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開成教育グループ


大阪府 私立高校の専願率

2023年3月3日

今年2月に行われた大阪府の私立高校入試で、本年度1000名以上が志願した24校について分析してみました。まず、志願者数ランキングは毎度おなじみ近畿大学附属が1位、2位は浪速、3位以下桃山学院、上宮、大阪と続きます。一方この24校の中で専願率(ここでいう専願率とは外部募集枠に対する専願者数の割合です)のランキング1位は大阪学院大学、2位は興國、3位以下は関西福祉科学大学、履正社、大阪商業大学と続きます。2020年~2022年の平均を基準として、今年の専願率が1.4倍以上と大きく伸ばしているのが、履正社、あべの翔学、追手門学院の3校です。関西大倉は専願率が一番低くなっていますが、これでも例年よりは高めになっています。

今日から大阪公立高校の一般入学者選抜の出願です。進路希望調査ではとても高倍率になっている学校もありました。どうなるのかとても心配です。

京都文教中学校 スタートダッシュ説明会

2023年3月2日

今から119年前の1904年(明治37年)に浄土宗によって烏丸松原(烏丸四条よりちょっと南の東側)にある因幡薬師(平等寺)に設立された「高等家政女学校」という女子校がルーツです。その後生徒の増加に伴って1916年(大正5年)当時四条寺町にあった大雲院(現在の高島屋の一部。その大雲院は大倉財閥が所有していた岡崎公園南の地に1973年に移転)に、さらに1930年に岡崎公園南の日清紡績工場跡の現在地に移転しています。

因みに明治期の京都市街には鐘ヶ淵紡績(今のカネボウ)や東洋紡績、日清紡績などの大規模な紡績工場が多数存在し、繊維人材育成のために官立の京都高等工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)が設立されたほどです。現在左京区松ヶ崎にある京都工芸繊維大学は1968年まで右京区花園の、現在の京都先端科学大学附属中高と府立山城高校の間にあったので、今でも嵯峨野に桑畑を持っていたりするのですが、そのキャンパス跡地は現在花園団地となっています。先に述べた各紡績工場の跡地も今では高野団地や京都大学熊野寮、花園大学などとして利用されています。

閑話休題、高等家政女学校はその後、「京都家政学園」となり、学制改革後も中学校、高等学校、幼稚園、短期大学、短期大学付属小学校、大学を次々に設立していきましたが、1995年には「京都文教」と法人名称を変更し、校名も順次変更されました。中高は創立以来女子教育が行われていましたが、100周年を迎えた2004年から共学化しています。

前置きがやたら長くなってしまいましたが、「京都文教中学校」が今月、学校説明会を開催します。受付は本日から始まっています。ご興味のある小学生は是非お申し込みの上、100年ほど昔にはここには紡績工場があったんだな、前の道には路面電車が走っていたんだな、この学校はそれよりも古い歴史をうけついでいるのだな、と過去に思いを馳せながらご参加ください。

関西大学 2023年度 一般選抜分析(理系)

2023年3月1日

同様に、理系学部についてもグラフ化してみました。

【全体的に変動は少ない】

例えば環境都市工学部の建築学科はご覧のように倍率、合格最低得点率、共に理系最難関ゾーンに位置しています。関西学院大学の学部改編の影響も受けなかったということから、阪神間~北摂よりも、大阪市内~大阪府南部の受験生が多いということでしょうか。また、化学生命工学部の化学・物質工学科(グラフ中では「化・化」と省略)を見ると、倍率は1.9倍から2.3倍とほぼ変動がなく、合格最低得点率もほぼ変わりません。生命・生物工学科に比べて女子が少ないといわれていますが、昨年の入学者で30%と年々増加していますので、化学を志す女子の皆さんもご心配はありません。

というわけで、新高3の皆さん、そろそろ学部選びを始めておいてくださいね。

関西大学 2023年度 一般選抜分析(文系 その2)

2023年2月28日

(昨日と同じグラフを貼っておきます)

【総合情報と社会安全学部の倍率変化】

データサイエンス人材に対する社会の需要は高まりつつありますが、総合情報は倍率、合格最低得点率共に上昇基調にあります。また、共に千里山キャンパスではありませんが、リスクマネジメントに関する幅広い研究が行われている社会安全学部も実質倍率は上昇しています。それでも合格最低得点率は6割前後ですので来年も狙い目ではないでしょうか。

【学国語学部の人気は続く】

コロナ禍の影響で国外との往来が制限されたこともあり、多くの大学で志願者が減少した国際系、語学系ですが、関西大の外国語学部はその影響をあまり受けず、合格最低得点率だけをみると、2021年度、2022年度入試でも社会学部に続く難関となっています。先に述べたように今年は社会学部が下がったことから、法学部と並ぶ文系最難関を維持しています。

言語分析や地域言語文化といった研究領域と、通訳や異文化コミュニケーションといった実践領域を組み合わせた教育プログラムの魅力が受験生に伝わったということでしょうか。

関西大学 2023年度 一般選抜分析(文系 その1)

