立命館大学 2月1日出題内容

2023年2月1日 水曜日
2月1日
英語
1長文(子どもと一緒に哲学を考える)
2長文(未来の地球のための食糧)
3会話文(京都のホテルにて・鉄道駅にて)
4文法 語法(空所補充)
5文法 語法(空所補充)
国語
1評論文(速水健朗「なぜ批評は嫌われるのか」)
2評論文(福田充「リスクコミュニケーション」)リスク社会について
3古文(作者不明「夜の寝覚」)平安王朝物語
4漢文(「雲渓友議」)物語
政治経済
1人権思想・福祉国家
2経済規模(GDP/GNI)
3国際社会・経済格差
日本史
1奈良~平安時代の歴史
2中世の土地の歴史(史料)
3日本とキリスト教の関わり
世界史
1中国の民族史
2明代の中国史
3古代ギリシア史
4南北戦争~20世紀初頭のアメリカ史
地理
1地形図の読み取り
2世界の河川
3緯度、経度に関する問い(気候・時差)
文系数学
1確率、数列
2指数・対数
3円と接線

立命館の世界史、今年も中国史オンパレードスタートです。

【超速報】関西大学 関西学院大学 立命館大学 入試スタート【英語の出題傾向変わらず】

2023年2月1日 水曜日

本日より、関関同立のうち同志社大学以外の3大学の入試が始まりました。

既に本日の問題文は入手し、現在分析中ですが、今年もこの3大学の英語の出題形式や大問構成は昨年とほぼ同じでした。

関西学院のみ大問の中の小問の順序が入れ替わっていましたが、文の長さや難易度も昨年を踏襲しています。あと数時間で他の教科の出題範囲もここで紹介します。お楽しみに。

【明日から】関関同立即日分析 始まります【特別編成】

2023年1月31日 火曜日

今年も関関同立一般入試の季節が巡ってまいりました。というわけで、明日からこのエントリーでその日に行われた入試についての情報をアップしていきます。複数の大学が重なる日程には更新が遅い時刻になる可能性もありますので、次の日に試験を控えた受験生は当日朝にチェックしてもらった方がいいかもしれません。受験生の皆さん、一緒に戦いましょう!

【関関同立即日分析「総まとめ」シリーズ】立命館大学 世界史の出題傾向

2022年3月4日 金曜日

昨日は同志社の英語の傾向が変わった話をしましたが、今日は「変わらないものもある」お話です。

生徒A「先生、実は私、私立大学の受験校について迷っているのですが。」

世界史の先生「君は選択科目では世界史を使うつもりかね?」

生徒A「ええ。先生のおかげで大好きになった世界史で勝負するつもりです。」

世界史の先生「うれしい事を言ってくれるね。ところで、君は中国史が得意かね?」

生徒A「はい。西洋史よりも中国史の方が楽しく勉強できます。」

世界史の先生「それなら、受験校は立命館が良いと思うよ。模試の判定よりもいい結果が期待できるよ。」

生徒A「え、本当ですか?進路の部屋に行って早速過去問を見てみます。」

世界史の先生「そうするといいよ。きっと立命館には中国が好きな先生が多いだろうから、入学後も楽しめるのではないかな。立命館を受験するのなら併せて民族解放や革命全般についても勉強しておいた方が良いよ。」

(最近の入試問題に頻出する会話文形式にしてみました)

立命館の世界史の中で中国~東アジアに関する出題にオレンジ色を塗ってみました。ご覧のようにほぼ半分を占めています。

もう一つの頻出テーマが「差別」「解放」「革命」。こちらには青色を塗ってみました。こちらも頻出となっております。

というわけで、私立大学受験にはその出題傾向に応じた受験校選びと準備が大切ですよ、というお話でした。

【関関同立即日分析「総まとめ」シリーズ】同志社大学 英語の出題傾向

2022年3月3日 木曜日

素材文をそのままリライトせずに語注まみれの長文と英作文があるため、ハードルが高いと思われている同志社の英語ですが、2月4日と7日は理系の日程であるため、理系の内容の長文が良く出題されています。(これは理系有利?と思われる大問には水色を塗っています)

実は2019年までは文系の日程でも数字や単位が良く出てくる理系的な内容が特徴的だったのですが、2020年から出題傾向が変わってきて、比較的日常的な内容となってきています。自然科学に関する内容でも、どちらかといえば歴史や伝記のような、 時系列に沿って読めるような長文となっています。というわけで、同志社志願者は2020年以降の過去問題に取り組むようにしましょう。

【関関同立即日分析「総まとめ」シリーズ】関西学院大学 日本史の出題傾向

2022年3月2日 水曜日

関西学院の日本史は、今年いきなり大問が1つ減少して4問となりましたので、初日は少しびっくりしたのですが、出題傾向そのものは変わっていないので、作っている先生は一緒なのでしょうか。4問になっても、第1問は小問集合の正誤問題が10題、第3問に史料問題2つという構成は変わりません。

次に頻出の2分野に色を付けてみました。(画像クリックで別ウインドウで開きます)

①水色に塗っている「文化・教育」に関する歴史

少なくとも一度も出題されなかった年はありません。大半の日程で出題されています。ここ5年間では2019年以外の4か年、教育史も出題されています。

②オレンジ色に塗ってある「社会・経済・産業・交通・交易」に関する歴史

政治史よりも経済・産業といった一般庶民に直結する歴史を大切にする傾向があります。

ここ2年は特に文化史の比率が上がってきているように見えますので、日本史選択者は、文化史を大切にしておきましょう。

【関関同立即日分析「総まとめ」シリーズ】関西大学 国語の出題傾向

2022年3月1日 火曜日

先月1日から連日発信した「関関同立即日分析」をまとめてみました。今日は関西大学の国語についてです。因みにこの「即日分析」は翌日の受験に対する情報提供という意味もありますので、最終日は行っておりません。従ってこの表にはありませんのでご了承ください。

