学校食堂について

2018年7月27日 金曜日

学生にとって、お楽しみの一つ「学校食堂」についてです。一昔前までは弁当持参を前提としていた高校もありましたが、今ではかなりの少数派です。大阪の清風中学校・高等学校も新たな校舎には明るい食堂とカフェテリアが作られました。

(写真は学校HPから借用しています。)実際に見せていただきましたが、開放感のある気持ちの良い空間でした。食材も有機栽培のものを使うなど、味だけでなく、安全性にもこだわりをもっているとのことです。

ほとんどの学校では昼食の時間帯は皆同じですから、食堂は込み合うことになりますが、それ以外の時間帯はもったいない空間にもなっています。そこで、放課後の自習室として活用している学校もあります。冷房の効いた食堂で、水分補給しながら友達と教え合いをしている姿を見ることもあります。

チェーン系のファーストフード店やカフェがある大学もあります。関西大学や立命館大学、龍谷大学、関西外大にはスターバックスが入っていますし、ハンバーガーのマクドナルドは関西外大、武庫川女子大にあります。

先ほどカリフォルニアのSaint Mary’s College を訪問中の方から、学生食堂の写真が送られてきました。隣の部屋がビュッフェになっていて、こちらの席運んできて食べるというシステムです。この画像は食事時間帯ではありませんが、学生たちが思い思いに談笑している姿が映っています。しかし、木の机といす、周囲の壁面の絵画や高い天井など、大学でもここまでお金をかけているのは見たことがありません。根本的に設計思想が日本と違うようです。

というわけで、オープンスクールでは学校食堂も見に行きましょう、というお話でした。

ところで、9月17日(月祝)には開成進学フェア(大阪会場)が開催されますが、来場の皆さんにはできるだけ多くのイベントに参加していただきたいので、軽食用に「ミスター・ドーナツ」の臨時店舗をマイドームおおさか内に設置します。こちらもお楽しみに!

 

第67回 大阪私学美術展 開催中

2018年7月26日 木曜日

現在、大阪市立美術館では大阪の私立中学校高等学校の美術作品が集う、「第67回大阪私学美術展」が開催されています。高等学校60校、中学校29校からの出品作品によるこの美術展の面白いところは、1校あたり○点まで、といった制限がないため、とても多くの作品が展示されているところと、絵画のみならず、版画や立体・工芸、イラストなど多岐にわたっているところで、飽きることがありません。美術系に興味のある中学生は、学校選びのヒントにもなることでしょう。御覧のように入館は16:00までです。

9月17日の開成進学フェア(大阪会場)でもKaisei School Gallery(開成スクールギャラリー)として、美術作品を展示します。この私学美術展で展示された作品も出品されるかもしれません。お楽しみに。

 

大阪府立 生野高校 入試関連行事

2018年7月25日 水曜日

部活動体験入部は7/23~8/23 という、あまりにシンプルな告知に、驚いた次第ですが、実はクラブごとに体験できる日は異なります。御覧のように一つのクラブで1日か2日しか体験機会はありません。時間も結構短かいため要注意です。学校のホームページにはこのような一覧表が付いています。

 

申し込み用紙も同じホームページにありますので、ダウンロードして記入し、ファックスで申し込んでください。運動部のみならず、文化系のクラブや同好会も含め33のクラブが体験できます。数学研究同好会の体験って何をさせてくれるのでしょうか。個人的に気になります。

そのページのURLはこちら

 

それはさておき、自分の興味のあるクラブを体験し、現役高校生の生の声を聞いてみるのもいい刺激になることでしょう。

 

帝塚山学院大学 オープンキャンパス

2018年7月24日 火曜日

中学校・高校でもよく誤解されるケースがあるのですが、同じ住吉区の帝塚山という地名をルーツとする学校ではありますが、奈良の「帝塚山」と大阪の「帝塚山学院」は、別法人です。どちらも幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学のフルラインナップで似ていますし、奈良の「帝塚山」を運営している法人名は「帝塚山学園」と一文字違いですので注意が必要です。唯一大きな違いは大阪の帝塚山学院中高のみ女子校で、他は共学(奈良の帝塚山中高は厳密には男女別クラスですので、「併学」ですが)となっています。

 

と、ここまで読み進んだ方で、「あれ?大学も女子だけですよね。」と思った方、ちょいと古い。奈良の帝塚山は1987年から、大阪の帝塚山学院は2007年からと、今ではどちらも男女共学となっています。

 

大阪堺市泉ヶ丘の緑が多く落ち着いた住宅街の中に「帝塚山学院大学」はあります。電車の駅から遠いのですが、バスは頻繁に出ていますので、実際にはそれほど距離を感じさせません。歴史や韓国語、美学も扱う「リベラルアーツ学部」はユニークな学部です。人間科学部では心理や食物栄養といった資格取得が可能な学科もあります。というわけで、もう少し詳しく知るために、ひとまず学校に行ってみましょう。チラシには女子が大きくレイアウトされていますが、もちろん男子も大歓迎だそうです。

