各地域の公立高校入試 出題範囲について(数学)

2020年11月10日 火曜日

2020年2月27日に、政府から3月からの一斉休校要請が出されました。その後、5月の段階的な分散登校を経て、学校の授業が平常通りに戻るまでの間、多くの学校ではいつものような授業を行うことができませんでした。夏休みの短縮や土曜登校なども行われましたが例年より授業時間数が減少するのはやむを得ない状況です。 各地域の公立高校入試に関してその状況に対応すべく、各都道府県の教育委員会から試験範囲の削減が発表されています。そこで首都圏の4都県と近畿圏+当グループが展開している徳島の公立高校の状況を調べてみました。 その中で、特に差があるのが数学の単元でしたので、表にまとめてみました。 (表の中の記号の意味:〇=出題範囲、△=一部日程で削減対象、×=全日程で出題範囲外)

ご覧のように、首都圏では埼玉県、近畿圏では大阪府が最も削減単元が多く、和歌山県が最も少ない(例年通りの範囲)と差があります。空間図形の重要ポイントの一つ、「三平方の定理」の有無によって、高校入学後の三角関数の理解度に差が出る可能性もありますので、範囲から除外されている地域の受験生は入試が終わってからでもいいので、三平方の勉強をお勧めします。3年後に迎える大学入試は全国区の戦いとなりますので・・・。

(出題範囲の詳細は必ず各都府県の発表をご確認ください)