建国中学校・高等学校にお邪魔してきました(その1)

2021年6月24日 木曜日

大阪市住吉区、南海高野線の我孫子前駅の南東には、大阪市立大和川中学校、浪速高等学校・中学校大阪市立大学の杉本町キャンパスなど、学校が多い地域なのですが、そのど真ん中に建国幼稚園、小学校、中学校、高等学校があります。高校の1学年は40~50名ほどのこじんまりした学校です。韓国の方が中心になって設立した学校という事で、民族系の学校だと思われているかも知れませんが、実は高校生の54%は日本国籍、在日の韓国籍が30%だそうですので、合計84%は日本語を母語としている生徒で占められています。残り16%は韓国、中国、英語圏などだそうです。

授業を見せていただきました。なんと中国語の授業です。映像を見ながら中国の伝統文化と共に、文法を学ぶという、いきなり本格的な授業です。中国語は選択制だそうですが、ネイティブの中国の先生が2名常勤でいらっしゃるそうです。

こちらはゲーム形式で単語テストがオンラインで行われています。新高1・新中1は全員Chrome Bookを購入、2年、3年生は学校から貸与されているとの事で、この授業でも活用されています。ICTが進んでいるという事で、例年なら年間30日程度の海外研修も、コロナ禍のこの1年は海外の学校とのオンラインでの交流を行うことができたそうです。(続く)