2022年6月13日
神戸市西部を中心に広い範囲で読まれている「D-Journal」というミニコミ誌がありますが、時々教育関連の記事が掲載されることもあり、小中学生の保護者にも絶大な人気を誇っております。記事作成時にはこのブログの中の人も協力させていただいております。
そのD-Journalを発行している会社が主催の進路相談会が、須磨パティオ健康館で開催されます。
今回は小学校も3校、中高は今のところ12校が参加予定とのことです。個別ブース形式での説明会ですので、まだ受験学年でないご家庭でも、気軽にお話を聞いてみてはいかがでしょうか。当日参加も可能ですが、予約優先となっております。できれば予約をお勧めします。
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2022年6月10日
先日、畿央大学の説明会に参加してきました。各種資格や就職率の高さなど、さすが資格の畿央だなぁ、と感心。10余名の中退者(そもそも少ないですけど)がなぜ中退したのか、その後どうなったのかまで紹介され(そんなことまで紹介している大学はここだけでしょう)、学生に対する面倒見の良さも印象付けられました。会の最後に在校生インタビューコーナーがありまして、大阪学芸高出身の看護師を目指す学生と、府立春日丘高校出身の養護教員を目指す、共に4年生女子2名が登場。大学の良さ、目指したきっかけ、コロナ禍の中での学校生活等についてしっかりと話していただけました。このようなご時世ですのでここに限らず説明会で学生が登場する機会はほぼなくなっていましたので、こちらも久しぶりに新鮮で良かったです。
それはさておき、畿央大学では「リーダーシップ選抜」という総合型選抜を行っています。1次、2次と2段階の選抜で、特にセミナー方式の方は60分の学部別の授業を聞いて、60分でレポートを作成する形式です。過去問も公開されていましたが、各分野に必要とされる力を測る内容で、それなりの準備が必要だと思われます。というわけで、必ず説明会に出席して情報を手に入れておきましょう。
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2022年6月9日
以前、このブログで京都産業大学附属中学校・高等学校を紹介しましたが、
京都産業大学附属中学校・高等学校 入試関連イベント « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)
ここで書いた元の校地、つまり相国寺の北の成安高校だった場所は、京都府立鴨沂高校の建て替えに伴う仮校舎として4年前まで使われていたのですが、今ではすべて更地になっており、ホテルが建築されるのだそうです。5年も経つといろいろ変わります。
それはさておき、京都産業大学への推薦と国公立を含む外部進学の両方目指せる京都産業大学附属のコース制は変わっていません。2022年度も京都産業大学に233名が内部推薦で合格した一方、京都大学、大阪大学や医学部をはじめとする国公立に20人以上、早慶上理に12名、関関同立に101名という素晴らしい実績をだしています。
高校は18日、中学校は25日にオープンキャンパスが開催されます。学校HPを見るとまだ申し込みが可能なようですが、締め切りになる可能性も高いと思います。お早めにどうぞ。
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2022年6月8日
以前、このブログで私立大学の定員厳格化について、批判的な記事を書きましたが、
私立大学 「定員厳格化」を検証する(1) « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)
文科省の方々、このブログを読んだのでしょうか、なんと、定員厳格化を緩和するとの報道がなされました。(読売新聞等)
これまでは、単年度での定員超過率を元に補助金カットを行っていましたが、学内定員で判断する、つまり、単年度で超えても、次年度以降で絞り込めばセーフ、というルールになる、との内容です。これで各大学が入学手続き状況を見ながら発表していた追加、補欠合格が減少することとなりそうです。新聞記事には〈受験生が入学金の「二重払い」を余儀なくされるケースが目立つ〉、と書かれていましたが、実際には追加合格となっても、保護者の経済的負担を考え、繰り上げ校への手続きを言い出すことができない受験生もおり、もやもやしたまま入学式を迎えるというケースも少なくありません。従って今回の方針変更はありがたい事ではありますが、ここ6年間、受験生やそのご家庭に無用な経済的・心理的負担をかけた責任は感じていただきたいと思います。
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2022年6月7日
先週は大阪学芸高等学校を紹介しましたが、今回はその附属中学校についてです。1903に設立された商業学校をルーツに持つ伝統校、大阪学芸高等学校は1998年から順次共学化を進め、地域からの熱い要望を受け中学増設を計画しましたが、当時は中学校の増設は難しく、新しい学校種である「中等教育学校」という形で2003年に認可されたというわけだったと思います。しかし2016年には附属中学校の開校が認可されたため、めでたく開校、今年で6年目を迎えるというわけです。
授業時間数は公立中学校よりも2割以上多いのですが、先取りをするのではなく、中学校内容を確実に定着させるという方針のようです。3年の間、無理なく基礎学力を固めることができ、高校では先週紹介したように多くのコースが用意されていますので、目的に応じて選べる、というわけですね。
ともかくここの落ち着いた学習環境は見ていただくのが一番ですので、小学生の皆さんは一度オープンスクールに行ってみては如何でしょうか。
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2022年6月6日
ヨットで世界最高齢となる単独無寄港の太平洋横断を達成した海洋冒険家、堀江謙一氏(83)は6月5日(日)母港の新西宮ヨットハーバーに無事帰還なさいました。おめでとうございます。
24歳で単独太平洋横断に成功して以来、冒険家として数々の歴史的偉業を成し遂げた堀江氏ですが、そのきっかけは当時男子校だった関西大学第一高等学校のヨット部にあります。当時から西宮のヨットハーバーが活動場所となっており、そこで練習を積んだのだそうです。
たしか最近まで関西大学第一高等学校のヨット部は活動しており、インターハイでの戦績も残していたと思うのですが、今確認すると学校のHPから消えています。コロナ禍の影響もあり休部中となっているのかもしれません。ご事情に詳しい方、ご連絡をお待ちしております。中3生諸君、伝統のヨット部を復活させませんか?
