近畿大学の理系学部の中で、医学部と東大阪キャンパス以外の学部=農学部(奈良県)、工学部(広島県)、産業理工学部(福岡県)、生物理工学部(和歌山県)の一般選抜の結果についても調べてみました。
①農学部水産学科はやはり大人気
有名なクロマグロや二ホンウナギの完全養殖だけでなく、マダイやシマアジなど様々なお魚の養殖に成功した水産学科ですが、もはやこの実績を超える私立大学は近畿で、いや日本には他にありませんので高学力層も含めてここに受験生が集まってくるわけです。合格するためには65%以上の得点力が必要です。
②産業理工学部情報学科 倍率は落ち着くも、難易度は変わらず
福岡の産業理工学部の中ではいつも高倍率を記録している情報学科ですが、実質倍率は7.4倍(2023年)、4.9倍(2024年)、2.5倍(2025年)と落ち着いてきました。しかし、合格最低得点率はそれほど下がっていません。つまり学力帯は異なりますが東大阪の情報学部と同じような動きとなっています。因みに広島の工学部の情報学科も産業理工学部とほぼ同じ難易度となっています。
③生物理工学部 食品安全工学科は狙い目か?
大阪から通学可能な立地であるにもかかわらず、こじんまりしたキャンパスは近大志願者の志向と合わないのでしょうか?なぜか落ち着いた倍率、難易度となっています。生物理工学部といえば遺伝子工学科が1番人気なのですが、就職を考えれば食品系も良い選択だと思います。専門知識と近大ブランドを手に入れるチャンスですよ。
というわけで、6大学の一般選抜の速報データを元にお送りしました。立命館と同志社はまたの機会にお送りします。
★詳細については7月の関西8大学大研究でお伝えします。お楽しみに。