大和大学にお邪魔してきました

2016年7月4日 月曜日

大和大学は3年前に開学した新しい大学です。大阪府吹田市、JR吹田駅から徒歩7分のところにあります。奈良の西大和学園の創設者・理事長が学長として開学したという学校です。当初は教育学部・保健医療学部2学部としてスタートしました。今年から政治経済学部が開設され、通学する大学生も増えてきて、近くにカフェができるなど大学周辺は次第ににぎやかになってきました。

まず保健医療学部のフロアにお邪魔しました。まるで大病院のようです。実習用のベッドがずらりと並んでいます。しかし、よく見ると1種類ではありません。これは実際に実習や就職で病院現場に行ったときに古いものから新しいもの、メーカーが違うものなどさまざまなものを扱うことになるわけですが、その時に戸惑わないように、電動式と手動式など違う方式のものをそろえているそうです。

 

人形が戸棚で寝ています。この人形、ただ人の形をしたものではなく、心音や脈拍などを再現する機能がついているそうです。コンピューター制御であえて異常な脈拍などを再現することができるという高級品で、1体でマンションの一室が買えるほどの値段だそうです。

 

この大学では助産師の資格を取ることもできます。ここは赤ちゃんの沐浴実習のための部屋です。赤ちゃん用お風呂の上に鏡がついていますが、これは実習生が後ろから実演者の手元を見るためのものですが、お湯の湯気でも曇らないようにヒーターが入っているという特殊なものだそうです。

 

こちらは理学療法の実習のための部屋です。マッサージ用のベッドが並んでいます。患部を温めるための機械もありましたが、これまた最新型から旧型まで3種類用意されています。即戦力養成に対するこだわりが感じられます。

 

こちらは在宅看護・介護のための実習室です。一般家屋を模した設備があります。同じようなものは森ノ宮医療大学でも見ましたが、ここの面白いところは和室に炉が切られているところです。どうやら茶道のサークルも利用しているようです。

言語聴覚専攻のための実習室です。防音室と聴力検査の機器がそろっています。

 

さて、教育学のフロアにお邪魔しました。大和大学教育学部では中学校・高校・特別支援のみならず、幼稚園・小学校の一種免許も取得できるコースが設置されています。したがってピアノを練習する個室が30近く並んでいます。運営は生徒の自治に任されているそうですが、授業の空き時間でしょうか、多くのブースでひたすら練習に取り組む学生の姿が見られました。

 

グランドが狭いと感じましたが、新たな理系学部創設に合わせて今後校地をさらに拡張する計画があるらしく、さらなる設備の充実も期待できます。近くに見える関西大学のような大きな大学になる日も近いと感じました。