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開成教育グループ


大阪府 公立中高一貫校 志願者数 確定

2022年1月11日

大阪の公立中高一貫校3校の志願者数が確定しました。(1月7日大阪府教育委員会発表)

水都国際中学校と咲くやこの花中学校は、2022年度より大阪市から大阪府に移管されることに伴って、通学範囲が大阪市内から大阪府下に拡大されましたので、市外の府下からの受験生がどの程度増加するのか、というところが注目の的だったのですが、結果的に水都国際中学校は8名増、咲くやこの花中学校は66名増となりました。公立中高一貫校は「お試し受験」も多い開設初年度から、出願者数は次第に下がって少数精鋭になっていく傾向があるのですが、今回の通学範囲の拡大によって、特に環状線から近く、交通の便の良い咲くやこの花中学校では経年減少を跳ね返すだけの受験生を集めることになりました。特にスポーツ、芸術、の募集単位での増加が大きくなっています。

適性検査は1月22日(土)、合格発表は30日(日)となっています。

【とても】札幌聖心女子学院中学校 高等学校 閉校のお知らせ【残念】

2022年1月7日

以前このブログでも紹介した(札幌聖心女子学院 中学校・高等学校について « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp))北海道札幌市の寮を併設している女子校、札幌聖心女子学院に関するお知らせです。

新入生は先輩方と一緒に育つ素晴らしい環境に恵まれ、北海道だけでなく、首都圏や近畿圏からの生徒も学んでいるのですが、ここ数年定員割れとなっていたようです。今回学校から発表された内容は、中学の募集停止ではなく、中学、高校とも今年の入試が最後の入学生。3年後(2025年3月)には閉校するとの事です。つまり今年入学の中学生は3年後には他の高校への進学となります。

本日(1月7日)中学校入試が行われ、発表は1月8日。1月13日が入学手続きの締め切りですので、そこで最後の新中1生の人数が確定します。

学びの多様性がまた一つ失われることになり、とても残念です。

京都府 公立中高一貫校 志願倍率 2022

2022年1月6日

京都の公立中高一貫校5校の出願者数が発表されました。5校合計で、募集定員320に対し、934名と史上下から2番目の少なさ(昨年度が史上最低)となりました。2004年の開設時には10倍を超えた市立西京と府立洛北も3倍台に落ち着いています。また、2018年から募集を開始した府立南陽も志願者が減少し、史上最少の出願となっています。

一般的に公立中高一貫校は、開設当初には授業料も不要な公立で、特色のある教育が受けられるという「お得感」から受験生が集まるのですが、やはり「適性検査」でも受検準備をしておかなければ太刀打ちできないことが知られてきて、出願数は落ち着いてくるものです。つまり、競争が緩和されたわけではなく少数精鋭になっているだけですので、この出願数だけで、「公立中高一貫校の人気が無くなった」「入りやすくなった」と判断するべきではないと思います。

因みに試験日が京阪神私立中学校解禁日である1月16日と同一日という設定なので、私立との併願が組みにくい、というのもあるのかもしれません。

【コロナ対応】神奈川県私立中学校 共通追試実施を決定【安心の神対応】

2022年1月5日

2月1日が解禁の神奈川県の私立中学校入試に関してニュースが飛び込んできました。新型コロナウイルス感染症に罹患、または濃厚接触者と認定された受験生に対し、他の地域では学校ごとの追試日を設けるなどの対応が検討されていますが、神奈川県では私立中学高等学校協会が共通の試験問題を作成し、2月21日午前9時から神奈川県私学会館で一斉に追試(4科目)を実施、合否は利用する各学校が判断する、とのことです。

合否ラインやどの科目を判定材料に使うのかは学校ごとの裁量となりますので、特に受験生にとって不利になるわけではないと思います。それよりも事前にこのような機会がありますよ、と発表されていること自体、受験生やそのご家族にとって安心材料になるという事が重要です。但し神奈川県内すべての私立中学校がこの「共通追試」に参加するわけではありませんので、各校の生徒募集要項をご確認ください。

このシステム、他の都道府県でも広がると良いですね。

新年あけましておめでとうございます

2022年1月4日

このブログをご愛読の皆様、あけましておめでとうございます。

ゆっくりとお正月気分を味わいたかったのですが、学習塾ですからこの年末年始も教室での冬期講習に加え、大晦日には「関関同立近大 英語答案作成練習会」といった入試関連のイベントをオンラインで開催するなどフル稼働でございました。(お片付け中の段ボール箱に囲まれて、出入りが不便・・・)

とはいえ、ともかく新しい年になりましたので、気を引き締めて教育関連のトピックス、入試情報の収集・発信に努めてまいります。引き続きのお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

令和3年(2021年) 最後のブログ

2021年12月29日

早いもので、2021年もあとわずかです。今年も本ブログをお読みいただいた皆様、ありがとうございました。しかし、2019年12月に発生した中国での集団肺炎が、これほど世界に長期間に影響を与えるとは当時誰が予測したでしょうか。2つの世界大戦による中止以外は4年に1度行われてきたオリンピック・パラリンピックですら延期になったわけですから、大変な状況になったものです。

教育の世界でも2020年2月末の休校要請から始まり、卒業式や入学式も含め、ほとんどの学校行事への影響はもちろん、楽しいはずの昼休みも黙食の日々。その影響からか中高生が多いファーストフード店でも最近は妙に静かになってしまいました。2020年は高校野球をはじめとして全国レベルの大会やコンクールがことごとく中止になりましたが、今年に入ってからも部活動は断続的に活動中止となり、モチベーションが保てず中途退部者も続出・・・。

