2017年10月2日
大阪城の前の追手門学院大手前中学校のロボットサイエンス部は、9月17日に東京で行われたWRO(World Robot Olympiad)という世界規模のロボットコンテストで国内最優秀賞を獲得しました。このコンテストはプログラムによって動く自律型ロボットの競技会で、今年は、樹木の幹、枝に見立てたパネル上のコース(黒い線)を通って、それぞれの葉に見立てたゾーンにレゴブロックを運ぶという規定競技部門とサスティナビリティ(持続可能性)のためのロボットを作成せよというお題の自由部門があり、追手門学院大手前中学校は2チームに分かれて両方に出場しました。その結果、自由部門の、タブレットと手の形のロボットを使って音声を手話に通訳するというシステムを作ったチームが優勝したというわけです。
リモートコントロールで動かすロボットと違い、動きをすべて事前にプログラムしていくところが難しいのですが、センサーや動力部分など機械的な部分の精度も要求されます。
国内大会で最優秀になりますと、次は世界大会です。今年はコスタリカで行われる大会に参加できることになりました。大変な快挙なのですが、この学校は毎年のように世界大会に出場しています。先生は毎年大変ですね。
このクラブは今年の開成進学フェア(大阪会場)の体験コーナーにも参加していただきました。多くの小中学生がプログラミングロボットを楽しんでいたようです。
さて、この中学校のプレテストも紹介しておきましょう。ロボットに興味のある小学6年生は集まってください。先輩方と一緒に世界大会を目指してみませんか?

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2017年9月29日

今、多くの高校は試験中ですが、試験期間中の学校を午後に訪れると生徒もほとんどいなくて寂しい感じがするものです。今回お邪魔した午後2時の須磨学園中学校・高等学校も門のあたりは御覧の通りで、生徒もほとんど帰ったのかな?と思いながら学校に入ってみると・・・

お?廊下に机がある?しかも生徒がずらりと座っています。
このフロアだけかなと思うと・・・

こちらでも・・

図書室でも

教室でも

廊下で先生が生徒の質問につかまっている風景もあちらこちらで・・・
中にはクラブ単位で教室を借りて一緒に自習をしている部屋もありました。
実はこの学校はほとんどの廊下に机があって、そこでも自習できるようになっています。廊下の方が先生を捕まえやすい、人目があるので集中できるといったメリットもあるようです。保護者の許可があればですが、夜9時まで学校で自習が可能なのだそうです。それどころか日曜日も学校が解放されているとのことでした。
須磨学園は今年度京都大学医学部医学科2名、神戸大学医学部医学科2名を含む、国公立301名合格など、大学合格実績の伸びが著しいのですが、この光景を見て、納得です。
最初に門のあたりが寂しかったのは、生徒の皆さんがまだ学校に残っているからでした。校内ですれ違う生徒さんも礼儀正しく挨拶をしてくれる、気持ちのいい学校なのでした。

10月21日の説明会は学校のホームページから申し込むことができます。どのような素晴らしい教育活動が行われているのか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

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2017年9月28日

この夏休み、奈良の学園前の帝塚山中学校・高等学校の広い会議室が、不思議な熱気に包まれていました。高校1年生の生徒のうち、50名弱が順番に、まるでTEDのようなプレゼンテーション番組さながらに、身振り、手振りを交えながら、にこやかに英語で自分の夢を語っています。周りの生徒たちからは歓声や笑いが沸き起こっています。英語圏の学校に来たかのようなこの信じられない光景は、実は希望者が参加するこの学校の「エンパワーメントプログラム」が実際に行われている場面です。

『エンパワーメントプログラム』とは国内でできる海外名門大学への留学体験プログラムとして、カリフォルニア大学やハーバード大学などの大学生・大学院生の協力を得て、英語漬けの議論やプレゼンテーションの練習をして、その発表をするというものになります。
ほとんどの生徒は海外経験や特別な英語学習の経験はありません。普通の高校生です。彼らは5日間、朝から夕方まで英語漬けになります。

これが英語で書かれた5日間のカリキュラムです。段階的に様々な活動を行ったということがわかります。お手伝いのネイティブの学生は10名ほどですので、5名程度の班(チーム)を作って、そこで英語での議論を繰り返します。それぞれのチームには名前がついています。(チームトトロとかディズニーとか・・・)最後のプレゼンテーションは、そのチームが一体となってさらに盛り上げます・・・。
海外語学研修や留学制度が充実している学校も増えてきましたが、工夫すれば国内にいながら、それどころかいつもの学校で、それ以上の力を身に着けることができるというお話でした。