2023年2月27日

関西大学から2月に行われた一般選抜の合格最低点が発表されました。

そこで、全日程の平均得点率と全日程の平均実質倍率で散布図を作成してみました。

すると・・・

【社会学部と法学部の激変】

2021年度、2022年度には合格最低得点率が60%程度だった法学部が、一気に文系学部最難関に躍り出ました。競争倍率も3倍台から一気に7倍となっています。その一方で常に文系学部の中では最難関に位置していた社会学部が倍率こそ変動がないのですが、合格最低得点率が文系学部の真ん中になっています。今年から得点調整の方式が変わったようですので、その影響も多少あるかとも思いますが、ちょっと変動が大きすぎます。因みに塾生データからは関西学院や立命館に受験生が流れたとも考えにくく、今まで関西大の社会学部を志願していた上位層が就職に強い法学部に流動したのかもしれません。(続く)

【新課程入試】京都産業大学 2025年度 共通テスト利用方式(共通テストプラス)概要

2023年2月24日

京都産業大学も、2025年度の新課程入試に関する情報を公表しました。

現段階では共通テストのみで合否を判定する「共通テスト利用入試」と、共通テストと大学一般選抜の英語の試験を併用する「共通テストプラス」と呼ばれる方式についての情報です。

まず、「共通テスト利用方式」の方ですが、文系学部のみ表にまとめてみました。要するに英語はどの方式でも必須で、文系学部なら地歴・公民・理科・情報の中に高得点科目があれば有利、但し国語が必須になる学部や方式も有り。経済学部は数学ができておいた方が有利、といった感じでしょうか。

「共通テストプラス」方式でも、理学部の物理科学科と宇宙物理・気象科学科以外では「情報Ⅰ」が選択できるようになっています。「情報Ⅰ」は新しい科目なので対策が難しいのですが、ここで高得点が取れればとても有利になりますので、「情報Ⅰ」の準備をあまりせずに共通テストを受験する、という考えはもったいないようです。

一般選抜に関する情報は今後の発表を待ちましょう。

【祝】フリーステップ 関関同立合格実績 過去最高か?【祝】

2023年2月22日

どうやら個別指導学院フリーステップの関関同立合格実績が、過去最高を更新しそうです。昨年の個別指導部単独実績が過去最高の1,367でしたが、昨夜の時点で1,350。まだ途中経過ですが、きっと昨年を超えることでしょう。合格率も上がっているようです。いやぁ、みんなよく頑張った。

グループ全体の実績でも現時点で1,660。昨年最終が1,704でしたから、こちらも良い感じです。

【受験しておけばよかった(涙)】関西大学 共通テスト利用入試【えっ?まだ出願できるのか!】

2023年2月21日

関西大学が3月入試を廃止してしばらくになりますが、実は共通テスト利用入試は残っています。国公立大学に絞っていたので関西大学の受験を考えていなかったけど、どうも心配になってきた、というそこのあなた、関西大学がこんなに優しいチャンスをくれていますよ。

【ポイント1】得意科目だけで判定してもらえる(英語で失敗していても心配ないぞ)

【ポイント2】一番得意な科目はさらに2倍(100点×2を3科目に最高得点の科目の得点がさらに100点×2プラスされて800点満点で判定)

【ポイント3】入学検定料の納入は、国公立前期の結果を見てからどうぞ(おサイフにも優しいぞ)

詳細はQRコード、または大学HPからどうぞ。

令和5年度 京都府公立高校 前期選抜 志願者

2023年2月20日

先週行われた京都府の公立高校の受検者数(学力検査なので、「受験」ではなく、「受検」と表記します)が発表されました。まず、志願者数の合計は昨年の10,816名から今年は10,710名(約1%減)、受検者は昨年の10,307名から10,250名(約0.6%減)とほぼ同数でした。欠席者は昨年よりも減少しています。

平均受検倍率は昨年の1.99倍から1.92倍に若干緩和されましたが、普通科は2.42倍と狭き門となっています。そんな中で実質倍率が5倍を超えているのが5校あります。そこでランキングを作ってみました。

高校名学科・方式受検倍率
1普通科・A方式6.00
2鴨沂普通科・A方式1型5.54
3田辺普通科・A方式5.46
4日吉ケ丘普通科(単位制)・A方式5.21
5西城陽普通科・A方式1型5.15

なかなか厳しい倍率となっています。明後日が発表日。どきどきです。

【関西大学】2025年度「一般選抜」について【方針発表】

2023年2月17日

新課程初年度となる2025年度入試について、各大学から情報が発表されていますが、関西大学からも(予告)が発表されました。

Microsoft Word – 予告文書_Ver14.docx (kansai-u.ac.jp)

簡単にまとめてみました・・・

・日程については、現時点では「変更無し」

・入試科目についても、現時点では「変更無し」

・出題範囲については、例えば世界史なら現行では「世界史B」が出題範囲ですが、2025年からは「世界史探究+歴史総合(主に世界史分野)」となり、文系数学も新課程の「数学C」が入りますが現行の「数学B」の「ベクトル」のみですので、「ほぼ変更無し」

・共通テスト利用に関しては、新設科目の「情報Ⅰ」は選択できる(一部の学部や方式では必須)として導入予定ですので「一部の学部や方式では変更あり」

との事です。つまり一般募集に関しては、ほぼ今までと変わらず、共通テスト利用に関しては「情報Ⅰ」の扱いについて今後の発表に注意ですね。

他大学からの発表もお待ちしております。