城南学園中学校・高等学校にお邪魔してきました(幼児教育編)

2017年12月7日 木曜日

こちらの「幼福コース室」というのは、高校の「幼児教育・福祉コース」の生徒が使う部屋なのですが、御覧のように紙芝居や飾り付けを作る実習が行われています。レベルは短大や大学で行われているレベルです。高校では保育士や幼稚園教諭の資格が取れるわけではないので、高校の幼児教育コースのメリットは何だろうと思っていましたが、これらの技術を身に着けた状態で大学に入ると、現場での実習などで即戦力として役に立つことができ、活躍できるのだそうです。さらに、玄関にも優秀作品を展示し他のコース生に見てもらうことで、作品のレベルもさらに上がってきているそうです。

幼稚園の先生はピアノもある程度弾けなくてはいけません。教員養成系の大学でもピアノの部屋を持っているところがありますが、習った経験のない学生にとっては、とてもハードルの高いものとなっています。こちら「ピアノ室」にはピアノ練習用にヤマハの防音ブースが18もあり(近畿圏最大級)、放課後はグループレッスンも受けられるという手厚さ(近所のピアノ教室大ピンチ!)。そもそも音楽の授業が週2回あって、音楽の先生も3名、ピアノの先生も数名いるのだそうです。高校の時から指導されていれば大学に入ってからのストレスが全く違うことでしょう。しかも、実は今日、この部屋を中学生が使っていました。総合学習の時間を利用しているそうですが、全く未経験者でも結構難しい曲が弾けるようになっています。先生が各ブースを回って指導なさっていました。というわけで、ピアノに関しても中学校から入学するとさらに力が付くようです。

竣工から20年近くになる校舎ですが、とてもきれいで明るく、それほど年数が経っているようには見えません。トイレももちろんウォシュレット完備だそうです。事務の方、先生方もとても温かく接してくださいました。試験前のお忙しい中、ありがとうございました。