近畿大学合格者の進学先

2020年3月19日 木曜日

昨日に引き続き、今日は近畿大学合格者についてまとめてみました。現時点の当グループから近畿大学への合格件数は525名で、これまた昨年最終の483名をすでに上回っています。実人数は278名です。この278名の進学先はこの通りです。

近畿大学は関西大学、立命館大学の併願として公募推薦入試が使われるケースもありますので、近畿大学への進学者は4割ほどです。ただし関関同立に続くのは国公立となっています。13%ほどが国公立に進学していますので、専門分野にもよりますが国公立大学の併願校という使われ方が普通になってきました。つまり一昔前に比べると受験者層が上がったことがここからもわかります。ちなみに現時点で「浪人」を決意している人数は、昨年とほぼ同数です。英語外部試験の利用や共通テストへの記述式の導入が見送られるなど、大学入試の変更が限定的で、浪人することによるデメリットが少なくなったことも作用してか、最後まで強気勝負をする受験生も一定数残っていたようです。

立命館大学合格者の進学先

2020年3月18日 水曜日

まだ、国公立の後期日程が発表されていませんが、 現時点での進学先をまとめてみました。当グループからの立命館大学の合格件数は本日時点で422名と、昨年最終の397名を上回っています。実人数では193名です。その193名の本日時点での進学先はこの通り。

以前このエントリーで紹介したように、当グループからの合格者は、その大学に進学する率が高いのですが、立命館大学合格者でも約半数の89名が立命館大学に入学します。残りは同志社大学に14名と続きますが、その次は大阪市立大学、神戸大学、滋賀大学、大阪大学、京都工芸繊維大学と近畿圏の国公立が続きます。というわけで、今年度入試でも立命館大学は国公立の併願校という使われ方が多かったのね、というわけでした。

新型コロナウイルス感染症に対する大学の対応(3月17日時点)

2020年3月17日 火曜日

新型コロナウイルス感染症の影響で大学も卒業式も中止、縮小するなど大きな影響が出ていますが、入学式、および新年度授業開始に関する情報をまとめてみました。 まず、入学式については慶應義塾のみ、「延期」という表現を使っていますが、いずれも中止となっています。

授業開始に関しては、ここに挙げた14大学のうち、3大学がすでに開始日の繰り下げを発表しています。しかし早稲田発表の4月20日であっても、東京オリンピックが始まる7月24日までに文科省が推奨する15回の授業を開講するのは絶望的な日程ですので、何らかの特例措置が発表されるのを見越しての決定でしょうか。面白いのは立命館大学で、4月5日から開講はしますが、約1か月間はWEBでの配信で行うそうです。これなら15回以上の授業も保証できるというわけでしょう。 (大学関係の方への業務連絡です。授業開始に関する新情報がありましたらお手数ですが、お知らせいただけると助かります。)

2021年度 立命館大学入試概要発表

2020年3月16日 月曜日

2021年度入試、つまり現高2生の受験する来年から本当は大学入試は大きく変わるはずでした。しかし、昨年11月には英語の民間検定の全面利用の方針が転換、大学入学共通テストへの記述式解答の導入も見送られ、なんだか何か変わるのかな、みたいな雰囲気になってきました。しかもコロナウイルス騒動で2021年度入試に対する情報が報道されることすらなくなってきました。 そんな中、立命館大学が入試概要を発表しました。

http://ritsnet.ritsumei.jp/asset/index/2021admission_0303.pdf

詳細についてはここでは書きませんが、冒頭部分だけを引用しますと・・・ 「2021年度の一般選抜においては、入試の枠組を基本的に大きく変更しません。入試方式や出題形式等も基本的には大きく変更しないこととしています。また、一般選抜において、調査書やeポートフォリオの記載内容を合否判定に活用することは行いません。」

とのことです。つまり「変えない」ということを宣言してしまいました。立命館大学を目指す、長~い春休みを過ごしている現高2の皆さん、今まで通りの受験対策で十分ですので、ひとまず基礎知識の定着など今できる準備を早く始めましょう。

