2020大学入試の「超安全志向」を検証する

2020年4月1日 水曜日

このエントリーでも紹介した2020大学入試の超安全志向についてのお話です。

国公立大学の結果がそろそろ集計できましたので、まとめてみました。開成教育グループから今年国公立大学(省庁大学校含む)を出願したのは昨年の1356件に対して1304件。4%ほど減少しています。一方合格者は昨年360件に対して386件(昨年同日比ですので公表している数値よりも少なくなっています)と7%増です。つまり出願に対する合格率はご覧のように昨年の26.5%に対して29.5%と向上しています。ところが、実は前期で合格したので後期は受験しないというケースも含まれますので、実人数で計算してみました。するとなんと今年は国公立受験生の48.2%(約半分!)が合格通知を手にしたということがわかります。

ということで、国公立まで粘った受験生はよかったね、というわけです。ご覧のように当グループから国公立受験生は若干減りましたが、京大の合格者は同数、阪大は1.5倍と増えており、私立でも早慶上理が昨年の10名に対して42名合格と、首都圏の難関にも果敢に挑戦!というわけで安全志向の逆を行くウチの生徒たちなのでした。