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2017年9月27日
以前、このエントリーで、体験満載のオープンスクールを紹介しましたが、「体験ばかりで説明は無いの?」と突っ込みを入れた責任上、「入試説明会」のご案内もしておきます。11月から12月にかけて、4回行われる入試説明会、いずれも午前10時~12時とコンパクトになっています。オープンスクールと違い、説明会ばかりかな、と思って案内をよく見ると・・・。在校生による学校見学やランチ(プレミアム神戸牛カレー)体験も用意されています。オープンスクールに参加できなかった人でも楽しめるようになっているようです。
パンフレットや願書はもちろん、入試問題集やシャーペンももらえるそうですので、受験を考えている方は是非、ご参加ください。

ところでイベントごとに登場するこの「プレミアム神戸牛カレー」、一度食べてみたいものです。

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2017年9月26日
今週末から奈良の帝塚山中学校の入試説明会が始まります。
男子と女子が別の教室で授業を受けるけど、放課後は一緒、という別学と共学の良い所取りをしたような帝塚山中学校・高等学校は近鉄の学園前の駅から地上を通らずに到着できる、安全、安心な学校です。中学入試は昨年より難易度が少し上がるといううわさもありますが、この説明会で思い切ってぶっちゃけてくれるかもしれません。高校入試も大阪と別日程ですので受験が可能なこの私立、是非一度説明を聞いてみましょう。

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2017年9月25日
地下鉄なのに、地上部分があるどころか新幹線のさらに上を走っているところもあるので知られている神戸市営地下鉄山手線は、「山手」と言いつつ、長田と板宿の間は山陽電鉄より海側を走っているという点でも妙な路線です。それはさておき、この路線と山陽電鉄の地下交差部の板宿駅から徒歩5分の所に「滝川中学校・高等学校」という男子校があります。全国大会に出場のソフトボール部、近畿大会に出場の水泳部、アーチェリー部、陸上競技部、卓球部など、スポーツも盛んなのですが、最近改装された理科棟があり、理数の教員も多いなど、教育環境も整っています。京大・阪大、各2名ずつ、神戸大4名などその教育効果も合格実績に表れてきています。
その滝川中学校では、次の入試から「適性検査型入試」を導入します。適性検査とは国立大学教育学部の付属校や、公立の中高一貫校でよく行われている科目が合体した(国語と社会の融合など)記述で答えるテストですが、学校にとっては問題を作るのも、採点するのも大変な労力を必要となります。この夏休みには一般入試の問題4通り(4日程あるため)に加えて基礎学力テスト、適性検査型テストの2通りを作ったために、多くの教員がそれに関わったとのことです。説明会ではそれらのテストの見本も示されるかもしれませんので、中学受験を考える方は説明会にぜひ参加してみましょう。
滝川中学校 18入試日程&説明会日程
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適性検査型の問題は受験生にとっても要約する力や、自分の意見を表明し、文章で表現する力が要求されるため、教科型(算数、国語などが別々)のテストと準備の方法が異なります。個別指導学院フリーステップではそのお手伝いができますので、今まだ塾に通っていない受験生の方は、お近くのフリーステップにお問い合わせください。

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2017年9月22日
近畿圏の私立中学校で「Web出願」を導入する学校が増えてきました。今年も京都府の学校で一気に導入が進み、近畿圏全体では半分近い中学校が採用しています。紙の願書に緊張しながら氏名や住所を記入するという心配がなくなった反面、パソコンやスマートフォンに慣れていない為にストレスに感じる方もいらっしゃるでしょう。

(桃山学院中学校 ホームページより)
大阪市阿倍野区の桃山学院中学校はプレテストでも本番さながらの出願方式を採用しています。受験料の払い込みこそ必要ありませんが、写真のアップロードや申し込みをした後、自宅で「受験票」をプリントアウトして持ってくるというのも本番さながらです。
既に学校のホームページ上では申し込みが始まっています。制服もおしゃれで自由な校風が自慢のこの学校を見に行くつもりでプレテストを受験してみてはいかがでしょうか。
因みに昨年のこの学校の合格者のうち、90%以上がプレテストを受験したのだそうです。まだ受験準備が進んでいないので自信がないという方も、プレテストの結果から、何を勉強すれば良いのかを判断すれば良いので、ひとまず受けてみましょう。まずはWeb申し込みをどうぞ。