海外との交流も制限され、海外語学研修や異文化体験を特徴とする高校のコースや大学の学部は志願者減。また、エンタテインメント業界の冷え込みから、音楽や舞台芸術を志向する高校生も減少しています。一方でテレワークや遠隔授業の広がりから情報通信環境や技術は一気に進化し、大学受験の世界でも情報系の分野の志願者が増えるなど、急激な構造変化が進行しています。旅行やライブといった体験型・参加型のエンターテイメントに制約がかかる中で、読書時間が増えたのでしょうか、出版物の売り上げが15年ぶりに伸びるなど、思わぬ良い(?)影響も出てきています。

2019年12月末のブログを読み返してみましたが、近畿大学から頂いた「近大みかん」の写真を掲載した呑気な内容です。2022年の12月には、このようなのほほんとしたブログが書けるような世の中になっていれば良いなぁ、と祈りつつ、お読みいただいた皆様に於かれましても、来年は良い年になるように願っております。来年もよろしくお願い申し上げます。<m(__)m>

大阪府 公立高校 倍率予測(その2)

2021年12月28日

【旧3学区】

昨年度入試では定員割れの学校が多かった地域ですが、今年は全体で3クラス減、但し例年人気校を中心に4校で1クラス増。多少の倍率の緩和はあるかもしれませんが、逆に入りやすくなったと判断して志願者も集まるような気がします。

【旧4学区】

この地域では定員の変動はほとんどありません。という事は昨年度と似たような動きが予想されます。定員増の高石は特に同レベル校からの流入は無く、多少緩和されると予測しています。

12月時点での予測ですから、私立入試の結果などから状況の変動が考えられます。また状況が変わればご紹介したいと思います。

大阪府 公立高校 倍率予測(その1)

2021年12月27日

大阪府の公立高校の倍率を、塾生の志願動向などを元に「勝手に」予測してみました。定員増や過去の倍率、揺り戻しなどを総合的に判定して高倍率注意マーク(⚠)を入れています。

【旧1学区】

昨年度はその前の年度から大きく定員を減らしたために平均倍率が高くなった旧1学区ですが、今回は桜和高校の開校(6クラス)と昨年厳しい戦いになった数校が1クラス増となります。一方福井は2クラス減、2022年度が最後の入試となる島本が3クラス減というわけで、全体では1クラス増とほぼ変わりません。そんな中で、茨木・豊中・春日丘は昨年と変わらず高倍率、桜塚・山田も志願者が増えることから高倍率予測をつけています。逆に定員減の2校は、私立専願への流出も多く、定員割れになる可能性が高いと考えています。

【旧2学区】

比較的定員の変動の少ない地域となります。枚方と旭の2校が定員増となる一方、大正白稜が2クラス減、茨田が3クラス減となっています。過去4か年の状況から寝屋川と東、に加えて定員増の旭の倍率にも注意が必要です。(続く)

【サンタさん】今夜はクリスマスイブだ【がんばれ】

2021年12月24日

♪雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう♪

という歌詞を読んでメロディーと山下達郎の甘い声が浮かんだあなた、もう若くはありません。

それはさておき、先週末は城星学園(4月からヴェリタス城星)の公開クリスマス会がありましたが、やはりコロナ禍の影響でしょうか、クリスマス祝会を一般公開にしない学校さんも増えたようです。外部の人間としてはちょっと残念なのですが、静かに生徒さんだけでクリスマスを祝うというのも、良いと思います。

【同志社中学校のお話】

毎年キリスト教系の学校様からはクリスマスカードを頂いております。ここでまとめてお礼を申し上げます。ありがとうございました。デザインもキリスト生誕の絵をあしらった正統派(城星・ノートルダム女学院・近江兄弟社)や、生徒さんが描いたもの(プール学院)、2つ折りの本格的なカード(松蔭)など様々なバリエーションも楽しませていただいております。そんな中で一つ紹介。

同志社中学校といえば、理科室前の廊下にカバのはく製があることから、カバがキャラクターでちょいちょい登場しますが、ここにもかわいいデザインで登場しています。実は同志社はキリスト教会が運営している「ミッションスクール」ではなく、「キリスト教主義」の学校なのですが、20日には生徒会・聖歌隊・ハンドベルクワイア・管弦楽部・演劇部の生徒さん方が中心となって本格的な「クリスマス礼拝」を行ったそうです。

【ノートルダム女学院中学校・高等学校のお話】

こちらは昨夜行われた「ザ・リッツカールトン京都」でのノートルダム女学院中高オーケストラクラブの演奏風景です。ホテルのロビーでの生演奏はその場にいる人にとって素晴らしいクリスマスプレゼントとなりました。

因みにこのクラブ、来年4月にはびわ湖ホールでの定期演奏会を開催しますが、なんとメイン・プログラムはプロオーケストラのオーディションにも部分的に使われる難曲、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの交響曲第2番。こちらも楽しみですね。

詳しくは学校HPをご覧ください。皆様、メリークリスマス!

京都府 令和4年中学校卒業予定者の進路希望状況

2021年12月23日

京都府教育庁から中学生の進路希望調査結果が発表されました。 まず、京都府下では中学3年生が22,415名と昨年より327人(1.4%)増、つまりわずかに増えています。公立高校希望者は100名増、私立高校希望者は63名増と、これも僅かですが増えています。しかし、通信制の希望者が451人から570人と119人(26%)増、進路が決まっていない生徒も含まれる「その他」が151人(26%)増となっています。コロナ禍の影響でしょうか、進路がまだ決まっていない生徒が増えているのが心配です。今後の動きにも要注意です。