2024年7月3日
東大阪市にあるアナン学園高等学校は今から88年前の1936年に創設された高等女学校をルーツに持つ学校ですが、2009年から共学化、2012年からは普通科の募集をやめて、3年制の調理科と5年制の看護科を設置する学校となりました。つまり職業科に特化する事で最短でそれぞれの資格取得が可能ですので、将来的にこれらの職業を考えている中学生にとっては良い選択だといえるでしょう。
調理や看護には実習授業が付きものですが、その実習室もこの夏にリニューアルされ、学習環境もさらに充実しているようです。興味のある中学生は8月末のオープンスクール体験会に参加してみてはいかがでしょうか。
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2024年7月2日
近畿大学の附属中高は東大阪の中高に加えて、和歌山、新宮、広島(福山)、広島(東広島)、豊岡、福岡(高等学校のみ)と西日本に7校ありますが、そのうちの一つ、近畿大学附属豊岡中学校から、オープンスクールの案内が届きました。このチラシ、何だか近畿大学の雰囲気に近づいているような気が・・・。
今年も授業体験プログラムが盛りだくさん。8教科の中から選べます。また部活動体験や校舎見学も用意されているようです。
今回は中・高合同開催ですので、小学生・中学生および保護者が対象となっています。どのような学校なのか見てみては如何でしょうか。お申し込みは2次元バーコード、または学校のHPからどうぞ。
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2024年7月1日
共に未就学児童を対象とはしていますが、文科省が管轄している幼稚園と厚労省管轄の保育園は、その目的もそこで働くための資格も異なっています。共働き家庭にとって保育園は欠かせないのですが、教育機関である幼稚園にも通わせたい、というニーズが高まっていたのですが、平成18年(2006年)の第164回通常国会で成立した「就学前の子どもに関する教育,保育等の総合的な提供の推進に関する法律」を法的根拠として認定こども園制度」が始まりました。
ここで「保育教諭」として働くためには基本的に保育士と幼稚園教諭両方の資格が必要になります。そこでそのニーズはどのくらいあるのかを知るために施設数は現在どのくらいの数になっているのか、政府統計から調べてみました。
すると最多の1985年には全国で15,220園あった幼稚園は、昨年度は8,837園と半減しているのですが、こども園は毎年急増しており、昨年度で6,982園と幼稚園に迫る数となっています。
一方、卒園者の数も同じように政府統計で調べてみました。すると幼稚園では1980年には最多の1,323,137名だった卒園者数が昨年は340,610名、約1/4に激減しています。
というわけで、これから幼児教育の分野で働きたいと考えている皆さんは、保育士と幼稚園教諭両方の資格を取れる学校を選んだ方が良いでしょう。
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2024年6月28日
富山県唯一の私立中高一貫校である片山学園でも体験教室が開催されます。え?富山県まで通学できませんというあなた、男女とも大浴場もある寮が完備されていますから、通学の心配は御座いません。中学は2005年、高校は2008年開校という若い学校です。
東大1名、京大2名、国立医学部医学科6名、国公立合計38名・・・。今年度もこのような大学合格実績なのですが、実は1学年80名ですから国公立大に学年の半数近くが合格していることになります。これはすごいぞ。
一方で学校行事や部活動なども盛んな学校ですので一度見に行ってみてはいかがでしょうか。飛騨山脈が一望できる絶好の環境ですよ。
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2024年6月27日
以前もこのエントリーでも紹介した京都東山のノートルダム女学院についてです。
1学年100名規模の学校ながら、難関国公立や難関私大への合格実績、豊富な指定校推薦枠を持っているなど卒業後も安心な学校ですが、盛んな生徒会活動や部活動など学校生活も充実しているようです。
今年は7月に体験型のオープンスクールが開催されます。4つの体験プログラムから希望のものを選んで参加できるようです。もちろん個別相談やオーケストラクラブの演奏も用意されているようです。小学生女子は是非参加してみましょう。
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2024年6月26日
