私立【大阪高校】の学校説明会に行って来ました!

2017年7月26日 水曜日

2017年7月20日、梅雨明け直後の暑い日でしたが、大阪高校の学校説明会に行って来ました。

200名を超える参加者は、設立当初からの伝統あふれる講堂に案内されました。

会の始まりは、『和太鼓部』の迫力ある演奏・演技、そして在校生によるスピーチ、学校DVDの上映など生徒たちの元気な様子を披露して頂きました。

多くの中学生を迎え入れ、志望する所へ卒業生を送り出しているこの学校ですが、入試については大きな変化・変更はないようです。

一方、今年度注目すべきことは、『学校内改革』です。キャッチフレーズが【あったかい学校】と謳われていますように、生徒により寄りそったシステムを立ち上げていらっしゃいます。その中で《支援センター》と名付けられた組織では、生徒の[生活][学習][進路]の3分野の支援が行われています。

●[生活支援センター]

・毎日の学校生活を気持ち良く、そして悩むことなく過ごす対策が行われます。「出欠や遅刻の管理」「生徒間問題」「身だしなみ」それと「自治会活動」なども含まれます。

●[学習支援センター]

・「Study&Collaborate」すなわち、「いっしょに苦しいことをする」をスローガンに、

〔夏期講座〕や〔文化祭プレゼン〕など積極的に行っています。

●[進路支援センター]

・大学進学だけでなく「社会で生き抜く力」の養成を目標に、様々な学習を通じて〔社会的〕〔職業的〕そして〔精神的〕に自立するための能力や態度を育成をしています。

進路決定率93.5%、下のチラシをご参考ください。

と、なかなかこの学校の魅力をここでお伝えするのも難しいので、オープンスクールにも是非一度、足を運んでみてください。

開成教育グループでは、生徒への学習支援だけでなく、子育てされる保護者様へのアドバイスも行っております【開成教育グループ・親学セミナー】などがございます。こちらも一度覗いてみてください。

http://www.kaisei-group.co.jp/sv2blog/

 

【またもや】大阪府立高校 文理学科定員激増【変更】

2017年7月25日 火曜日

前期入試を始めたり、やめたり、文理学科を作ったりと、改革が進む大阪府立高校の入試に関して、また新しいニュースが飛び込んできました。

次の入試(平成30年度入試)より、文理学科を設置している北野・茨木・豊中・大手前・四條畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田の10校のうち、北野と天王寺のみ1学年全員が文理学科でしたが、普通科併設の残りの8校も募集定員すべてを文理学科とする、と発表されました。

2017年度入試では文理学科の定員は合計で2000名、普通科は1560名でしたので、合計人数が変わらないと仮定すると、文理学科が3560名と一気に1.78倍になるという計算になります。しかし実際には文理学科併設の高校ではほとんどの受験生が普通科ではなく文理学科での出願をしていましたので、入試に関してはこれら10校の難易度にはそれほど変化はないでしょう。

一方、1学年をすべて文理学科にすることで、クラス編成や選択科目設置の自由度が増し、大学進学に向けた成果が出しやすくなるかもしれません。2018年度入学生が卒業する4年後の大学合格実績がどのように変化するのかにも着目したいと思います。

 

 

英検(外部検定)と大阪公立入試

2017年7月24日 月曜日

大阪公立高校入学者選抜入試の結果が公表され、その中に【英語】『外部検定を利用した生徒人数』の一覧表がありました。(下表)

 

今年度(2017年度)より、英検など外部検定資格による英語選抜試験でのみなし得点が採用されました。試験のレベルや成績に応じて80%~100%の得点が保証されていて、当日の学力検査得点と見なし得点の高い方が採用されます。80%の得点が保証された志願者は315人。90%が3人、100%が27人の合計345人となっています。全日制課程の延志願者数は、52,735人ですからこの制度の利用率は、0.65%と1%に満たないことになります。すなわち、中学生にとっての外部検定(特にみなし得点を得る成績・レベル)はまだまだ難しいものかもしれません。

ただし、利用した生徒が多い志望校は、北野(64人。利用者の18.55%) 茨木(44人。12.75%) 天王寺(25人。7.25%) 大手前(22人。6.38%)の順に全体から見ると非常に高くなっています。

また文理学科設置10校では、221名が利用(利用率64.06%)し、利用者全体の半数以上を占めていることが分かります。

英語を得意とする生徒が志願する傾向の強い学科別での利用をピックアップしてみると、[英語科]を志望している生徒は9名(利用率2.61%)。[国際教養科]も9名(2.61%)。[グローバル科]では14名(4.06%)となっており、全体より高い利用率となっています。

