大阪私立高校入試 出願者数が多い学校①

2017年2月15日 水曜日

2月10日に行われた京阪神の私立高校入試について、結果が順次発表されていますが、今年の出願者数が多かった学校のランキングを紹介します。大阪では7校が2,000名を超える受験生を集めました。

※高校からの募集を行っていない学校や学校の方針で定員を絞り込んでいる学校もありますので、このランキングが学校の難易度(入りにくさ)を表しているわけではありませんが、今人気のある学校の目安としてご覧ください。

専願・併願合せて2,000名以上の出願があった高校をリストアップしました。

まず、1位は近畿大学附属高校。近畿大学の志願者数も日本一です。大学の知名度が上がるのに従って高校も人気が高まっています。

2位の大阪産業大学附属高校。野球やアメリカンフットボールでも有名な学校ですが、普通科に加えて有名私大への合格実績を誇る国際科も人気です。

3位の上宮は2011年に共学化し、志願者が急増した学校です。ここも国公立大学への進学実績が伸びてきている学校です。

4位の浪速、大阪では唯一の神道系の学校です。新校舎だけでなく空手・弓道・ボクシングといった部活の活躍でも注目されている学校です。

(続く)

 

 

今年も開催!! 神戸市東地区女子中高一貫校 合同説明会

2017年2月14日 火曜日

神戸海星女子学院・松蔭・親和・甲南女子という、神戸市の東に位置する女子中高一貫校4校が今年も合同説明会を開催されることになりました。

神戸市東地区女子中高一貫校 合同説明会

日時:2017年3月9日(木)10:00~11:40(9:30受付開始)
場所:東灘区民センター うはらホール(JR・六甲ライナー「住吉」駅 南へ徒歩約2分)
※ご予約は不要

添付しておりますPDF文書内には、次のような紹介文があります。
神戸市東地区の灘区・東灘区は、長い歴史と伝統をもつ私学が六甲山麓に集まる、学びの環境がととのった地。そのなかで仲間との出会いと素敵な女性へと成長する場を提供してきた、女子中高一貫校四校が女子教育の魅力と各校の特色を紹介します。

神戸市東地区の女子中高一貫校「神戸海星女子学院・松蔭・親和・甲南女子」の4校が、女子教育の魅力と各校の特色を各校による学校紹介を公演形式で行われるこの催しは見逃せません。お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。

 

外国語(英語)を習得するメリット

2017年1月19日 木曜日

現在、世界人口約70億人のうち、約17.5億人が実用レベルで英語を使用しています。つまり、全世界で4人に1人の割合で英語が話されていることになります。また、インターネット上でやりとりされる言語のうち26%は英語だという調査結果もあります。(2015年6月Internet World Stats(http://internetworldstats.com/stats7.html))

 

このように国際化され、英語が共通語となっている社会では、「英語ができないこと=デメリット」だと言わざるをえません。この「英語ができる」というのは、日常英会話程度なら話せる、英語の読み書きならできるという意味ではありません。外国の歴史・文化への理解があり、その上で外国の人々と積極的にコミュニケーションを取れるということです。日本でも、そうした「英語ができる」人材育成のために、平成23年度から小学5年生・6年生での外国語活動が必修化されています。

今、社会に求められているのは「Listening聞く」「Speaking話す」「Reading読む」「Writing書く」の4つの基本的な英語技能をバランスよく身につけ、「Communicate話し合う」ことに長けた人材なのです。

確かに日本国内で普通に生活していれば英語が必要な場面はそれほどありませんが、現代では「海外から原材料や人材の調達をしていない、海外で製造をしていない、海外で販売をしていない」といった「海外と一切関係のない企業」はほとんど無いといえます。近年、楽天やユニクロのように、社内での公用語を英語にしている企業、管理職の大半を外国人が占めている企業、人事採用の比率が日本人よりも外国人が上回る企業、そして英語力を人事採用の決め手の1つとしている企業が増えています。

 

