【ご存じでしょうけど】日本の人口は減っています【詳しく調べてみた】(その1)

2025年4月17日

2008年に1億2808万人と過去最多となった日本の人口は、それ以降減少しています。昨年はその減少幅が最大になったとの報道もありましたが、18歳人口を見てみると1992年の205万人が最大値で、2025年度の109万人まで減少しています。

そこで、減少割合の変化や時期などについて詳しく調べてみました。

まず、1980年からの男女別18歳人口です。数値は文部科学省の資料からの孫引きなのですが、元資料の出典は2022年までは文科省の「学校基本統計」、2023年以降は国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来人口(令和5年推計)」だそうです

1985年に一時的な落ち込みがありますが、これは1966年の「丙午(ひのえうま)」による出生数の減少です。時代だなぁ。

先に述べたように1992年のピークから減少が続くのですが、2008年ころまで大きな割合で減少していきました。18歳人口と関係の深い予備校や自動車学校の廃業が相次いだのはこのためです。神戸の予備校大道学園は2005年、大阪北予備校と大阪予備校は2006年に廃校しています。京都の関西文理学院も2010年の閉校です。

そうなれば大学も影響を受けそうなものですが、短期大学の4年制への転換などで特に女子の大学進学率が向上したこともあり、1992年に約54万人だった大学入学者数は2025年には約62万人(推計値・留学生除く)と増加しています。(続く)