 

8月12日(日)、8月18日(土)の詳細は、大学の入試情報サイトをご覧ください。

 

北嶺中・高等学校 オープンスクール

2018年7月23日 月曜日

いやぁ、毎日暑いですねぇ。暑いときには涼しい所に行くのが一番、というわけで、本日の最高気温が23度、最低気温は16度と別世界の札幌・北嶺中・高等学校のオープンスクール・学校説明会のお知らせです。

創立から32年という、比較的新しい、1学年120名前後の男子校です。全員ラグビーと柔道が必修で、中1~高2まで5年間、毎年6月の「全校登山」が行われるなど、体と精神を鍛えてくれる学校です。その効果もあるのでしょうか、進学実績も素晴らしいものです。東大13、京大2など難関大学に合格者を出していますが、特徴的なのは国公立医学部に40名、現役で18名の合格者を出しており、現役での国公立医学部医学科合格者占有率(18名÷卒業生数123名)でのランキングでは、灘、東海、久留米大付設、愛光、ラサールに続いて全国6位です。もちろん寮がついており、約1/3の生徒が寮生です。こちらでは専属の補習の教員に加え、北海道大学医学部の学生がチューターとして勉強などのサポート、外国人スタッフも時々訪れるなど、充実したサービスが受けられます。

8月18日は大阪でも説明会がありますが、やはり8月25日のオープンスクールに行ってみるのは如何でしょう。今から予約すると航空券もお安く手に入りますよ。

 

夙川が湊川の西に??

2018年7月19日 木曜日

河川が引っ越すわけではございません。学校のお話です。

西宮の夙川近くにあった女子校「夙川学院」は2016年にポートアイランドに移転して、共学化しましたが、今回さらなる移転が発表されました。昨年秋に須磨学園との業務提携が発表されると、進学校になるのでは、という期待感から中学受験者も増加しましたが、今回ついに運営法人自体も「須磨学園」に変更することが発表されました。

従来の「夙川学院」はスポーツ強豪校として知られていましたが、それに加えて須磨学園中高のように学力伸長もさらに強化する方針のようです。

現在のポートアイランドの校地は、短期大学と合わせてお隣の「神戸学院大学」に売却し、代わりに夙川中高は神戸学院大学付属中高のあった兵庫区の校地を取得・移転します。つまり校地の交換をするわけですが、「夙川」がすでに超えていた生田川ラインより、さらに西の湊川を超えて移動するわけです。また、校名変更(「学院」の文字が無くなる?)も予定されているようです。

 

詳細は今後発表されると思いますが、どのような進学校になるのか、期待が集まります。

 

兵庫 女子教育セッション2018に行ってきました②

2018年7月18日 水曜日

(続き)

【後半グループ】

「愛徳学園中学校・高等学校」は、全面ホワイトボードの「AL教室」でのグループワークや地域清掃ボランティアに加えて、新体操部の様子が紹介されました。

姫路城に隣接する「賢明女子学院中学校・高等学校」も生徒会活動、特に街頭募金の様子などが紹介されました。

「松蔭中学校・高等学校」は、ブルーアースプロジェクトという環境問題に取り組む活動や、体育祭、イングリッシュルームの紹介がありました。聴衆に向かって堂々と話す生徒さんの姿はプロの女子アナウンサーかと思うほどでした。

「神戸海星女子学院中学校・高等学校」は5月から10月まで使える屋内プールの写真を示されました。水泳部も屋内で練習し、通学でも日傘を使うために日焼けをしませんので、真っ黒な水泳部員が多い対外試合で目立つそうです。ESSドラマ部は英語で演劇を行うそうですが、その大道具の写真も圧巻でした。

「神戸国際中学校・高等学校」は、個性的形の校舎やフランス語の授業やそれによるミュージカルも紹介されましたが、制服着用は式典の時だけ、しかもチャイムがない、校内放送もないという、管理を排した学校生活についての説明が印象的でした。

「親和中学校、親和女子高等学校」は70年間変わらなかった制服が今年から変わったという説明や、自習可能な140席の閲覧席、9万2000冊の蔵書を誇る図書室の紹介などがなされました。

「園田学園中学校・高等学校」は語学研修についてのプレゼンです。系列の大学がニュージーランドに所有する施設を利用し、中学生は全員修学旅行で、高校生は希望者が語学研修に訪れます。また、女性学として茶道、華道、着付け、テーブルマナーの授業もあるそうです。ハワイに行く高2の修学旅行では、ホノルルフェスティバルという地元のイベントでダンスを披露している写真も紹介されました。

 

