【2022年度中学入試】帝塚山学院中学校説明会【早くもスタート②】

2021年1月26日 火曜日

昨日に続いて、「早くも」シリーズ第2弾。 昨年よりもさらに多くの受験生を集めた大阪市住吉区の女子校「帝塚山学院中学校」でも2月から説明会スタートです。こちらは各地に出向いての「ミニ説明会」形式ですが、東は京橋、西は西宮、南は泉大津・泉ヶ丘、北は千里中央と関西学院大学との提携も関係しているのでしょうか、大変広い守備範囲となっております。しかし、「ミニ説明会」ですので、各会場の定員は限られているようです。事前申し込み方式になっていますので、ご興味のある女子小学生(3年~5年)及び保護者の方はお早めにお申し込みください。

【2022年度中学入試】大谷中学校説明会【早くもスタート①】

2021年1月25日 月曜日

近畿圏では私立中学校の大半の日程が終了し、ようやく入学者が確定しつつありますが、このタイミングで2022年度入試に向けた説明会の案内が届きました。もちろん対象は「新」6年生、5年生(つまり今の小5と小4)となっております。理系に限らず思考力や論理性を大切にするこの学校の教育はどんなものなのかを見てみてはいかがでしょうか。 申し込みはwebで先着80名となっております。2/5(金)正午より申し込み受付開始となっておりますので、その日を忘れないようにカレンダーに記入しておきましょう。

大阪公立中高一貫校 志願倍率2021

2021年1月22日 金曜日

いよいよ今年も大阪の公立中高一貫校の入試が迫ってまいりました。(試験日は1月23日) 志願倍率は3校とも昨年よりも落ち着いた数値になっていますが、それでも大阪市立の2校は4倍越えです。今年3年目の水都国際中学校も予想通りの約4.5倍、咲くやこの花中の「ものづくり」は6.5倍と、とても厳しい戦いとなっております。

発表は1週間後です。さて、今年の開成教育グループの占有率はどうなるのか!どきどき。

【まだ間に合うぞ】大阪国際大和田中学校「OPEN入試」【中学入試】

2021年1月21日 木曜日

以前このエントリーでも紹介しましたが、2022年には全面移転する大阪国際大和田中学校は、今年も多くの受験生を集めましたが、そちらから「OPEN入試」という追加日程の案内が届きました。ご覧のように2教科+面接の入試です。試験時間も1科目30分とそれほど大変な試験ではなさそうです。詳しくは学校のホームページをご確認ください。

ところで、その新しく誕生する学校に関する特設サイトもできたようです。今年受験して入学しておけば、中2~高3までの5年間、真新しい校舎で充実の学生生活を送ることができそうです。中学受験を考えていなかった小学生の皆さんもいかがでしょうか。

【大阪】私立高校入試 面接試験中止の動き

2021年1月20日 水曜日

新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていますが、あと20日後に迫ってきた私立高校入試にも影響が出てきました。 こちらは昨年11月に発表された大阪高校からの文書です。

2日目に行う予定だった面接を取りやめ、昼食時間を挟む1日目の日程を2日間に分散して、午前中で帰宅させるという作戦です。これならマスクを外す時間を最小限にすることができます。

浪速高校は2日目の面接試験を取りやめて、1日で試験を終了させるという変更を発表しています。

金光大阪高校からも面接を中止するとの連絡が入りました。面接試験は、受験生にとっても服装や態度を見直すいい機会だったと思うのですが、待機時間や場所も必要で、多くの生徒を長時間滞留させることにもなり、受験生同士の会話なども含めて感染拡大のリスクの方が高いと判断した結果だと思われます。面接試験そのものは無くなっても、入試当日はふさわしい服装と態度で臨みましょう。