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2022年6月3日
昨年も同じようなランキングを作りましたが、2021年度の結果をもとに作り変えました。入学者の中で、附属・付属・系列の高校からの進学者がどのくらいの割合を占めているのか、という数値です。その中から10%以上の24大学(入学者が1000名を超える大学)のみ紹介しましょう。
1位、東海大学
19もの学部を擁する東海大学は全国に14の系列高校(別法人の3校含む)を持っています。大学には医学部も含めて幅広い専門分野があるわけですから系列校から他の大学に進学しなくてもよさそうですね。しかし、入学者の35%のお席が既に埋まっているというのもかなりの占有率です。
2位 創価大学
東京都八王子市の創価大学の系列高校は東京都小平市にある東京創価高等学校と大阪府交野市にある関西創価高等学校の2校しかありませんが、そのまま内部進学する割合は高く、大学入学の約3割がこの2校の卒業生で占められている、というわけです。創価大学には8つの学部がありますが、すべて授業が英語、全員が留学する国際教養学部や数学や情報の教員免許が取れる理工学部なども魅力なのでしょう。
3位 日本大学
学生数では日本で最大、16の学部を持つ日本大学には26もの系列高校・中等教育学校が存在します。そのなかで静岡県三島市の「日本大学三島高等学校」は1学年700名前後のマンモス校ですが、そこからも半数以上が日本大学に進学します。
4位 慶応義塾大学
高校に関しては、高等部、志木高等学校、女子高等学校、湘南藤沢高等部、ニューヨーク学院(高等部)の5つが後期中等教育機関となりますが、それぞれの高校からの内部進学率はほぼ100%ですので、この割合になるわけです。
5位 日本女子大学
系列校は神奈川県川崎市のよみうりランド駅近くの緑の中にある日本女子大学附属の1校のみですが、2021年度は卒業生の78%、290名が内部推薦で進学しています。昨年この附属高校の横に在った人間社会学部は目白に統合されましたので、この290名はリニューアルされた目白キャンパスの真新しい施設で勉強していることでしょう。
内部推薦による入学は、早く進学先が決まるという利点だけではなく、単位の先取りや入学金の割引などの制度が設けられている場合もあります。大学系列校の人気が高いのも納得できますね。(参考:AERAムック「大学ランキング2023」朝日新聞社刊)

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2022年6月2日
各地域で混迷を深めている国際社会ですが、そんな中で存在感が増してきているのは外交官です。軍事的な国際紛争になるのを未然に防ぐことができる最後の手段が外交ですので、国益を守るどころか、世界の平和を守るための砦ともいえるこの職種、実は大変な難関です。令和2年度(2020年度)には368名が申し込みましたが、合格者は51名(うち女性は23名)と7.2.倍の狭き門です。このような国家公務員試験には東京大学が強いのかな、と思いながら調べてみると、なるほどのランキングとなりました。
1位 東京外国語大学 10名 なるほどこの試験は、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、アラビア語、ペルシャ語、ミャンマー語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、中国語、朝鮮語の15種類の言語から1つ選択することになっていますから、外国語大学が有利なのですね。
2位 早稲田大学 6名 国際化の指標も高いこの大学、外交官を目指す人が多いのも納得です。
3位 大阪大学 5名 大阪外国語大学をルーツに持つ外国語学部にはハンガリー語やスウェーデン語など、日本でここでしか学べない言語の専攻があることでも知られています。こちらもなるほどですね。
4位 慶応義塾大学 3名 海外在住経験のある学生も多く、一般入試でも日本最高レベルの英語試験を課す慶応義塾大学、法学部の学生でも一般の公務員ではなく、外交官狙いという学生もいるのでしょう。
5位以下となりますと、2名ずつなので省略します。
というわけで外交官になりたい方は、これらの大学を目指してみては如何でしょうか。
(参考:AERAムック「大学ランキング2023」朝日新聞社刊)
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2022年6月1日
大阪府箕面市、大阪平野が一望できる高台にある「大阪青山大学」についてです。管理栄養、看護、こども教育の3分野を持つ大学で、就職率の高さでも知られている学校ですが、今年も在学生も一緒に運営するオープンキャンパスが行われます。大学紹介やミニ講義、キャンパスツアーといったお楽しみプログラムに加えて送迎バス、午前の部は無料ランチ付きという至れり尽くせりのおもてなしを受けることができます。それに加えて、なんとこのオープンキャンパスに参加した受験生は「検定料が15000円割引」となります。いいですか?受験生の皆さん、箕面に15000円が落ちているっていう話ですよ。参加されぬのはいかにぞや(現代語訳)参加しないのはどういうわけであろうか。
詳しくは大学HPをご覧ください。
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2022年5月31日
この春、国際科1期生が卒業し、大阪大学、慶応義塾大学、上智大学をはじめとした国内トップ校だけでなく、海外の有名大学へも合格という大成功を収めた大阪学芸高校についてです。
昨年は、この国際科の中に「グローバルコース」を新設するというニュースをここで書きましたが、そのタイミングで専願のみで募集していた国際科は併願可能となりました。つまり「特技」以外の7コース、すべて併願が可能というわけで、公立高校が第一志望の生徒も大変受験しやすくなったわけです。
また、入学後のコース間の異動は可能なのか、といった質問もよくいただきますので、こちらも貼り付けておきます。簡単に言えば、ほとんどのコースで可能です。というわけで、選択の幅が広い大阪学芸高校、受験もしやすくなった、というお話でした。
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