さて、実は毎日関西大学の国語の入試問題に目を通しているときに「違和感」を感じていたのですが、まとめてみるとその違和感の正体がわかりました。(画像を拡大しなくても雰囲気が感じられるように現代文の「社会科学」に水色、「人文科学」にオレンジ色、「自然科学」に黄色、古文の源氏物語に「緑色」を塗っています)(画像クリックで別ウインドウで開きます)

①古文で「源氏物語」が復活

例年、関西大学では全日程の1日は「源氏物語」が出題されるのですが、2020年度には2回出題され、2021年度には出題がありませんでした(最終日は表にはありませんが、「落窪物語」でした。)しかし、今年は復活、しかも2回。源氏物語の知識がある程度なければ難易度は高くなります。

②論説文で人文科学の内容が激減

哲学的内容や、文化論といった人文科学的な内容が多い関西大学の現代文ですが、2019年から減少が始まり、今年は2回だけでした。特に今年は法学部の先生が作った?と思われる社会科学に関する出題もありましたので、それなりの心構えが必要になりそうです。

というわけで、次年度以降の受験生はこの傾向を見て、対策を考えましょう。

同志社大学 2月9日出題内容

2022年2月9日 水曜日
2月9日
英語 
1長文(アメリカ大陸における先住民族とフランス人の共生関係)
2長文(天文学の進歩に貢献する”人の力”)
3会話文(日本文化と桜)
国語 
1評論文(松村淳「建築家として生きる―職業としての建築家の社会学―」)記述あり(40字以内)
2古文(日野屋半兵衛「仮名本朝孝子伝」江戸時代の文章)記述あり(30字以内)
日本史
1史料問題(A)「令義解-戸令」(B)「類聚符宣抄」(C)「小右記」藤原実資(D)「愚管抄」慈円(E)「梅松論」
2史料問題(1)「西洋新聞」平凡社(2)「養生訓」貝原益軒(3)「武道伝来記 巻二『命とらるゝ人魚の海』」井原西鶴
3(1)日清戦争~日露戦争(2)第一次世界大戦~満州事変(3)日中戦争~日中平和友好条約
世界史
1キリスト教史
2中国史(隋・唐)
3植民地の独立運動
政治・経済
1日本国憲法(平等権、国民の権利及び義務)と人種差別撤廃条約、労働法、男女共同政治参画推進法)やや難
2需要と供給、金融市場(難)
3第二次世界大戦後の国際社会と国際機構の発展
文系数学
1場合の数、恒等式、図形の性質、三角関数
2積分(絶対値を含む)
3平面ベクトル

本日政治・経済で受験した皆さん、結構難しく計算も多い問題、お疲れ様でした。日本史はがっつり資料問題が出ました。日によってその割合が変わるのが同志社らしいです。さて、同志社の即日分析も今日で最後です。お付き合いくださった受験生の皆さん、お疲れ様でした。いい知らせが来ることを祈っております。

立命館大学 2月9日出題内容

2022年2月9日 水曜日
2月9日
英語(センター併用)
1長文(音読がいまだに重要な理由)
2長文(イカの認知能力について)
3会話文(古い家の塗装方法、研究課題に取り組む方法)
4文法 語法(空所補充)
5文法 語法(空所補充)
国語 
1評論文(田中優子「苦海・浄土・日本」)
2評論文(田上孝一「はじめての動物倫理学」)
英語(国際関係学部 IR方式)
1長文(IMFのプログラムを実行できない国が多いわけ)日本語記述5題あり(字数制限なし)
2長文(企業活動と人権侵害) 英語記述5題あり
(1)30words前後(2)30words前後(3)25words前後(4)25words前後(5)30words前後

IR方式の英語はさすが、歯ごたえありです。やはり記述になると難易度が上がりますね。さて、今年の立命館の即日分析も今日で最後です。今まで受験してきた皆さん、お疲れ様でした。明日の日程が残っている受験生の皆さん、最後まで頑張りましょう。

同志社大学 2月8日出題内容

2022年2月8日 火曜日
2月8日
英語 
1長文(封印された古い手紙を現代の科学技術で解読する)
2長文(統計分析に大切な姿勢~紅茶の淹れ方で生じる味の違い~)
3会話文(ある写真家の作品について)
国語
1評論文(白戸圭一「はじめてのニュース・リテラシー」)記述あり(40字以内)
2古文(隆円「文机談」:鎌倉後期の音楽説話集 「大鏡」のように尼と老人が対談する形式)記述あり(30字以内)
日本史
1平安(古代貴族文化史)
2戦国時代(戦国大名の権力争い)
3(1)明治ナショナリズム思想史(2)明治教育史とナショナリズム(3)人物史:柳田国男(明治~大正の民俗学者 著書に『蝸牛考』など)(4)昭和初期文学史、史料問題(橋川文三編「近代日本思想大系36 昭和史思想集Ⅱ」)
世界史
1古代ローマ・ビザンツ帝国
2イスラム世界 古代史
3西ヨーロッパ 近世(神聖ローマ帝国・スペイン・オーストリア・フランス)
政治・経済
1金融法、株式会社、消費者保護
2現代日本貿易史(’70~’10)
3日本の農業と農業関連法
文系数学
1整数の性質、確率、空間ベクトルと球
2漸化式、対数
3三角関数

本日の同志社の英語、こちらも主題がつかみにくい素材文でした。今日の世界史は西洋史に偏っていました。同志社の神学部でイスラム教を研究している先生もいらっしゃいますので、イスラム世界も要注意ですね。明後日が最終日ですので、即日分析は明日が最終日となります。