TOEICが2011年に行った「上場企業における英語活用実態調査」では、回答した上場企業のうち84.5%の企業が業務で英語を使用していると答えています。これは「英語を使用する部署・部門がある」「特定の部署・部門はないが英語を使用することがある」「社内公用語が英語である」の割合の合計です。また、入社希望者が「資格・特技」として提出したTOEICスコアを参考にしている(参考にすることがある)企業は77.7%に上り、講師派遣をはじめとした様々な英語研修を実施している企業は66.5%にも上ります。その他に、TOEICのスコアアップ体制を敷いている企業やTOEICスコアを昇進昇格の条件にしている企業も近年増え続けています。

こうした調査結果からみて、英語力が社会人必須の「ビジネススキル」と考えられ始めていることが分かります。

小中学生は就職後のために、というよりも、ひとまず英検などの検定試験合格を目標に、明日から学校の勉強以上に英語を学習するのはいかがでしょうか。また高校でも「国際科」や「英語コース」といった、英語の時間数が多い学科やコースを設けているところが増えています。会話の力も含めて英語力を上げるには良い環境だと思われますので、一度見学会などに参加してみてはいかがでしょうか。

 

東京都 私立高校の無償化が始まります

2017年1月18日 水曜日

大阪では2011年から始まっている、私立高校の無償化が東京都でも実施されることとなりました。

17日の新聞各社の報道によりますと、東京都の小池百合子知事は都内外の私立高校に通う都内在住の生徒の授業料について、世帯年収760万円未満の家庭を対象に、実質無償化する方針を明らかにしました。都の試算によると、支給対象は都内の約5万1千人で、約3割の生徒が対象になるようです。この支給基準となる年収760万円というのは、大阪の590万円と比べてかなり高くなっています。

無償といっても施設費や制服、修学旅行の積立などは対象外となりますので、全く費用が必要なくなるというわけではありませんが、最大で年間44万2千円を受け取ることができるため、その効果は大きいと思います。

また、都内の私立高校だけでなく、都民であれば都外の私立高校に通っていても無償化が適用されるというのも魅力的です。私立高校によっては広い校地・充実した設備といった学習環境や、進学実績を特長としている学校もありますので、公立高校と経済的な負担があまり変わらないとなると、当然私立高校への入学希望者が増えることになるでしょう。また、私立高校の方が良いといった評判から、近年盛んになってきた都立高校の学校説明会に参加する人数が減少すれば、都立高校の魅力を知ってもらう機会が減る事にもなりますので、来年以降の都立高校受験者がさらに減少するかもしれません。

一方、年収400万円未満であれば、私立小学校・中学校に通う世帯には年間10万円が支給される制度も来年度から始まります。高校から私立に進むのではなく、もっと早く、小学校、中学校から入学するという動きも出てくることでしょう。

 

模擬試験の重要性(中学生の皆さんへ)

2017年1月17日 火曜日

今年も高校入試シーズンが近づいてきましたが、来年以降に入試を迎える中1・2生の皆さんに模擬試験はなぜ受けなければいけないのかをお伝えしておきましょう。
同じ「テスト」と言っても、学校の定期テストと入試問題には様々な違いがあります。学校の定期テストでは、「授業内容をきちんと理解できているかどうか」を確認するために、「教科書の一定のテスト範囲」の中から、基本的事項を中心に問われます。しかし、入試は基本的な問題から応用的な問題まで、そしてあえて引っ掛けるような問題まで「中学3年間の全ての範囲」の中から出題されます。つまり、高校が入学生を選ぶためのテストなのです。
・試験の雰囲気とは?
・どういう流れで進むの?
・なじみのない場所・環境で試験に集中できるの?
・その集中を入試全科目が終わるまで維持させることができるの?
・力を出しきるためにどういう工夫をすればいいの?
―そういった不安を軽減し、入試を実感するために、「模試」で入試本番さながらの問題と雰囲気を体感してください。
模試は一般的に「腕試し」や「志望校判定」のためだけのもの、と考えられがちですが、実際には、実戦に慣れる場であり、復習する場であり、苦手な分野・得意な分野を明らかにする場です。模試を利用して、志望校合格へと近づきましょう。