一方、上表からも分かりますように、受験者344名に対して、到達者数は164人(割合47.7%)なっており、外部検定資格から保証された点数より当日の学力検査の得点の方が低かった受験生が、180人いたことになります。これら生徒の入学後の他生徒との英語における学力差が懸念されることも課題として残されたように思います。生徒にとって本当に良かったと思える制度にしてほしいものです。

最後に、外部検定においては、3ヶ月、半年先程度では、高いレベルは獲得出来ません。高校入試、さらに今後は大学入試にも導入されるこれら【外部検定】は、小学生の時から受験しておくことをお勧めします。開成教育グループでは、英検や漢検など多彩な検定を自教室で実施しております。是非、ご利用ください。

 

 

 

大阪大学のAO・推薦入試(世界適塾入試)について

2017年7月21日 金曜日

以前、このエントリーでも大阪大学の世界適塾入試の出願ハードルが下がることをお知らせしましたが、第1次審査の書類選考で選ばれても、第2次選考で行われる面接・口頭試問をクリアしなければ合格はできません。そこで、このブログをお読みの志願者の皆さんへ、こっそりその第2次選考の様子を詳しくお伝えしましょう。

 

今年度、基礎工学部へ合格した受験生からのレポートです。

 

  1. 電子機器(携帯電話など)はすべて封筒に入れるよう指示されます。待合室に誘導されます。
  2. 30分ごとに10人ずつ(電子物理・化学・情報は各2名。システム4名)が資料観覧室に移動し、20分間資料を見る機会が与えられます。
  3. そこに用意されているメモ用紙に「口頭試問で答える問題」と「一番興味を持った問題」を選んで記入します。「垂直跳びの重心の位置と床からの効力の関係」「濃度不明の塩酸の滴定法」などの問題が用意されています。
  4. 一人ずつ面談会場に誘導されます。
  5. 試験官は4名と案内のスタッフ1名の5名が部屋の中にいます。受験生の前に机、横に荷物置きが用意されています。
  6. 最初の10分間は志望動機や将来の職業、アドミッションポリシーのどれに一番当てはまるかなどの面接が行われます。調べ物の手順などについても聞かれます。
  7. 次の10分で口頭試問となります。選んだ問題について答えとその根拠を口頭で説明します。
  8. 面接終了後、面接終了待合室に移動します。
  9. 全員揃ったところで、建物の外まで誘導され、そこで解散となります。(先に終わった人が情報を漏らすことができないような配慮だと思われます。)

と、いうわけで、少しは当日の様子が伝わったでしょうか。他の大学ですが理系の推薦入試では観察力を測るためでしょうか、住所地の近くの河川の水深や、受験会場前の廊下に貼ってあるポスターについて質問される例もあるようです。常に周りのものを観察し、疑問を持つという習慣も有効かもしれません。理系の推薦入試を考えている皆さんは、今日から視点を変えてみましょう。

 

 

金蘭千里中学校・高等学校について

2017年7月20日 木曜日

大阪府吹田市北部の高級住宅街の中にある金蘭千里中学校・高等学校は創立50周年を迎えた2年前から改革が進んでいます。かつては学校行事よりも授業やテストが優先され、部活動も中3から参加と、進学準備に軸足を置いていた学校です。隣接する千里金蘭大学には佐藤記念講堂という本格的な音楽ホールがあるのですが、吹奏楽部もなかったため、そのホールは他の高校が利用するなどもったいない状態でしたが、今では吹奏楽部、演劇部をはじめとして部活も充実し、校外行事も増えてきたようです。それでも毎朝の小テストなど進学校として良かった部分は残しているようですので、今人気の「ソフトな進学校」へと変貌を遂げたといえるでしょう。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

その金蘭千里中学校の学校説明会が9月と10月に開催されますので、過去のイメージを持っている保護者の方は、ぜひ一度参加されてはいかがでしょうか。

 

 

桃山学院中学校 プレテスト

2017年7月19日 水曜日

少し先ですが、中学入試のプレテストの案内が届く季節になってきました。 関西の私立中学校では、入試当日の受験生の緊張を和らげるためプレテストという入試に傾向の似たテストを実施するところが増えてきました。まずは桃山学院中学校です。

御覧のように、「合格者の9割がプレテストを受験」とのコピーで受験を勧めています。 もしプレテストで失敗しても、その原因を見つけて解決する日数もありますので、桃山学院中学校を受験する可能性があれば、まずは受験をしてみましょう。 詳しくは学校のHPをご確認ください。

 

 

滋賀の私立学校展 開催!

