追手門学院大学 公募推薦 結果速報

2019年12月6日 金曜日

追手門学院大学の公募推薦入試が終わり、結果が判明しました。 大学入試制度改革の影響からか、昨年あたりから受験生は最難関校を避け、中堅大学に集中する傾向が出ています。追手門学院大学もその影響で昨年は受験生が集中し、一般入試で高倍率になった学部もありましたが、今年の動きはどうなるのでしょうか。

まず、公募推薦全日程・方式の出願者数合計は昨年に比べ687名減の9435名。昨年が1万件以上の出願がありましたので減ってはいますが、実人数に換算するとほぼ横ばいといったところでしょうか。 最もメジャーなスタンダード方式に関しては昨年差573名(約1割)増となっています。それでは方式での合格最低得点率で比較してみましょう

おや、得点率が上がっている募集単位がほとんどありません。多くはマイナスに振れています。心理や募集人数が多い経営で昨年差が0ということは、問題の難易度にはそれほど差が無かったと考えられますので、地域創造では合否ラインを下げて合格者確保を行ったことがわかります。

合格者数と合格最低点昨年差を散布図に表しました。すると、御覧のように近似直線の上に位置する募集単位は合否ラインを変えずに、または経営法務のように上げても多くの合格者を出しているわけですから受験者層が上がったことがわかります。一方国際教養、国際日本、経営マーケティング、社会は合格者の増加以上に合否ラインを下げていることになりますから、受験者層は昨年並み、または下がっていることになります。 一般入試では合格者をすでに多く確保してしまった地域創造よりも、社会学部や国際系の学部の方が穴場だとわかります。というわけで受験生の皆さん、出願前の学部の選択のご参考にどうぞ。