【武庫川女子大学薬学部】PCRセンター設置+【近畿大学医学部】関西空港でPCR検査体制

2020年11月4日 水曜日

先日、このエントリーで京都産業大学が学内に新型コロナウイルス感染症(covid-19)の原因であるSARSコロナウイルス2(SARS-CoV-2)の存在を特定するためのPCR検査センターを設置したと紹介しましたが、続いて武庫川女子大学薬学部にも検査センターを設置したとのニュースが入ってきました。考えてみれば医学・薬学・生命科学系の研究室にはたいていPCR装置があって、扱える人もいるはずで、検査のために新たに追加購入したとしても装置そのものは1台100~200万円程度から、あとは検体採取のためのブースや検査キットがそろえればできるはずです。

一方、関西空港内にあるクリニックでもPCR検査ができるようになりましたが、ここを運営しているのは近畿大学医学部です。いやぁ、感染拡大を恐れて学内立ち入りを制限して事態の収束を待っている大学が大半であるのに対して、この3大学は真っ向からコロナ禍に立ち向かうぞ、という姿勢が潔いです。

果たして大学生はライブの授業を切望しているのか

2020年10月29日 木曜日

コロナ禍の影響で、特に大学生に対する世間の風当たりは強く、キャンパス立ち入り制限の中で半年が経過しました。それによる学生の不満や、オンライン授業疲れ、同輩・先輩との交流の機会がつくれないなど学生のストレスを伝える報道を目にすることもあります。しかし、とある大学の先生からの情報によると、今月から専門基礎科目で30名の受講生を、対面―遠隔と交互に2グループに分けた授業を実施したところ、本来なら15名ずつ出席のはずが、3~4名しか出席が無いとのこと。何故かといえは「常に遠隔授業を希望する」という選択肢もあったため、結局8割ほどの学生がそちらを希望したということだそうです。つまり、この授業に関しては通学の時間や費用、感染リスクを考えれば遠隔授業の方が良いという学生が多数派だということになります。

もちろん実習や実験が欠かせない専門分野や、ゼミや研究会といった協働学習の場合、オンラインでできることは限られますので、登校が必要な場面はありますが、講義形式の授業の大半は遠隔の方が合理的だといえるのではないでしょうか。 今後、遠隔とライブを組み合わせた大学教育を認める方向での議論も進めていただきたいものです。

同志社大学 一般選抜入学試験 出願期間

2020年10月28日 水曜日

なんとなく今年は季節感がしっくりこないのですが、一般選抜から戦う受験生は、そろそろ色々な日程を確認しておきましょう、という話です。ご存知のように出願期間というのは短いものですが、同志社大学は12月24日~1月8日となっております。というわけで、受験生の皆さん、今年はクリスマス気分をちょっと横に置いておいて、調査書の請求をお早めに。何かあったら高校の敷地に入れなくなるかもしれませんので・・・。

【祝】大和大学 社会学部【新設】

2020年10月27日 火曜日

6年前に開学した「大和大学」、最初は2学部のみの設置でしたが、2年後には関西初の政治経済学部が設置されました。(正確には大阪国際大学にもかつて政経学部がありましたが、2000年の学部改組で名称変更)その頃に大学にお邪魔してみると、 隣接するJR社宅が取り壊されているではありませんか。おおお、まさか、と思っているとその場所に2019年理工学部開設。その内装工事中の新教室を見に行った時に少し離れた場所が整地中。何ができるのかなとみていると、案内してくださった職員の方にあっさりと「あれは社会学部の建物が建つところですわ」と言われ、どきどきしながら待つこと1年、ついに認可が下りたそうです。おめでとうございます。早くも5学部を擁する総合大学となってきました。 但し今年はこのタイミングでの認可決定ですから学生募集はこれからとなります。募集定員は200名とのことです。詳しくは大学HPをご確認ください。

ところで、このように拡大を続ける大和大学ですが、JR社宅の建物が無くなると、その向こうに旧吹田市民病院の建物が見えるようになってきました・・・。えっ?まさか・・・。

【予約制定員制】関西大学 入試説明会【リアル(対面)】

2020年10月26日 月曜日

昨日から関西大学の「リアル」入試説明会が始まっています。新型コロナウイルス感染症予防の観点から、こちらの大学でも事前予約が必須となっています。 昨日のさわやかな秋晴れの中、千里山キャンパスで行われた説明会には定員いっぱいの400件の申し込みがあり、9割以上が当日参加したとの事です。残念ながら昨日の説明会への申し込みができなかった方、または兵庫県や滋賀県・和歌山県など千里山から少し離れたところにお住いの受験生にとってはありがたいことに引き続き、さらに13回も各地で説明会が開催されます。こちらも完全予約制+定員制となっておりますので、早めの予約をお忘れなく。英語対策講座もセットになっておりますので是非ご参加ください。

大阪歯科大学 多様な入試

2020年10月23日 金曜日

109年の歴史を持ち、東京歯科大学・日本歯科大学と並んで御三家ともいわれる大阪歯科大学に関する情報です。このエントリーでこの大学を扱うのは初めてです。 治療のための椅子がフロアに数十台ずらりと並んでいる附属病院が大阪の天満橋駅にそびえたっていますので、大きな大学かと思われがちですが、募集定員では歯学部が1学年128名、医療保健学部は100名の合計228名という規模の単科大学です。 伝統のある大学ですので入試の難易度も高いのですが、今年度は入試に関してお得な情報が届きました。