東京都 公立高校 志望予定調査

2021年1月19日 火曜日

東京都教育委員会から、2021年度入試における、公立高校の志望予定者調査が発表されました。東京の公立高校は男女別に定員が設けられていますので、男女別の倍率が発表されているのですが、男女ともトップは三田高校。旧制高等女学校をルーツに持つこの学校は1950年から共学化、2007年からは進学指導「推進」校(「重点」校ではない)にも指定され、早慶上智ICU126名、GMARCH352名など、大学進学実績でも輝かしい実績を上げています。69人の管弦楽団(弦楽部+吹奏楽部の一部)は2019年の全日本オーケストラフェスタにも出演、公立なのに屋内温水プールも完備などと部活動も設備も充実。そりゃぁ人気もでるでしょうよ、といった学校です。もちろん、4年間連続東京大学10名以上合格の戸山高校や昨年度北海道大学13名など、難関国公立の合格実績を誇る青山高校(因みにどちらにも管弦楽団がある・・・)なども安定した人気です。これら進学指導重点校についてはこの時点での希望者数より、実際の出願が増える傾向がありますので、注意が必要でしょう。(以下は東京都教育委員会のホームページhttps://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/release20210107_01.htmlの配布資料(2)より抜粋)

【京阪神】中学入試ラストチャンス【追手門学院の2校】

2021年1月18日 月曜日

地域によっては多少天候も崩れたこの土日。中学校受験に参加した皆さま、お疲れ様でした。いつもの力が出し切れた方は結果を待つばかり。一方、不完全燃焼だった受験生への朗報もございます。今年はコロナ禍の影響もあり、例年ほぼ2日で終わっていた入試日程に加えて今からでも出願できる入試日程が増えています。 そんな中、追手門学院の2校は今週末に入試が行われます。基本は2教科入試(大手前のみ理科が加わった3教科型もあり)各種検定の加点制度もありますので、資格がある小学生にも是非お勧めです。

出願はインターネット出願です。詳しくは学校のホームページをご確認ください。

2021年度 大学入試概況(中間報告)

2021年1月15日 金曜日

2019年11月1日の大学入学共通テストに関わる英語外部検定の取り扱い変更や、記述式導入の見送り、コロナ禍による2020年2月27日に出された一斉休校要請にともなう3月から5月に至る休校に加え、2020年9月のe-ポートフォリオ消滅などとボコボコに翻弄され続けてきた今年の大学受験生たちですが、この状況の中でどのような入試動向になっているのか、まとめてみました。

【学校推薦型選抜・総合型選抜利用者は微増】  大学入試改革の混乱を避けるべく、5年ほど前から有名大学附属または提携している中学校、高等学校の難易度、競争率は向上しているのと同じように、学校推薦型の利用も増える動きも見られました。(上宮高校プレップコースが顕著)しかし、3月以降、対外試合や研究発表の場が失われたためでしょうか、総合型での出願そのものを見送る受験生もおり、結果的にトータルではほぼ同数となりました。

【関西圏から首都圏への受験生は激減 西日本から関西圏への受験生も減少】  長距離移動を避ける流れは受験生にも見られます。現段階の推薦系の入試結果からの分析ですが、関西圏から首都圏への出願は昨年よりも大きく減っています。少なくとも開成教育グループからは早慶上理が半減、GMARCHが2割減しています。一方、学校選抜型(公募推薦)に関して関西圏の30大学の出願者数は昨年比で5.3%減。志願者が最も多い近畿大学と2位の龍谷大学が昨年の揺り戻しで10%以上増やしていることから、実際には昨年よりも大きく減らしている大学が多く、関西圏への流入減少と一人当たりの受験回数減少のダブルパンチを受けている様子がわかります。その裏では、岡山理科大学が志願者を増やしているなど、地方の受験生がその地域に留まる動きとなっています。また受験であっても人混みに出かけることへの抵抗感があるようです。中学受験の県外入試(統一日の前哨戦として利用される近畿圏以外の私立中の大阪会場入試など)の受験者が激減(香川誠陵中志願者は前年の4割減)と同じような現象が大学入試でも見られます。大学へのアプローチがバスに限られる京都産業大学、摂南大学もマイナスとなっています。