 

中学入試・高校入試にもスマホの波

2017年1月6日 金曜日

日に日に寒さが厳しくなって参りました。この厳しさが増すたびに、入試の時期がやってきたように感じます。
この時期にも、各学校ごとにさまざまな情報が受験生に提供されていますが、最近では提供方法にも時代を感じさせる手段が用いられています。

スマホの普及率が7割を超えたといわれる昨今、保護者の多くの皆様もスマホを利用されているのではないでしょうか。スマホにはアプリといわれるスマホ専用のソフトが存在し、ゲームやお助けツールなど手軽に楽しめるものが無料で利用できたりします。そのアプリの中に「私立学校の公式アプリ」があるのをご存知でしょうか。

資料請求や進学相談会のニュースなど、受験生やその保護者にとって有益な情報が手元で素早く確認することができて便利です。またニュースが更新されるとお知らせされるようになっているので、大切な情報を逃すこともありません。

志望校合格を目指す受験生・保護者はもちろん、次年度以降へ向け志望校選びの真っ最中だという皆様にも必携のアプリではないでしょうか。まずはアプリを入手するサイト(App Storeや Google Playストアなど)へ行き、そこで気になる学校名を検索してみてください。大学とは違い、私立中学校・高校学校ではまだまだアプリを公開している学校は少ないですが、今後増えて来ることが予想されます。定期的に検索してみて確認されるといいでしょう。

以上、中学入試・高校入試 スマホ・アプリについてでした。

 

 

第96回 全国高校ラグビーフットボール大会

2017年1月5日 木曜日

この年末年始も、毎年恒例の「全国高校ラグビーフットボール大会」が東大阪市の花園ラグビー場で開催されています。この会場の花園ラグビー場は、88年前に日本発のラグビー場として作られ、2年前までは近畿日本鉄道(近鉄)の所有でしたが、今は東大阪市に移管されています。中は3つのグラウンドに分かれていますが、その中の3万人収容できる第1グラウンド(メインスタジアム)がこの高校ラグビーの準決勝や決勝戦で使われますので、テレビにもよく登場します。50年以上前からこの花園ラグビー場が「全国高校ラグビーフットボール大会」の会場となっていますので、高校球児にとっての甲子園と同じように、高校生ラガーにとっての聖地となっています。

1月3日の結果です。学校名に薄く色を付けているのは近畿圏の高校で、学校名の頭に★をつけているのは「公立」の高校です。戦前は同志社が5連覇するなどしていましたが、近年では常翔学園、東海大仰星、東福岡、御所実業、桐蔭学園が決勝に進んでいます。昨年の優勝校は東海大仰星、準優勝が桐蔭学園、準決勝まで進めたのは東福岡と石見智翠館でした。昨年のベスト4校がすべて今年の準々決勝まで勝ち残っているというのも驚きです。練習環境や、監督やコーチの先生にも恵まれているのだと思いますが、先輩方やOBのサポートや顧問以外の先生方の理解に加えて、「自分たちは強豪チームの中で育ってきた」という自信も連勝できる原動力となっているのでしょう。

ラグビー部に関係していない生徒でも、これらの学校の生徒は、自分の学校の名前がテレビや新聞で大きく報道されるわけですから、誇らしいことでしょう。

準々決勝の結果、近畿勢は御所実業と東海大仰星の2校が残りました。本日5日の準決勝が楽しみです。東福岡と東海大仰星は「第95回全国高校サッカー選手権大会」でもベスト8に入っています。同じく5日に、こちらは東京等々力陸上競技場で準々決勝が行われます。

学校の先生方はどちらに応援に行こうかと、うれしい悲鳴を上げていらっしゃることでしょう。

 

 