関西外大 オープンキャンパス

2020年3月13日 金曜日

【追記】このイベントは中止になりました

いくつかの学校から3月末~4月上旬に予定されていたオープンキャンパスや説明会について続々と中止のお知らせが届いており、新年度に向けての盛り上がりに欠ける昨今ですが、関西外大からは4月末から始まるオープンキャンパスのお知らせが届きました。この大学も留学生が多く、今年は特にいろいろと大変な状況だと思うのですが、年間通しての募集関連スケジュールも併せて発表しています。全日程開始時刻が同じ、というのもシンプルで分かりやすいですね。開催される頃にはこのコロナウイルス騒動が収まっていることを祈っております。

【追記】このイベントは中止になりました

大阪府公立高校出願倍率が発表されました④

2020年3月12日 木曜日

今日は旧4学区です。例年、中間発表と最終発表とで最も数値が動くのがこの地域です。つまり出願締め切り日朝の新聞発表を見て、定員的に余裕のありそうな高校に出願しようという動きがよくみられたのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、出願を中学校の先生がまとめて行ったケースもあり、例年よりもその動きは小さくなりました。その影響でしょうか、進学実績も高く、部活も盛んな佐野高校がまさかの定員割れ。普通では考えられない状況です。それ以外は全体的には落ち着いた倍率になっています。さて、発表は来週です。受験生はそわそわしながらの1週間ですが、人混みを避けましょう、といわれていますので、高校生になるための本棚整理などをしながら過ごしてください。(終)

大阪府公立高校出願倍率が発表されました③

2020年3月11日 水曜日

今日は旧3学区です。こちらでも高津高校が1.5倍を超えるなど、上位高の倍率が高くなっています。3年前に中学募集を始め、その初めての進級生が高1になるため、募集定員が激減した富田林の動向に注目していましたが、特に大きな数字の変化もなく、落ち着いた数値となりました。中堅校でまさかの定員割れなどもなく、国際教育、英語教育に力を入れ、土曜日に英語の外部検定対策講座も開いている長野高校は、学校の評価が低いのではなく、地域の人口変動と定員が合っていないためだと思われます。(続く)

大阪府公立高校出願倍率が発表されました②

2020年3月10日 火曜日

今日は旧2学区です。この地域では高いところと低いところの差が大きくなっています。旧1学区と同じように上位高人気は高いのですが、大阪府への移管や学校の統合が発表された大阪市立南や大阪市立西がまさかの定員割れです。

一方、この地域では中堅校の復調も見られます。国際教養科があることからネイティブも2人おり、国際交流も盛んな旭、120もの選択講座を用意し、進学に対しても推薦・AO対策の小論文や面接指導をしている芦間、3年前から総合学科になった門真なみはやなど、現在改革中の学校の人気が高まっている様子もわかります。(続く)

大阪府公立高校出願倍率が発表されました①

2020年3月9日 月曜日

3月11日に行われる大阪府公立高校の出願倍率が発表されました。 まず、トップ10校から・・・

まず、10校合計での倍率はついに1.4倍を超えており、大変厳しい戦いとなっております。中でも例年より100名近く多い出願となっている、豊中高校は厳しい戦いになりそうです。

その豊中高校も含む旧1学区の学校を見てみましょう。複数の学科を含む学校は合計数で表記してあります。トップ10以外では春日丘高校もいつもながらの高倍率。その次のランキングの北千里・三島も倍率が上がっています。いつも高倍率の箕面が今年は落ち着いた倍率になりました。一方芥川がまさかの定員割れ。移転・校舎新築で人気上昇した大阪青凌に専願で流れたのでしょうか。芥川は部活も盛んである上に国公立大志願者には先生が個別に指導するなど進学にも力を入れているなど地域からの評価も高いだけに意外です。(続く)

関西私立大学 出願数・合格者数 昨年比③

2020年3月6日 金曜日

最後は女子大シリーズです。全体的には年内での受験者が増えているなど、女子は特に「超安全志向」の影響を受けているようです。トータルでは学部改変など話題性も高かった武庫川女子の好調さがよくわかります。

京都の難関女子大といえば京都女子と同志社女子の2トップですが、どちらも一般入試まで受験生が残っていなかった様子がわかります。神戸女学院、神戸女子、甲南女子でも傾向は似ています。管理栄養に加えて看護学部も5年前に加え、資格系分野の充実が進む神戸女子ですが、全国的な資格系分野の減速の影響も加わったのではないでしょうか。

関関同立、産近甲龍については3月入試もありますので、ある程度その結果が出てから集計することとします。お楽しみに。