6月22日の各種報道によりますと、大阪府教育委員会の諮問機関である「大阪府学校教育審議会」が大阪公立高校入試の日程を現行の3月10日から2月下旬の特別選抜に一本化すると素案を作成したとのことです。
早く入学先を決めたい受験生が私立に流れるのを阻止したい、との事ですが、半月ほど入試日程を早くする=私立高校入試結果判明後、公立高校の出願校を選ぶ時間が無くなる、ということですので、私立専願がさらに増えると思います。
また大阪府も公立高校に第2志望制度の導入も検討されているようです。近畿圏では兵庫県も京都府も同じような制度がありますが、第2志望校を書かずに私立高校を選ぶという受験生も少なくはないので、これで公立高人気回復、とはならないと思うのですが・・・。
ひとまず今後の議論に注意しておきたいと思います。
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2024年6月25日
「日本中学校体育連盟(日本中体連)は8日、全国中学校体育大会(全中大会)で令和9年度以降、ハンドボールや水泳、新体操など9競技の大会を開催しないと発表した。」日本教育新聞(6月17日号より引用)
令和9年度(2027年度)以降全国大会を取りやめるのは、水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケー の9競技で、報道によると全国の中学校での部活動設置率が20%を切っている競技だそうです。
スキーは開催地との契約の関係で令和11年度(2029年度)までは実施するそうですが、それ以外は現在の小6が中3になった時には全国大会が無くなる、ということになります。
一方で継続されるのは、陸上競技(駅伝)、バスケットボール、サッカー、軟式野球、バレーボール、ソフトテニス、卓球、バドミントン、ソフトボール女子、柔道、剣道の11競技となります。
因みに日本水泳連盟は「慎重な検討が必要」との声明を出しており、今後何らかの動きも考えられますが、ともかく全国大会が無くなることが、競技人口の減少につながらないことを祈るばかりです。
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2024年6月24日
最後に学部改編や社会学部の移転などで話題を集めた龍谷大学の状況を見てみましょう。
公募も一般も志願者数に関しては右肩上がりの絶好調です。しかし他大学との併願が増えたということでしょうか、公募制推薦手続き率に影響を受ける一般選抜での実質倍率は2019年度から次第に低下しており、今年度は平均倍率が3.04倍と2022年度の2.79倍に次ぐ低い水準となっています。そこで、受験者の学力層の変化が無いと仮定すると、龍谷大学も京都産業大学と同じように難易度が下がっており、逆に言えば今がチャンスだといえるでしょう。
どの学部が特に狙い目なのか、詳しくは7月14日に開催します「2024関西8大学-早慶上理・GMARCH大研究」でお伝えします。お楽しみに。(ここで学校の先生方への業務連絡です。このイベントでは教員対象説明会も予定しております。7月14日(日)10:30~11:30となっております。進路指導の先生方、高3の担任の先生方はよろしければお越しいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。)
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2024年6月21日
これまでは記述問題があり、しかも面接が必要だった甲南大学の公募制推薦入試ですが、本年度入試からオールマーク、面接廃止と受験生にとっては大きく受験しやすくなりました。その結果平均倍率は4.73倍と2022年度の3.12倍と比較すると大きく難化したことがわかります。その影響でしょうか、一般選抜での志願者数も増加し、結果的にそちらの平均倍率も上昇しています。2025年度入試では日程変更もありますので、実質倍率がどのように動くのか予想が付きません。受験生は要注意です。
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2024年6月20日
出願件数では今年も日本最多となった近畿大学ですが、公募・一般どちらでも出願数が増加しています。公募制推薦での合格者数は1万3千件を超える規模になり、平均競争率は3.75倍となりました。平均倍率が8.83倍だった2019年度入試と比較すると、半分以下となっています。但し、これも全体的に楽になったわけではなく、建築や総合社会、文芸、情報は高め安定。医学部は毎年難化が続き、ついに今年は9.26倍となっています。これらの学部を考えるときには併願作戦が重要になりますね。
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