大阪の私立中学校 入学者数

2018年5月2日 水曜日

大阪府の私立中学校と中等教育学校の入学者数が確定しました。

大阪府下62校合計では定員7838名のところ7190名と91.7%の充足率となっています。学校別に見ますと、募集定員を満たしたのは24校 4割弱の学校が定員を充足したことになります。そこで、駸々堂模試偏差50前後の18校を選んで充足率を調べてみました。すると、なんと大学附属、係属系の学校が充足率100%以上10校のうち9校を占めています。2020年大学入試改革の先行き不透明感から、大学付属系の人気が高まっているという意見もありますが、常翔学園、近畿大学附属、追手門大手前は、大学への内部進学を期待してというより、高大連携の多彩な教育プログラムや進学実績が評価されて受験生を集めたといえるでしょう。帝塚山学院や樟蔭のように、女子教育に特化した特色のあるコースが人気を集めているところもあります。いずれもこれらの学校は安定した人気を誇っている学校だといえるでしょう。一方、ランクインの中では唯一大学を併設していない履正社学園豊中は、新校舎が完成し、参加できる部活動も増えるなど、ハード、ソフト両面の改革が進んでいます。今後、こちらにも注目が集まっていくことでしょう。

 

さて、明日から連休に入りますので、このブログも4日間休載となります。また5月7日からよろしくお願い申し上げます。