2017年7月18日 火曜日

8月に『滋賀の私立学校展』が開催されます。

開催日は、彦根会場が、8/20(日)、草津会場が、8/26(土)と8/27(日)となっています。

参加校は、近江高等学校、彦根総合高校、滋賀学園中学・高等学校、近江兄弟社中学・高等学校、立命館守山中学校・高等学校、綾羽高等学校、光泉中学・高等学校、幸福の科学学園関西中学校・高等学校、滋賀短期大学附属高等学校、MIHO美学院中等教育学校、比叡山中学・高等学校です。

私立の中学校・高等学校の魅力感じることのできるイベントかと思います。制服展示もあるようです。一度覗いてみてはいかがでしょうか。

 

なお、9月には弊社・開成教育グループ主催(後援 ABC朝日放送 びわ湖放送 京都新聞)の『開成進学フェア』も開催いたします。9/17(日)ピアザ淡海にて、滋賀の私立高等学校はもちろん京都の私立高等学校(計34校)にもご参加いただき、[クラブ発表]や[滋賀公立高校現役生の話を聞こう!]そして[豪華景品が当たる!抽選会]など盛り沢山なイベントも実施いたします。是非!ご参加ください。(詳細は弊社HP内に掲載中です。)http://www.kaisei-group.co.jp/seminar/event/649

●申込み開始7/28(金)よりいたします。

 

 

大阪明星学園にお邪魔してきました(文化部編)

2017年7月14日 金曜日

昨年もここで紹介した、「大阪私学美術展」が今年も7月25日(火)~7月30日(日)大阪市立美術館で開催されますが、この学校の美術部も出品するようです。

 大きな油絵を描いている生徒さんに、先生が熱くアドバイスをされていました。

グリークラブはちょうど練習が終わったところでしたが、その練習場である「聖堂」はこちらです。こんな環境で普段から練習しているわけですね。ステンドグラスを通した自然の光が差し込む素晴らしいデザインの聖堂です。卒業生がここで結婚式を挙げることもあるそうです。母校で結婚式って素晴らしいですね。

さて、最後に音楽部です。80年近い歴史を持つ吹奏楽部です。前半は上級生が1年生を基礎から教えていました。次に生徒が指揮台に立って一斉に基礎練習です。これも練習の形が出来上がっています。最後に顧問の先生登場、コンクールに向けたきめ細かな指摘とその確認が続く厳しい練習です。切れの良い男子校サウンドを聴かせていただきました。

 

実はこの音楽部から数人が9月に開催される「開成進学フェア」のミュージックフェアにアンサンブルとして参加していただけることになりました。音楽系=女子中心という先入観を持っている小中学生もいると思いますが、彼らの素晴らしい演奏を聴いて、そのイメージを覆していただきましょう。お楽しみに!

 

 

大阪明星学園にお邪魔してきました(スポーツ編)

2017年7月13日 木曜日

さすが男子校、グラウンドが広いです。今日は野球部の練習がお休みだったようですが、サッカー部とソフトテニス部が活動していました。

ソフトテニス部はインターハイ出場常連の強豪ぞろいです。練習でもソフトテニスとは思えない力強いラリーが続いていました。

校舎屋上のプールでは水泳部が楽しそうに練習しています。屋外プールのおかげで、既に生徒たちは真っ黒です。

中庭ではワンダーフォーゲル部がテント張りの練習をしています。

というわけで、各運動部員も充実した放課後を過ごしている様子なのでした。(続く)
 

 

大阪明星学園にお邪魔してきました(学習環境編)

2017年7月12日 水曜日

大阪府下95校の全日制の高校の中で、今や男子校はわずか6校になってしまいました。(高槻中高は今春中学校から共学化されましたが、高校からの募集が無いため現時点では高校は男子校です。)その中の、大阪を代表する進学校の一つである大阪明星学園にお邪魔してきました。

まず図書室を見せていただきました。まず、驚いたのは分類番号がありません。司書の先生はどのようにして配架しているのでしょう。また、出入り口のゲートも有りません。貸出処理をせずに本を持ち出す不届きものはこの学校にはいないようです。

本の紹介文を挟んで立てかけているディスプレイも独特です。本に興味を持つような工夫が行き届いています。(因みにこちらに飾られている料理本も最近の男子には人気だそうです。)

こちらの学校では毎週水曜日に「ビブリオバトル」という本の紹介大会が行われているということで、本を中心としたアクティブ・ラーニングが当たり前のように行われています。

そういえばこの学校、全国大会で優勝経験もある弁論部とこちらも全国大会レベルのディベート部があります。そこで、そのディベート部が活動している教室に行ってみました。

先日の近畿大会で、灘高校に勝ったとの事で、次の全国大会で勝つための作戦会議が開かれていました。しかし、その打ち合わせそのものが既に熱い議論になっています。さすがでございます。このような能力は、将来社会で役に立つことでしょう。

自習室は別の場所にあります。ブース形式の部屋もあるようですが、こちらは机が並んでいる自習室です。夜8時まで使えるとの事です。邪魔してはいけませんので、ガラスの外から撮影させていただきました。

このような環境から今年も大学合格実績は国公立合計153名など優れた合格実績が出たというわけでした。(続く)

(学校HPより数値引用)