全国高校駅伝大会が開催されました

2016年12月27日 火曜日

駅伝ファンの皆様、お待たせしました。今年も恒例の「全国高校駅伝競走大会」が京都市内を舞台に開催されました。男子は第67回、女子は第28回となるそうです。個人で競うことが多い陸上競技ですが、駅伝は区間ごとの距離やアップダウンなど条件が異なるため、どこにその選手を配置するべきかなどチームプレイとしての側面と、合計でのタイムで競うわけですから選手層の厚さがものをいう競技です。今回もトップ集団の順位が途中で入れ替わるなど、目が離せないレース展開でした。男子は倉敷(岡山)が初優勝、女子は大阪薫英女学院が2年ぶり2回目の優勝を果たしました。 

この大会は記念大会を除くと各都道府県から1校しか参加できませんので、高校野球よりも出場のハードルが高いといえるでしょう。元々長距離走に向いた生徒が入学しているケースもあると思いますが、他のスポーツと同じように練習方法や監督の指導など、総合力でが勝っている学校が常連校となっています。

 男女の結果です。入賞の順位である1位から8位までは全国の高校から、それ以下は大阪、奈良、京都、滋賀、兵庫の学校のみリストアップしています。

 

男女とも入賞の西脇工業高校は、機械科、電気科、工業化学科、情報・繊維科、総合技術科の5つの専門科を持つ兵庫県立の高校です。特に長距離走の選手を集めているわけではないと思うのですが、上位入賞の常連校となっています。

同じく近畿から男女とも出場しているのが、奈良の智辯学園。県代表になっている段階で十分強いと思うのですが、さらに練習環境を向上させるために、同じ学校法人が運営する智辯奈良カレッジに活動の拠点を移すという話も伝わってきています。

京都の洛南も2年連続の入賞。関大北陽も2009年からの8年間に6回大阪代表になる常連校です。

女子は大阪府摂津市の大阪薫英女学院が2年ぶり2度目の優勝となりました。この学校は英検の合格率で有名な学校ですが、バスケットボールも全国高校バスケット選抜優勝大会で全国ベスト4に進むなど(12月26日現在)スポーツも盛んです。

薫英女学院についてはこのブログでも以前紹介していますので、併せてお読みください。

http://www.kaisei-group.co.jp/nyushiblog/juniorhigh/25579.html

 冬は長距離走の季節です。陸上に興味のある方や駅伝が好きな方はこれらの大会結果も学校選びの参考になさってはいかがでしょうか。

 

 

京都聖母学院中学校・高等学校にお邪魔してきました

2016年12月7日 水曜日

京都市伏見区の「京都聖母学院中学校・高等学校」は京阪電車「藤森」駅から徒歩3分という便利なところにあります。同じ敷地の中に幼稚園から小・中・高・短大までが併設されている学園の中にあります。小学校までは共学ですが、中学校以上は女子校です。昨年度の卒業生は139名とそれほど大きな学校ではありませんが、京都大学をはじめとして国公立12名合格、関関同立43名合格、その他上智大学や東京理科大学などの難関大学にも合格者を出すなど、すばらしい進学実績をあげています。

カトリックミッションスクールらしく校門からすでにクリスマス仕様になっています。

正面に学園の本部がある「本館」があり、その横に中学校・高等学校の校舎があります。向かいの幼稚園からは元気な声も聞こえてきます。

職員室の前が質問受付コーナーになっています。明るい廊下に机が並べられています。同じように職員室前に机を並べている学校を見たことがありますが、ここでは筆記具やメモ用紙などが置かれており、日常的に実際に活用されているようです。優れた大学合格実績はこういったきめ細かな対応で生み出されたことがうかがえます。ちなみにここにもクリスマスツリーが。

図書室も充実しています。4万冊は閉架にしているそうですが約8万冊の蔵書を収蔵しており、随所にみられるディスプレイも生徒の興味を引く工夫がいたるところになされています。基本はNDC(日本十進分類法)で配架されていますが、全集やシリーズものをまとめるなど、書架が非常にすっきりとしていて見やすくなっています。中にはカーペット敷きのコーナーもあり、リラックスして閲覧できる工夫もされています。ぬいぐるみや毛布が備えられているなど、女子校らしい気配りもありました。ここもクリスマス仕様になっています。図書室は自習室として夜8時まで利用することができるそうです。

