いやぁ、大阪・関西万博、始まりましたねぇ。準備段階ではいろいろ批判的な意見もあったようですが、各国・地域の展示をまとめてみることができるというのは貴重な機会だと思います。教育的な内容もあるようですから、ちょっと空いた頃に行ってみようかな。(梅雨の時期の平日の午前中が狙い目か?)
万博には近畿大学水産学部で養殖されたお魚のお刺身やお寿司が食べられるお店も出店されているそうです。こちらも要チェック!
それはさておき入試結果の分析です。
近畿大学は2025年度入試でも多くの受験生を集めました。そんな中で目立った募集単位をいくつか紹介します。
①総合社会学部心理系専攻は今年もさらに難化
実質倍率が7倍を下回り、合格最低得点率も61.3%と落ち着いていた昨年度が低すぎたことによる揺り戻しでしょうか、今年は文系では最も実質倍率が高い募集単位となりました。(実質倍率、9.8倍(2023年)→6.9倍(2024年)→11.7倍(2025年))
合格最低得点率も65.3%に跳ね上がっています。というわけで、次年度は敬遠されるかもしれません。
②文系学部では最低得点率の差が小さくなる傾向に
本来は、より深く学びたい専門分野や取得できる資格など、将来の職業も意識して受験校を選ぶべきかもしれませんが、大学のイメージ(ブランド力)を優先して選んでいる受験生も少なくないと思います。すると、キャンパス立地などで差が生じる例外はありますが、総じてブランド力の高い大学は、募集単位間の合格最低得点率の差が小さくなりがちです。近畿大学の文系学部では募集単位ごとの差が年々小さくなっていますので、学部はさておき、ともかく近畿大学に入りたいという受験生が増えていると考えられます。
というわけで、次年度以降は、このように募集単位間の難易度差が小さくなっていますので、近畿大学なら何学部でも良いので少しでも倍率の低い学部に出願するぞ、と考えず、逆に自分の勉強したい分野で学部選びをする方が良いでしょう。