2021年6月15日
兵庫県尼崎市の、アットホームな女子校、百合学院は「おはよう朝日です」の橋本昌子アナウンサーや歌手の石野真子(反応したあなた、歳がばれる)が在籍していた学校ですが、10年ほど前から英語教育や大学進学に向けた準備に力を入れつつ、伝統的な生け花や声楽、ピアノのレッスンといった文化面も伸ばしてくれる学校です。
さて、今年も英語のみ中学入試を行いますよ、という案内が届きました。英語の100点満点の試験だけで合否を決めるのか?と思いきや、英語そのものはそんなに難しくはなく、面接も含めて総合的に判断していただけるような説明が書いてあります。英語が好きなら入学後に伸ばせます、といった学校の自信が感じられるぞ、というわけでした。興味のある小学生女子は、入試関連イベントで詳しく聞いてみましょう。
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2021年6月14日
97年の歴史を持つ、神戸山手女子中学校・高等学校の塾対象説明会に先週お邪魔してきました。会場となった関西国際大学の尼崎キャンパスに150人近い塾関係者が集まるという大盛況ぶりです。(もちろんお席の間隔をとって、換気を十分するなど感染予防はなされていました)
なぜ、こんなに盛り上がったかというと、運営法人は昨年、関西国際大学を運営する濵名学院と統合、「学校法人 濵名山手学院」となり、様々な改革が始まりました。その目玉の一つが今年度、平井正朗新校長を迎えての、教育活動全般の抜本的な見直しです。今回は「新生神戸山手」の教育ビジョンを聞きたいという事でこれだけ人が集まったというわけです。
平井新校長からは、生徒ファーストの成長実感を持てる教育について、具体的な施策が次々と発表されました。教科ごとの目標設定や定期テストの探究的活用、ICT教育、企業と連携したキャリア教育、クラブ推奨とそれを通した人間教育など、枚挙にいとまがありません。現状では中学校からの入学者は多くはありませんが、このような教育を高校の3年間しか受けないのはもったいないと感じました。次年度の中学入試状況は大きく変わるかもしれません。
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2021年6月11日
1926年に開校された「四條畷高等女学校」をルーツに持つ「四條畷学園」は、大東市の現校地で拡大を続け、今や幼稚園、小学校、中学校、高等学校、短期大学を併設する、総合学園に成長したのですが、1950年に共学化、1952年に再び女子校、2001年に特進コースのみ共学化、今では中学校は共学、高等学校は総合キャリアコースの総合クラスと保育コースのみ女子、それ以外は共学となっています。
こちらの高等学校のホームページが一昨日、リニューアルされました。いきなりインスタみたいなところもあるおしゃれな仕上がり。部活動のページの一部などこれからもっと充実するのかな、と思われる部分もありますが、動画を中心にした斬新ながらもなるほどと思わせるページとなっています。特に注目すべきは新たなコース紹介のところ。まずは動画での紹介を見てから文章を見せる構成になっています。動画を見慣れている今の中学生にはわかりやすいでしょう。
ところでトップページや制服紹介に登場している女子生徒はモデルさん?と思いきや、ダンス部の部長さんだそうです。因みに右の男子は水泳部だそうです。
いやぁ、ともかくどのページも楽しそうです。
コロナ禍で、入場制限のないオープンスクールや説明会の開催が難しい昨今、受験生や保護者にとって、HPのリニューアルはありがたいですね。
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2021年6月10日
コロナ禍も2年目を迎え、各学校では昨年と異なり、感染防止に工夫しつつ、学校行事を再開する動きが出てきました。こちら近畿大学附属豊岡中学校・高等学校では昨年中止された文化祭を開催するそうですが、 在校生の保護者を含めて一般公開を行わない代わりに、オンラインでの動画配信を行うとの事です。逆に考えると地理的に離れたところに住んでいる小学生・中学生や保護者もお手軽に学校の雰囲気を感じることができるようになったともいえます。
元々ICTに対する取り組みも先進的な学校ですので、様々な工夫がなされるのではないでしょうか。楽しみですね。
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2021年6月9日
奈良県桜井市の57年の歴史を持つ、関西中央高等学校が募集停止を発表しました。男子バスケットや女子新体操、バトントワリングといった全国レベルの部活に加えて剣道部やソフトテニス、野球、女子バレーボールなどスポーツ系のクラブの充実でも知られています。また、独自の大学進学に向けた特別授業や逆に学びなおしのための取り組みも定評があります。2012年には新校舎を建設し、同じ法人が運営する、畿央大学への推薦枠があるなど、進路も含めて魅力的な学校なのですが、生徒募集に関しては、入学者が募集定員の半分ほどと苦戦していました。
