高校生にとって部活動も大事な居場所の一つです。そこで競技の技量のみならず、集中力や持久力、体力、コミュニケーション能力などを身につけることもあるでしょうし、全国大会に出場するなどの成果によって忘れられない成功体験を得ることもできます。
しかし、例えば硬式野球など競技人口が多く、経験者も多い種目で全国大会まで進むのは並大抵ではありません。言いかえれば、全国大会に出場するには競技人口の少ない種目を選ぶほうが近道だ、ということになります。
中学校体育の教科書にも出ている「アルティメット」というスポーツがあります。フリスビーを味方でパスしながら敵陣を突破するという、バスケットボールとアメフトを合わせたような基本は7人制の競技です。(と書きながら、やったことが無いので面白さを伝えることができません。すみません。)まだまだ競技人口は少なく、大学から始めるプレーヤーが多いそうです。

大阪の高校でアルティメット部があるのは英真学園と大阪暁光の2校のみ。大会では高校の全国組織はないので大学生と一緒に戦うのですが、大阪暁光アルティメット部は、2023年には男子が、2024年には女子が決勝トーナメントで勝ち上がり、全国大会に出場したそうです。
というわけで、ちょっと珍しい競技ができる学校というのも面白そうですよ、というお話でした。