「オラトリウム」というお祈りをするための部屋がありました。この建物にはチャペルが無いため、代わりにこの部屋があるそうです。天井が高く、おごそかな雰囲気が感じられる部屋です。オルガンも備えられています。もちろんここにもクリスマスツリーが。

 

この部屋だけではなく、階段や各教室にも(エレベーターの中まで)十字架が飾られています。廊下の窓にもクリスマスの飾りがあり、学校を挙げて降誕祭を祝う気持ちが表れています。

 

ちょうど授業中でしたが、どのクラスも「レベルが高いな!」という印象を受けました。生物室では眼球の解剖実験が、また普通教室でもハイスピードな英語の授業や、数学の「場合の数と確率」の授業も行われていました。調理実習の部屋は楽しそうです。これらの日々の授業の積み重ねは、落ち着いた環境の中でのキリスト教による情操教育と相まって、大学進学も含めて生徒の可能性を伸ばしているのだなと感じられる学校でした。

 

もちろんこの学校は高校からの入学もできますが、可能であれば中学校から入学して落ち着いた6年間を過ごされるのはいかがでしょうか。

 

 

学校と防災

2016年12月6日 火曜日

生徒達が一日の多くの時間を過ごす「学校」では、そこで災害に遭遇する確率も低くはありません。東日本大震災では下校直前の小学校児童が多数、津波の犠牲になってしまった痛ましい事例もありましたが、直接の被害を免れた高台にある学校でも、周りの住宅などが流される、道路が寸断されるなどで、そこから帰宅できなくなる児童・生徒もおり、避難してきた一般住民も含めて水も食料も不足するなどの問題も発生しました。

 

大阪府高槻市にあります関西大学 小等部・中等部・高等部は関西大学の社会安全学部に隣接していますが、大学と共用の非常用設備をたくさん持っています。400人×3日間分の飲料水を貯蔵している受水槽や、屋内プールの水を30日分の生活用水に転用できる高度浄水システム、自家発電システム、炊き出しのための設備、灯光器、テント、組み立て式トイレ、非常用食料、毛布などを生徒のみならず近隣住民にも配布できるほど大量に備蓄しています。学校の先生も「ここの方が家より安心」とおっしゃっているほどです。

 

京都府京都市の京都産業大学附属中学校・高等学校も全生徒・教職員分の災害備蓄用品個人セットを確保しており、地域の広域避難場所にも指定されていることから、それ以外にも飲料水や災害用の器具が備え付けられているそうです。

 

兵庫県芦屋市の甲南中学校・高等学校にも学校内に生徒全員分の「非常用備蓄セット」が備え付けられています。保存水や乾パン、ビスケット、携帯トイレ、防寒シートなど、二日間分のセットが一人分ずつA4サイズほどの段ボール箱にセットされたものです。卒業時でもまだ消費期限が残っていますので、卒業生全員に配布されることになっています。

 

これをきっかけに家庭の防災意識も高まるのではないでしょうか。そういえば、この学校、校門を入ったところに創立者の書による「常ニ備ヘヨ」の石碑が建っています。

 

 

 

こういった取り組みは通学範囲が広い首都圏の学校の方が進んでいます。地震警戒情報が出た場合の鉄道運休に伴い、生徒が帰宅困難になることを想定されますので、多くの学校には生徒分の非常用食料が備蓄されています。大規模災害時には携帯電話やメールの送受信も困難になることを想定し、各学校の詳細被害情報がラジオ(ニッポン放送1242kHz)で放送されることになっています。

 

というわけで、こちらは東京純心女子中学校・高等学校の防災用の備品です。かなりきめ細かなセット内容となっています。

 

 

 

学校の安全管理といえば修学旅行などの行事や体育や運動部の活動、また通学時などの事故を想定しているものが多いと思いますが、このように災害まで想定して対策をしている学校も増えてくることでしょう。しかし、学校パンフレットやホームページで公開しているのはごく一部で、なかなか知ることができない内容です。個別説明会などで学校の先生に直接聞いてみられてはいかがでしょうか。