2016年度中学入試 近畿地区出願状況

2016年1月15日 金曜日

明日より、いよいよ近畿地区の中学入試が開始となりますが、出願締切を迎え倍率が判明した各校の状況をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するデータは、1月13日正午現在で出願締切を迎え、かつ志願者数が確定している学校についてご紹介しています。表内、黄色くしている部分は、2015年度入試から志願者数が減っている、あるいは倍率が下がっている所を示します(それぞれの画像をクリックすると拡大します)。

志願者数が減っているところは黄色く示しておりますのですぐにわかるようになっていますが、反対に志願者数が増えた所については以下に改めて示します。特に志願者数が増えている(前年から1割以上の増加)のが次の学校・日程になります。

大阪女学院(国際特別) 四天王寺学園(B・C) 同志社香里(後期)
甲陽学院 淳心学院(前期A・前期B) 神戸海星女子学院(B)
神戸女学院 三田学園(前期A) 雲雀丘学園(A午後・B)
同志社女子(自己推薦) 同志社 立命館(前期A) 立命館宇治(国際)
奈良学園(B) 奈良学園登美ヶ丘(A・B) 帝塚山(1次A・1次B・2次B)

大阪府
・昨年は定員割れとなってしまった大阪女学院中(国際特別)は、今年は昨年から増加。
・関西大学中・関西大学北陽中の2校で志願者減が目立ち、他校に大きな影響を与えていると思われる。
・同志社香里中は前期は昨年並みも、後期では昨年特に女子で大幅な減少となっていた反動もあり、大きく増加となっている。

兵庫県
・灘中は前年から1割以上の志願者数減となった昨年の反動もあり、志願者増に。
・昨年人気を集めた三田学園中は、前期Aにおいては更なる人気増となり、2年連続の志願者増となっている。
・雲雀丘学園中は入試日程を大きく変更することもあって昨年と単純比較はしにくいが、志願者数トータルで大きく増加。また、昨年も入試回を設けている初日午前についても微増となっている。

京都府
・同志社女子中(自己推薦)・同志社中と、同志社系列が非常に良い志願動向。
・京都女子中はウィステリア以外の日程・コース全てで志願者数が減少。
・校地移転後2回目の入試となる立命館中は、移転後初となる昨年の入試で大変人気を集めた反動で、今年は大きく志願者減。

奈良県
・奈良学園中はA・B日程、奈良学園登美ヶ丘中はA・B両日程でそれぞれ志願者数を増やしており、同一法人が抱える2中学ともが好調。
・帝塚山中は2日目の2次Aで志願者数が1割強の減少。これは「清風南海中の2日目への移行」が大きく影響を与えているもの。他日程では大幅な志願者数増となっている。
・西大和学園中はまさかの大幅な志願者減。「女子の午後入試化」によって女子の志願者数は大幅に増えているものの、男子で100名強の志願者減。

志願状況はどうあれ、泣いても笑っても、明日から近畿地区の中学入試が始まります。全ての中学受験生がご自身の持てる力を最大限に発揮、ベストを尽くせることを祈ります。