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2017年9月21日
昨年10周年を迎えた立命館守山中学校のお話です。最近、私立大学が公立に衣替えしている話をよく聞きますが、ここは守山市立守山女子高等学校という公立の学校が立命館に移管、共学の私立高校となり、次の年に中学を開設したという珍しい経緯で誕生した学校です。
その中学校開校に合わせて建築された新校舎は、広々として緑の多い校地に洋風の建物が並んでいる、まるで外国に来たかのようなおしゃれな景観を作り出しています。

(すみません、白黒のデータしかありませんでした。カラーのものが手に入ったら貼り換えます・・・。)
この学校の「チャレンジセミナー」と呼ばれるプレテストが11月3日に行われます。プレテストは入試本番の環境で同じような傾向と分量のテストを受けることができるという、受験生にとっては安心のイベントですので、立命館守山中学校受験を考えている小学校6年生は参加してみるといいでしょう。
Web申し込みでの受付となっています。詳しくは学校のホームページをご覧ください。
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2017年9月20日
9月19日(火)神戸三宮の「こくさいホール」で「親和学園130年記念式典」が行われました。親和中学校・親和女子高等学校の全生徒と数百人の来賓が2000名規模のホールに集合しています。
理事長先生や来賓のあいさつと式は進行していきましたが、校長先生の、これから親和は変わりますという説明の中で、生徒モデル2名が新しいデザインの制服を着て登場。この日が初めてのお披露目となるらしく、客席の生徒たちもざわざわ・・・。なかなかおしゃれな制服になるようです。
その後、あの世界的名指揮者、佐渡裕氏による中高生の器楽部(昨年ドイツへの演奏旅行にも行った実力派オーケストラ)、合唱部、ギター部、音楽選択生、大学生、同窓生合唱団、などによる混成チームへの音楽クリニック(公開レッスン)が行われました。エルガーの「威風堂々」の1番を合唱付きに編曲したものと、ヘンデルのメサイヤより「ハレルヤコーラス」の2曲のレッスンでしたが、短時間の練習にもかかわらず、驚くほど表情豊かな音が出せるようになりました。佐渡氏もすごいですけど、皆さんの能力・吸収力の高さにも驚きです。
最後に兵庫芸術文化センター管弦楽団によるドボルザーク『新世界より』(+アンコールでモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲)を佐渡裕氏の味付けの素晴らしい演奏を聞かせていただきました。
今日を一つの区切りとしてさらに発展しようという記念日にふさわしい素晴らしい式典でした。
中学受験をお考えの女子の皆さん、このような伝統ある女子校も一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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2017年9月19日
大阪市生野区の大阪偕星学園はかつて「此花学院」という実業色の強い学校でしたが、4年前に校名変更をし、進学校としての実績も追い求めようという学校に変わりました。
今回の説明会はホテルアウィーナ大阪で開催されました。多くの学習塾関係者が集まっています。野球部が2年前の夏の甲子園に出場しましたが、その効果もあるのでしょうか、知名度は2年ほど前から高まったように思えます。
校長先生のご挨拶から始まり、各コースの先生方の説明を頂きましたが、時々生徒たちの様子を短い動画で紹介するなど、手間の入ったプレゼンテーションで非常にわかりやすかったです。大学進学実績の向上が印象的でした。入試広報の先生からはこの10年間で生徒数が倍増しているグラフや受験者数が増加しているグラフを見せていただき、人気が高まっていることが印象付けられました。
最後に運動部の生徒たちが壇上に上がり、部活動の戦績について説明してくれました。とても元気に、話す内容もほとんどメモを見ることも無く堂々としたものでした。今では女子の人数も増え、硬式野球部だけでなく、女子サッカーやソフトボールなど女子の部活も強くなっているようです。

10月22日、11月11日にはオープンスクールが開催されるようです。スポーツも勉強もさらに実績を伸ばし、充実した学校への変化を続ける学校を、確かめてみてはいかがでしょうか。

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