026年1月14日

大手予備校に多くの既卒生(浪人)があつまり、人気講師の授業には他のクラスからの「モグリ」も含めて1部屋に200名ほどの受講生であふれかえっていたのは昔のこと。特に受験機会の多い私立大学に関しては現役で入学する学生が大半となっています。最難関の国立を狙うのならさておき、私立大学では、既卒生は少数派だよね、という説を検証します。

大学入学共通テストの出願に関しては、既卒生が14%ほどですが、私立大学全体だと平均で10%と昔に比べると確かに低くなっています。しかし、分野ごとに差があるようです。最も高いのが医学部。既卒生の方が多くなっています。日本の医学部の定員は合計で約1万人ですが、そのうちの約4割を占める私立大学で既卒率が6割。別の資料によると国公立でも半数近くが既卒ですから、歯学部と共に「一浪は人並み」というのは今も昔も変わらないようです。

芸術・デザイン系統も2割近くが既卒生です。国公立の美術系も半数以上が既卒生という狭き門です。これは志望変更が簡単にできない分野だということが影響しているのかもしれません。一方で、一般文系では既卒率が1割以下となっています。というわけで、例えば経営学系統を考えているのなら、設置されている大学は多いわけですから、早い時期の入試も活用して併願を押さえておきましょう、となるわけですね。