法人としては看護や教育で定評のある畿央大学の方に経営資源を集めるという決断をしたのでしょうか。寂しい限りです。
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2021年6月8日
先日、同志社高等学校を紹介しましたが、そのお隣の同志社中学校で動きがありました。現在3教科または4教科入試を実施していますが、2023年(つまり今の小5の学年)から2教科にするとの知らせが入りました。入試科目を増やす学校もある一方で同志社中は削減、それに伴って11:00には受験生解散となります。という事は、初日午後に地理的に離れている清風や大阪桐蔭の併願受験も可能になるなど関西の私立中学校の受験地図に影響を出るかも、というお話でした。
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2021年6月7日
思い起こせば2020年の2月27日、政府から全国一斉休校が発出され、学校を始めとして教育関係機関は混乱を極めたわけですが、その直前に行われた中学、高校入試も大きな影響を受けました。関西圏では中学入試の解禁日が1月16日でしたので、まだ傷は浅かったのですが、2月10日の高校入試は受験者数も多く、長時間拘束になりがちな面接試験を断念した高校もありました。
そろそろ次年度の募集要項が固まってくる頃ですが、2022年度入試では面接の扱いはどうなるのでしょうか。特に高校入試で5教科入試に面接を加えると日程が2日に渡るケースも多かったわけですが、面接を無くして1日に圧縮する学校も出てくるかもしれません。今後の各校からの発表に注意しておきましょう。
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2021年6月4日
こちらは大阪城の近くの追手門学院大手前中学校のお話です。130年の歴史については3年前にこのブログで紹介しました
ので、そちらをご覧いただければと思うのですが、今年は5月のオープンスクールが中止になって6月12日に延期になりました。体験授業や部活体験などもある人気のイベントですが、残念ながら今年は先着順で人数制限がかかっています。お申し込みはお早めにどうぞ。
因みに体験授業の横にSDGsのアイコンが付いていますが、開成教育グループもSDGsの取り組みに賛同し、業務に取り入れています。
オープンスクールのお申し込みは学校HPからどうぞ。
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2021年6月3日
この春新規開校の「姫路女学院中学校」は30名募集のところ、24名の入学者を迎えてのスタートを切りました。高校は既存の「兵庫県播磨高等学校」が「姫路女学院高等学校」と改称されたので、在校生が居ますが、中学校は新規ですから、中2、中3の先輩がいない中で、高校生のお姉さま方と一緒に中1生が学んでいるというわけです。
姫路女学院は1921年、ちょうど100年前に作られた裁縫を学ぶ女学校がルーツです。その後商業科、普通科と変遷はありましたが、一貫して女子校として運営されてきました。1947年に中学校も併設しましたが、その後募集停止になり、100周年を迎える今年、法人としては再び、新校名の下では「新規開校」というわけです。
中高6年間を3つのステージに分け、リベラルアーツ教育や国際教育が展開されることになっています。部活動や学校行事はこれからだと思いますが、新しい学校について興味のある方はいずれかの説明会に参加してみては如何でしょうか。
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2021年6月2日
このブログも長いことやっておるのですが、今までご紹介できていなかった学校もいくつもあります。その一つ、「同志社高等学校」についてです。
今では京都市左京区岩倉、地下鉄烏丸線の終点「国際会館」の駅から出たところが校門です。とても便利です。同志社中学校と隣接していますが、11年前までは中学校は今出川と、地理的に分かれていた歴史も影響して、それぞれ独立して運営されており、部活も中学と高校ははっきりと分かれています。
制服はありません。髪を染めても良いそうですが、不思議なことに派手な生徒は居ません。
卒業後9割弱は同志社大学に進学しますが、医学部など同志社に無い専門分野を目指して外部受験する生徒もいます。
高校からの募集は50名程度。同志社中学校から300名ほどが進学してきます。私立高校の多くはコース制や文系・理系によるクラス分けを行いますが、こちらの学校はコース制が無く、文系、理系といったクラス分けもありません。代わりに2年生からは選択科目があって、自由に選択できるようになっています。
というわけで、高校からの募集が多くないので情報はそれほど多くはありません。というわけで、高校から同志社高等学校に入学したいという中学生は、入試説明会に参加しましょう。
学校独自の説明会は10月9日ですが、それ以外に6月の私学フェア、9月の中高展もありますので、そちらも利用しましょう。
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