【看護系・医療関係(コ・メディカル)志願者増】  ほぼ1年間毎日のように繰り返し報道されている医療現場の大変な状況や治療薬・ワクチン開発への待望感なども受験動向に影響が出ています。特に看護系は厳しい労働状況の報道を受けて、志願者が減るのでは、といった声もありましたが、現段階では看護系は志願者増、景気悪化の影響からトータル学費の高い薬学部は減少が見込まれましたが、昨年並み、理学療法や救急救命など医療関係資格系が増となっています。特に人工呼吸器「ECMO」の操作が学べる臨床工学やPCR検査の臨床検査、放射線の志願者は数が増えているだけでなく、説明会参加の段階から友達同士で来るのではなく、進学校からの一人での参加が増えるなど意識の高い受験生が集まった(森ノ宮医療大学)といった声も聞かれます。今の18歳は意識が高いようです。

大学入学共通テストが終わればいよいよ後半戦。既に主要私大の出願動向も見えてきましたが、関西では最難関の同志社が昨年並みと、上位に関しては昨年並みの戦いとなりそうです。これからが本命の受験生の皆さんは、体調管理に気を付けて、最後の調整に臨みましょう。

大学 女子学生割合ランキング

2021年1月14日 木曜日

これまたAERAムック「大学ランキング」2021(朝日新聞社刊)からのデータです。 まず女子学生の在籍数でランキングを作成してみました。

あれ?イメージと違うぞ・・・。その通りです。実は人数ランキングを作ると大学の規模に影響を受けてしまうからです。そこで、学生数5000名以上の大学93校だけを抜き出して「女子率」ランキングを作ってみると・・・

(クリックで画像が開きます)

愛知淑徳大は元女子大という事も関係しているのでしょうか、女子が7割以上と全国1位。2位の国際医療福祉大も看護や薬学、福祉といった女子の割合の高い専門分野を複数持っていますからこうなるわけですね。航空業界への就職力で定評のある関西外国語大学も女子が多いです。4位の目白大学も看護、心理など女子が多い学部が影響しています。5位の明治学院大学は、その昔ローマ字のヘボン式を考案したヘボン医師が作ったヘボン塾がルーツですが、その女子部と男子部がそれぞれ独立したのがその後のフェリス女学院と明治学院となったので、本来男子校だったはずなのですが、キャンパス内のおしゃれな伝統建築やグローバル教育に反応した女子が集まってきたようです。

さて、その流れで色を付けた関西の8大学に着目すると、なるほどー、となると思うのです。関西学院大、同志社大、いずれもキリスト教系のおしゃれなキャンパスとグローバル教育に強いイメージがありますが、そこに反応している女子が多いようです。因みに8大学で最下位の近畿大学は、理工系学部の定員が多いことが影響していると思います。文系学部は他大学とそれほど変わらないような気がします。 因みにこの93大学に関しては京都大学と東京大学が女子率最下位を争っています。どちらも女子にとっては魅力的ではないのでしょうか・・・。

付属(附属)校からの内部進学ランキング②

2021年1月13日 水曜日

 それでは、付属校からの入学者が全体のどの程度を占めているのかを示したランキングも作ってみました。すると、1位は人数では2位だった東海大学。3割以上が付属校の出身となっています。2位は日本大学、3位が創価大学。都内から少し離れた八王子の駅からバスで20分の丘の上の広々としたキャンパスを持つこの大学の付属校は創価高校(東京都小平市)と関西創価高校(大阪府交野市)の2校のみですが、この2校からで入学者の4分の1を占めるというのは驚きです。

4位の慶應義塾について、付属校の名称が独特なので、慶應義塾のホームページからの図を借りてきました。

 湘南藤沢は実質中高6年一貫(高校からの一般外部募集は20名)ですが、それ以外は3年区切りで学校を卒業、入学する形になります。とはいえ、慶應義塾女子は慶應義塾三田キャンパス、慶應義塾中等部の隣ですし、普通部と高等学校は同じ日吉駅をはさんで反対側ですので、実質的にはそのまま進級、といった感じになるのでしょう。

このランキングの上位の大学を目指すのならば、高校から(もしくは中学校から)入学しておくのがお勧め、となりそうです。しかし、今の人気ぶりを見ていると、付属校でなくても、大学系列の高校・中学校はさらに増えていくことでしょう。