① 後期入試に限られますが、歯学部の一般入試でまさかの「専願制」導入。(医療保健学部では公募推薦で選択可能)

② 複数回受験の場合、2回目以降の面接が免除されます(ずいぶん気が楽になります)

③ 英語の民間試験資格があれば、英語の入試が免除されます(たとえば英検2級なら受験者平均点+20点がもれなくプレゼント。大昔に取った資格でもOK。)

④ 大学入学共通テスト併用でも判定されます(高得点科目を1科目合計しての判定。追加検定料は1万円ぽっきり)

⑤ 成績優秀なら学費免除となります。(歯学部の学費は年間500万円以上ですので、夢のよう)

詳しくは募集要項をお読みください。歯学部は6年間、または医療保健学部で4年間学んでみるのは如何でしょうか。日本では高齢者の割合が増えていますので、訪問歯科の需要も高まっているようですよ。

【2025年度から】大学入学共通テストに「情報」追加【つまり今の中2以下】

2020年10月22日 木曜日

今、学習指導要領の改訂が行われていますが、現行では選択科目として設置されている「情報」(社会と情報・情報の科学)という科目を必修科目の「情報Ⅰ」と選択科目の「情報Ⅱ」に再編成されることになっています。つまり、「情報Ⅰ」という科目は現代国語や英語コミュニケーションと同じような必修科目になるという大事件です。そうなれば大学入学共通テストにも取り入れられるのでは、とうわさされていましたが、ついに2025年度からの導入が検討されているという報道がなされました。

また、今までは日本史と世界史も選択科目でしたが、これからは世界史Aと日本史Aが合体した「歴史総合」という科目や「地理総合」、「公共」も必修になりますので、社会科の出題枠組みや傾向も大きく変わることが考えられます。今後、これらに関する発表も順次なされると思います。注意しておきましょう。

京都産業大学 入試におけるコロナ禍対応

2020年10月20日 火曜日

京都産業大学から、このようなリーフレットが届きました。関西8大学(関関同立産近甲龍)の中で、唯一「ワンキャンパス」(キャンパスが一か所に集まっている)という、学部間の移動や部活にも有利な恵まれた環境も魅力の一つです。しかし、春に集団感染が出てしまったためにキャンパス全閉鎖となってしまった教訓を元に、学内にPCR検査場を作ってしまうなど感染防止はどの大学よりも整備されていますが、入試に関しても十分な対策や対応が議論されたようです。

まず、試験範囲に関して、「発展的な学習内容」を避けるとの事です。入試日程の変更もあります。さらに調査書の扱いなど細かいところにも配慮します、とも書いてあります。 その中でちょいと気になるのは試験場で「換気も十分に行います」との内容ですが、一般選抜は1月~2月です。つまりとっても寒いかも・・・。今年は京都産業大学に限らず、どの大学でも同じような対応をすると思います。体温調整が可能な服装やカイロの準備といった防寒対策もお忘れなく。

初の共通テスト やはり第2日程希望は少数派

2020年10月16日 金曜日

今年度(正確には2021年1月)に初めて実施される「大学入学共通テスト」の出願期間は9月28日~10月8日でしたが、その出願者数速報が大学入試センターから発表されました。 それによると、今年の出願者数は535,224名と昨年より2万人減ですが、減少しているのは既卒生で、現役生はほぼ昨年と同数となっています。 今年は3月からの学校休校や、長引く大学でのオンライン授業の影響もあり、大学受験者が減少するのではとの見方もありましたが、少なくとも共通試験受験者層に関しては、ほぼ影響なかったことになります。但し今後の先行き不透明感から早く大学を確保したいということで学校推薦型選抜(かつての指定校推薦)の利用率が上がっているとの情報もありますので、実際の受験者はこれよりも少なくなることも考えられます。 (大学入学センターの発表では高等学校経由出願か、個人直接出願か、という区分けで発表されており、高等専門学校の第3学年などは、個人出願に含まれています。本来既卒生が選択できないはずの第2日程に1名がカウントされているのはそのためです)

また、休校による学習の遅れに対する対応として、1月16日・17日の2日間(第1日程)と30日・31日(第2日程)が選択でき、第2日程であっても各都道府県に試験会場を設置する、との方針が示されていましたが、結果的には私立大学の入試と重なり、国公立大学2次試験の対策期間が半減する第2日程を選択する高校はほとんどなかったようで、その希望率は現役に限ると0.18%に留まりました。 というわけで、自己採点による「センターリサーチ」(今年は「共通テストリサーチ」と名前が変わるみたいです)なども予定通り実施されることになるでしょう。

オンライン 全国統一近大模試

2020年10月9日 金曜日

近畿大学に対応した模擬テストというのは、さすが出願数日本一だけあって複数の事業者から提供されていますが、10月ともなればどの模擬テストもほぼ終了しています。しかし、ここで近畿大学を志望しようという受験生も居るはずだ、というところに目を付けたのが他ならない近畿大学。オンライン模試を自前で開発してしまいました。 オンラインで受験してそれぞれの小問ごとの答え合わせができます。出題そのものは過去問題ですが、オンライン上で回答を行い、科目の組み合わせを選択すると学部ごとの判定結果がその場でわかるというシステムです。

今までに近畿大学対応の模擬テストを受けることができなかった方、受けたけれども、その段階では満足のいく結果が得られなかった方、もっと近畿大学の出題に慣れてみたい方、是非このオンライン模試を受けてみましょう。詳しくは大学ホームページをどうぞ。