しかし、どの生徒さんも高校生徒は思えない堂々とした説明で、驚きました。いずれの説明も、パンフレットやホームページに書いていない生き生きとした学校生活がよくわかりました。今回同時に行われていたブース形式の説明や学校単独の説明会やオープンスクールも個別の相談ができるという点や設備を直接確認することができるという点で大変有益ですが、このような違う切り口の合同説明会も学校選びのいい勉強になるなと思った次第です。というわけで、学校説明会に既に参加したという方も、是非9月16日(滋賀)、9月17日(大阪)の「開成進学フェア」に参加して、他の面から学校を見てみることをお勧めします。

 

兵庫 女子教育セッション2018に行ってきました①

2018年7月17日 火曜日

3連休の真ん中である7月15日、神戸三宮で兵庫県の中高一貫の女子校14校が集う、「兵庫 女子教育セッション」が開催されました。中学受験を考える女子向けの合同説明会です。記録的な猛暑の中、多くの親子連れが訪れていました。昨年に比べると受験間近な小6生よりも、低学年のお子さんを連れた保護者の来場が増えたように思えます。全体的な来場者も増えているのではないでしょうか。

まず、制服展示のコーナーです。写真やイラストではなく、このように制服の実物を比較してみることができる機会はなかなかありません。いずれも機能性とデザイン性を兼ね備えた制服ばかりですが、互いに似たようなデザインの学校はありません。女子にとって制服も学校選びの重要ポイントとなるのでしょう。

 

昨年に続いて在校生によるパネルディスカッションが行われました。前半5校、後半7校、合計12校の生徒さんが、学校生活の写真3枚を元に、自分の学校の魅力をアピールするというイベントです。

【前半グループ】

「武庫川女子大附属中学校・高等学校」は交換留学制度や体育祭の写真の説明です。

「百合学院中学校・高等学校」は、皆でエプロンを付けて学年の枠を超えて編成される「縦割り」の班で行われている学内清掃の写真を示し、そのメリットの説明です。

「甲子園学園中学校・高等学校」は、広々としたエントランスの写真や毎年夏に行くディズニーシーへの旅行など、施設や行事を説明していました。

「小林聖心女子学院中学校・高等学校」は、お祈りから始まる毎朝の朝礼から、学校生活の紹介です。

「甲南女子中学校・高等学校」は運動会の四つ葉のクローバー型に並んだ全校生徒の写真を示し、学校の理念、「清く、正しく、優しく、強く」が紹介されていました。弓道部とアーチェリー部の写真を示し、その活躍も紹介されましたが、説明している生徒さんはその弓道部にあこがれて入学したが、結局入部したのはテニス部だったというオチまでついていました。(続く)

 

大阪教育大学附属高等学校平野校舎 学校説明会

2018年7月13日 金曜日

大阪教育大学附属の中学校は池田、天王寺、平野の3つの学校があります。同じく附属高校も3か所にありますが、組織上では「1つ」です。つまり3つの高校に対して校長は1人で、たまたま校舎の場所が3か所に分かれているという考え方です。それぞれの「校舎」には「校舎主任」という最高責任者がいるという形態を取っています。

平野校舎は1学年120名(3クラス)と3校の中では最小で、高校からはそのうちの40名という小さな単位での募集しかないうえに、A日程は適性検査、B日程は学力検査という入試の方式も一般的ではありませんので難易度がわかりにくいのですが、決して合格は簡単でないことは確かです。少ない校則、自由な校風とされていますが、少数精鋭の指導やフィールドワーク、ディベート、論文作成といった多彩な教育プログラムのおかげでしょうか、昨年の東京阪神合格者数は14名、大阪市立大・府立大・兵庫県大合計で19名、関関同立98名(いずれもサンデー毎日4月15日号参照)の合格者数を出すなど、卒業生数に対する割合では大阪でのトップグループと肩を並べています。

 

先に述べたように募集人数が少ないので、入試に関する情報が一般的に出回っていませんので、興味のある中学生は明日の説明会に参加してみてはいかがでしょうか。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

申し込みはメールかここに添付しているチラシをファックスする必要があります。締め切りは今日です。明日の参加が無理でも、10月にも説明会がありますので、ご安心ください。

大阪工業大学 オープンキャンパス

2018年7月12日 木曜日

先日はこのエントリーで摂南大学の紹介をしましたが、今回は同じ法人が運営する「大阪工業大学」のお話です。大阪梅田、阪急梅田駅の横に地上21階、地下2階、高さ125mの「OIT梅田タワー」というのがそびえたっていますが、このOITというのは「大阪工業大学」のことで、「ロボティクス&デザイン工学部」という、最先端の工学を学ぶことができる学部が入っています。授業の合間には眼下に広がる大阪の景色を楽しむことができるオープンスペースやレストランもありますが、勉強用の設備も充実しています。講義形式だけでなく、小集団での演習や作業ができる多様なスペースも用意されています。というわけで、7月22日は普段は入ることのできないOIT梅田タワーを探検してみましょう。因みに、「情報科学部」は枚方キャンパス、「工学部」と「知的財産学部」は大宮キャンパスで、それぞれオープンキャンパスの開催日も異なります。ご確認ください。事前申し込みは不要です。